2015/04/22

故人への選挙はがき

統一地方選後半戦が始まった。そして例によって亡父宛に選挙はがき(ご支持お願いしますとか○○候補を推薦しますとか)が届きだした。昨年の衆院選の際にも届いたので、Facebookアカウント宛にメッセージを送ったが梨の礫で、その候補者の評価が小豆相場のように暴落したものだが、また都度連絡をしなければならないかと考えると疲れを覚える。

うちのように十年以上前に物故していると「いつの名簿を使ってるんだ。少しは情報を更新しろ、この××(公序良俗に反する罵り言葉)」で済むけれど、亡くなられてから日の浅い遺族に届いたらどうだろうか? 「まだ世の中から忘れられてはいない」と喜ぶか?(夭逝した子が学齢に達する頃に各種DMが届き、親に死児の齢を思い出させるような酷い事例は実際にあるが、中には「あの子が生きていた証」と受け取る例もないわけではないらしい。) 「○○さんを応援していたなぁ。では遺志を引き継いで」となるか? 楽観的すぎると思う。

てなことを顔本に書いたら、携帯電話会社の事例(契約者が死亡したことを確認できる書類を添えて解約したのに、その後「新機種のご案内」の類が送られてきた)がコメントとして寄せられ、いらついている人は多い手応え。以前は、情報化の進展と共にプライバシーが失われて、死んだ翌日に葬儀社の案内が届くのでは?などと心配されたものだが(Gmailサービスが始まる際、「訃報に葬儀社の広告が出ることはない」とG社はわざわざ説明した記憶が)、現実には情報を最新に保つことすらできない状況。的確すぎるrecommendも見透かされているようで気味悪いが、旧い情報がいつまでも漂い続けるというのも困りものだ。ツールはどんどん便利になっているのに使いこなせていない...そう、まるでイサドラ・ダンカンとバーナード・ショーの間のできの悪い子供のような(ダンカンの頭脳にショーの肉体)

さて、情報更新を促すために「受取拒否」にして突き返した方がよろしいか?


たまたまその陣営から電話がかかってきたので、(2枚届いたことは伏せて)故人へ郵送することへの見解をねっとりと求めたところ、末端運動員では手に余ったようで事務所の偉い人に回された。改めて事情を説明したところ、ハガキにその旨を記載して送り返して、つまり受取拒否の手続きをして欲しいとの回答をいただいた。ちなみにその電話をかけるのに使った名簿も載っていたのは亡父の名前。

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2010/04/19

チェーンメールとRT

しばらくTwitterをやっていて気になる現象がある。RT(リツイート)だ。

Twitterのヘルプではリツイートは以下のように説明されている。

「リツイート」は、あるユーザーが投稿した好きな情報を再投稿し、みんなに広めたいときに使います。 投稿の「リツイート」ボタンをクリックすることでその投稿が、自分をフォローしているユーザーのタイムライン(画面)に表示されます。

※この「リツイート」では、自分のコメントを追加することはできません。

Hootsuiteなどのウェブクライアントを使うとリツイートする際にコメントを付加できる。たとえば「この意見に賛成」あるいは「バカ発見」と。しかし素のブラウザで実行すると元のツイート(原義は「さえずり」、日本では「つぶやき」と訳された140字の投稿)の冒頭に「RT」と付加されたものだけが再投稿される。

メールで言えば転送である(佐々木俊尚『電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)』の冒頭に引用されている通り、昔はe-mail(電子メール)と区別していたが今ではmailといえば電子メールを意味する)。そして転送メールの徒花がチェーンメール。

チェーンメールと言っても「なにそれ? 食べられるの?」という人も増えたようなので、まずここから解説。

中年以上には「不幸の手紙」のメール版といえばお分かりになろう。「この手紙を受け取ったら、×人に同じ文面で送ること」というアレである。人数は5人とか10人とか(郵便料金の値上げに伴って変化したことだろう)。送らなかったら不幸になるぞ、という脅し付きだったので「不幸の手紙」。

