シンポジウム「ポスト・ビッグファーマ時代へ」
シンポジウムの案内をもらった。面白そうなので許可を得て転載。
マーシャ・エンジェル著『ビッグ・ファーマ:製薬会社の真実』 邦訳刊行記念シンポジウム ポスト・ビッグファーマ時代へ−危機に瀕する医学研究と製薬ビジネスの将来−主催:篠原出版新社
『ニューイングランド医学雑誌』(NEJM)前編集長マーシャ・エンジェル氏の著書『製薬会社の真実』(原題:The Truth about the drug companies)は、世界中に激震を走らせている。「患者中心の医療」実現の手段としての「エビデンスに基づく医療(EBM)」が普及して久しいが、そのエビデンス自体が、世界をリードするアメリカ製薬業界のマーケティング戦略によって歪められてしまっていることを、世界中の一流医学雑誌編集長らが警告し始めているのである。その筆頭が、エンジェル氏である。巨大製薬企業の支配する医学研究の信頼性は地に堕ちてしまった。
では、医療提供者は、患者は、何を信じればよいのか? 日本の製薬業界に未来はあるのか? 医薬ジャーナリズムは何を伝えるべきなのか?
わが国では、きらびやかにバイオ・ビジネスの成果が報じられる一方、医療費削減へと大きく舵が切られ、混合診療解禁、医薬品の自由価格化、産学連携など、アメリカ型の医療制度が導入されつつある。「ビッグ・ファーマ」の手の内が明かされてしまった今日、日本の製薬企業と、医療提供者、患者、そして医薬ジャーナリズムの、より良き関係を創りあげるため、「ポスト・ビッグファーマ時代」の医薬品戦略を語り合う企画としたい。日 時:2006年1月29日(日)14:00〜〜17:00(受付開始13:30)
会 場:東京ガーデンパレス 2階「錦の間」(定員100名)
(東京都文京区湯島1-7-5 TEL:03-3813-6211 )主な内容
●基調講演:福島 雅典 氏(京都大学医学部教授)
●特別講演:
「日本の製薬産業の現状と課題」
山辺日出男氏(日本製薬工業協会 専務理事)
●パネルディスカッション:
「日本の製薬企業:本当のところはどうなのか?」
福島氏と山辺氏との対話
●監訳者からのプレゼンテーション
「ポスト・ビッグファーマの医薬品戦略とジャーナリズム」
栗原千絵子(監訳者、コントローラー委員会、科学技術文明研究所)
「用薬の妙:いのちを活かす薬・こころに沁みる薬」
斉尾武郎(監訳者、フジ虎ノ門健康増進センター)・参加費:1,000円
・参加申込:メール(info@shinoharashinsha.co.jp)か、
FAX(03-3816-5314)にて、
1月20日(金)までにお願いいたします。*本シンポジウムの記録は、篠原出版新社『患者のための医療』に掲載される予定です。
会場からの発言は、匿名(本人の承諾あれば実名)で掲載される可能性があります。連絡先:〒113-0034 東京都文京区湯島2-4-9 MDビル
株式会社 篠原出版新社 電話 03-3816-5311 FAX 03-3816-5314
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