よみがえる悪夢
mixi内で「自分の書いたcgiが、利用規約無視の著作権表示抹消状態で使用されているのを発見」という相談というか報告。件のフォームを見ると、確かにソースにはその人が著作権者である旨の記載があり、不法改造は明瞭。
それでフト思い出したのがニフティサーブ時代の著作権トラブル。ニフティに対して「バイオフォーラムのライブラリにある日本語変換用辞書は当社の製品のパクリの疑い」というクレームがあり、調べてみると相手の言う通り動かぬ証拠が。
ところが登録者に質してみると、なんと別フォーラムにあった「フリーの辞書」を活用したものだと言う。結果的に著作権侵害はしているものの善意の第三者。その先はニフティと当該フォーラムのマネジャーに委ねたので仔細は覚えていないが、世の中には図々しい、困った人もいるものだ。それ以上に恐いのは、「フリーです。みんなで活用してください」と提供されたものもうかうかと信用できないという、会員相互の信頼に影が差したこと。
世紀が変わった今では「ウソをウソと見抜けない人は」と公然と語られる時代。そういえば、話は少し違うが、ベクターに長年登録されていたソフトに作者によってトロイの木馬がしこまれていることがわかって騒ぎになったのは昨年の事だったか。こうなると何を信じて良いのやら。
とりあえず件のcgi作者には、最初から喧嘩腰に臨んで振り上げた拳のやり場に困る事がないよう忠告した。
| 固定リンク
コメント