これが電子メールの時代になると、転送には手間も金もかからなくなったので「できるだけ多くの人に転送してください」となった。また「新種のコンピュータウイルスが流行しています」「コンピュータウイルスへの対策はこうです」「手術用の血液が不足しています。助けてください」など、転送するのは良いことだ、人のためになると誤認させる内容になってきた(もちろんほとんどの内容はデタラメで、嘘の「ウイルス除去操作」を実行してPCが動かなくなった例も)。

Wikipedia日本語版の解説(2010年4月3日 13:46 (UTC))では、多数の人への転送を促せばチェーンメールだとしているが、それだけではチェーンメールにはならないと考えている。

1.情報の発信源(責任者)が明確で裏付けがとれるか
チェーンメールの大きな特徴は、情報の出所(=責任の所在)が不明確なこと。典型的なのは「友達がその友達から聞いた」。「新種のコンピュータウイルス」では、IBMなどの名前が出されたが、IBMのウェブサイトで確認することはできない。逆にいえば、そのメール以外でも確認がとれる情報ならチェーンメールではない(「被災地で紙おむつが不足しています」はチェーンメールになるが「赤十字のサイトで被災地で必要な物資を確認しましょう」を転送してもチェーンメールではない)。

2.情報の有効期限は明白か
「××病院で○型の血液が不足」のような話が典型で、発信日も手術予定日も不明確。そのため数年前のメールが漂っているようだ。年月日が明記してあれば古い情報か新しい情報か判断できる(悪意のある人間が操作しない限り)。本当に血液が必要な場合なら、「*年*月*日(曜日)までに」と明記することで野放図な拡散を防止できる。(脱線するけれど、ビジネスの世界ですら、この年月日の明記が疎かなのは呆れるばかり。たとえばウェブページに最終更新日が明記されていないのは珍しくない。)

つまり「いつ、誰が言い出したか明確でない話(したがって責任の所在も不明)を、どんどん広めてね」の3つがチェーンメールの条件。

残念なことに、発端は善意のメールなのに、無責任な転送でチェーンメール化することがある。転送をする人はその結果についての責任を負う覚悟をしてほしい。「善意だから」「有用だと思ったから」は言い訳にならない。

チェーンメールはなぜいけないか


「チェーンメールがどういうものか分かったけれど、それの何がいけないの?」「嘘の情報を流すのは悪いけれど、良い話を転送するのは構わないんじゃない?」という人もいるだろう。

理由は3つ。
まず、デマ(流言飛語)に対する抵抗力が落ちる。嘘ばっかり聞かされていると、騙されにくくなるという見方もできるが、周りの人がみんな言い出したことに「それはおかしい」というのは、実は非常に難しい。だからデマを流布させてはいけない。そのためには「ちょっと良い話」であろうが「バトン」であろうが、転送する前によく考える習慣が必要。相手を選んで、不必要な拡散を防ぐ手段を講じていれば、転送上等だ。正確な情報を、必要な期間、適切な範囲に流すならばチェーンメールと非難されることはない。

次に、ネットワークに負荷をかけ、サーバーを圧迫し、検索の精度を下げる。「できるだけ沢山の知り合いに転送」するのはネズミ算なのだ(ネズミ算を知らない人は、マルチ商法なんかに引っかかって借金を作り友達をなくし親類から義絶される前に自力でお勉強しましょう)。

三番目。そういうチェーンメールを転送すれば、あなたに対するまともな人たちの評価は低下します。受け取った人が「これで20通目(うんざり)」「この話はもう解決済み(ウンザリ)」「私にどうしろと?」と嫌がって、つまりスパム(spam;迷惑メール)扱いしていなくても、あなたは立派なスパマーです。その他にもいろいろとありがたくない称号を奉られることでしょう。いわく「情報通気取り」「はしゃいでいる初心者」「無免許運転」「ジョージャク」...


リツイートとチェーンメール


で、ようやくリツイートに戻る。

リツイート好きのフォロー相手が、集中的なリツイートをしたとき
複数のフォロー相手が、同じツイートをリツイートしたとき
ハッシュタグ付きのツイートがそのままリツイートされたとき

鬱陶しいなぁと感じた。まるでチェーンメール。中には教えてもらってありがたいツイートもあるし、賛同表明が心強いリツイートもある。また140字の応酬で話がそれ気味になった時に、第三者が元のツイートをリツイートすれば軌道修正に役に立つ。そういうメリットもあるのだが...

あるハッシュタグ(フォローの有無に関係なくツイートを閲覧するための検索目印)を追っていて、同じツイートが繰り返し、かつ集中的にリツイートされているのに遭遇すると、本当に読みにくい。なんのためのハッシュタグなのか。これにはテーマ別のメーリングリストにチェーンメールをマルチポストされたような憤りを感じる。しかも(仕様上やむを得ないとはいえ)「同意上げ」なのか「晒し上げ」なのかはっきりしないし、中には野次的なリツイートもあるようだ。ちなみにそこでは私のツイートも51人にリツイートされているけれど、正直そんなメルクマールになるような内容ではない(参考にはなる)。リツイートの際にハッシュタグは自動的に削除されるか、無効化(タグの告知には使えるが検索はされない)してくれればと願う次第。手動であれば、#の前の1バイトスペースを削除すれば拾われなくなる。

もちろんハッシュタグがついていなかったものにタグをつけてリツイートするのは、内容がふさわしければ好ましい行為。

ネットの噂とリツイート


さらに今日(2010/4/19)、Twitter内のストーカーに注意を促すリツイートを受け取った。女性と見るとP2Pのチャットに誘い、断ると誹謗中傷のツイートを垂れ流す云々。調べてみると、オリジナルは約12時間前で、すでに100人以上がリツイートしている。しかもリツイートのリツイートもある。連鎖反応(chain reaction)を起こしているのだ。

ツイッターの場合、フォローしていなくても、ユーザー名が分かればその人のツイートは誰でも確認できる。発信者は「当該アカウントを知りたい方は、俺がフォローしているリストをご覧ください。」というが、1005人(14:51現在)もいる。(仮にそのアカウントを確認できたとして、自作自演でないという保証もない)

ここで問題を切り分ける。
「事実を確認できない噂、あるいは悪意のある個人攻撃」の場合と「被害は事実」の場合。前者の場合は簡単だ。広めてはいけない都市伝説と切り捨てることができる。リツイート禁止。では、後者なら?

「本当だったらリツイートしても良い、いやリツイートすべき」と考える人もいるだろう。でもね、そのリツイートでどんな効果を期待しています? ストーカーに気をつけましょう? 具体的に、どうやって気をつけるのか。分かっているなら、それをツイートすべきではないか。たとえば「フォローは慎重に」とか「0.1%に紛れ込ませて無視する」とか。


ネットで自分の名前を検索したことのある人の多くは、思わぬところで名前が挙がっているのに驚く経験をお持ちだろう。中には不本意な誹謗中傷を受けていることも。だが虚実を問わず事実を挙げられている場合は別として、いちいち評判に食って掛かる必要はない。そんなことをすれば「痛い人」としてさらに祭られる危険すらある。また「おかしい人」から「おかしい」と罵られたら、それは「おかしくはない」という勲章みたいなもの。気にしないで放置すればよろしい(信用調査をされていて変な評判があると困るなど気になる事情がある人は、たとえばgoogle アラートで自分の名前を提起定期検索すると良い)。

つまり「ストーカーみたいなのがいます」という注意は流してもほとんど意味がない。悪口を垂れ流す以上の悪さはできないし、それを止める手段がない(悪口の程度によっては名誉毀損などで訴えることも理論上は可能だが)。そんなものは無視しても大丈夫。レアケースを心配しだせばきりがない。

ただ、昔は「ネットで態度のでかい奴も、会ってみるとおとなしい」と言われていたが(ネット弁慶)、西鉄バスジャック事件や秋葉原無差別殺傷事件のような例もあるので、リアルでの遭遇には気をつけたい。もっともTwitter上で「隙」を感じさせるようであれば、身近な野獣に狙われていることだろう。敵は本能寺にあり。

ちなみにリツイートは重ねるたびに中継者情報が付加されるので、140字を越えた分から末尾が削られて情報の欠落が起きる。自分の名前が付加されて肝心の部分が欠落するのも気付かずにリツイートする人も多いだろうな。ほんと無駄。

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2008/11/27

朝日サイトに攻撃

朝日新聞の求人ウェブが攻撃を受けたとして、閉鎖されている。

通報者(の一人)は私。

送ったメール。

***
http://www.asahi.com/job/ から「研究開発・技術開発系」を選択すると「このサイトに移動すると、コンピュータに危害が加えられる可能性があります」という警告画面が表示される。

「開こうとしているウェブサイトには、マルウェアが含まれているようです。マルウェアとは、コンピュータに危害を加えたり、所有者の同意なくコンピュータを遠隔操作する悪質なソフトウェアです。マルウェアが含まれているサイトにアクセスするだけで感染する可能性があります。

このサイトまたはこのサイトの一部で見つかった問題の詳細については、c.8e9.netに関するGoogle Safe Browsing 診断ページをご覧ください。」


その下の「Web系」では問題ない。

乗っ取られてマルウェアを埋め込まれたのなら当然大問題ですが、誤警告を引き出すような何かがあるのも利用者にとっては迷惑な話です。ご確認ください。

***

これを送ったのが25日。午前中に「弊社システムに連絡をし、調査を開始致しました。」という返信が届き、午後には再現しなくなったので解決したのだと思っていた。

ところが昨日、CMSカンファレンスから帰ってくると「一時閉鎖し、詳細を調査中」「パソコンのウイルスチェックをして」というメール。サイトにアクセスしてみると「一時閉鎖」となっていた(この段階では臨時メンテナンスみたいな感じ)。

さらに今日になってみると「外部からの攻撃を受け」と具体的な記述に。

ところで当方のマシン、8月に旧機がダウンして買い替えてからセキュリティがおろそかになっている。これはいかんと取り急ぎシマンテックのセキュリティスキャンをかけたが診断できません、と(ルーターのこっち側だからかな?)。MacOSX10.5対応のデモ版はないみたいだし、どっしょうかぁ。

ところで件の警告ダイアログ、世の中には全部画像で、どこ(「No」でも)をクリックしようがダウンロードを始める悪質タイプもあるけれど、わざわざ「戻る」をクリックさせてダウンロードさせる手間をかける理由もないし、たぶん本物のダイヤログ。でもどこの何が危険性を検知したのだろう? Safariの機能? Google アカウントにログインしていたからGoogleだろうか(そういえばGoogle Safe Browsingを見ろと出ていたな)。ありがたいことはありがたいが、なんかGoogleにウェブ上の一挙手一投足を監視されている感じも。

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2008/11/03

規律は大切だ

メールとかインターネットとかを経験させていく過程には2種類ある。とにかく自由にやらせてみせる方法と、厳重に保護して規定通りに習得させる方法と。

世間では前者の方が受けが良い。だが、本当にそれが良い方法だろうか?

そんな議論の中でふと思い出したのが、ハシェクの小説『兵士シュヴェイクの冒険』に出てくる次の一節。記憶では規律の重要性を強調するのは将軍だったが、念のため岩波文庫(栗栖継 訳)を購入して確認したところ中尉だった。

しかし軍隊では規律というものが絶対に必要ですな。でないと、だれも人のいうことなんか聞かなくなりますからね。ぼくらの隊のマコヴェツ中尉は口癖のようにいつも言っていたものです。『このバカども、規律は絶対に必要なのだ。でなけりゃお前たちは猿のように木に登りかねないからな。お前たちは手のつけようのないバカどもだが、軍隊はお前たちをきっとまともな人間に仕上げるよ。そうだろう? なんなら想像してみるがいい。たとえばカレル広場の公園の木という木に、規律を失った兵士がひとりずつ登っている、という光景を! 何が心配といっても、わしにはこのことがいつもいちばん心配なのじゃ。』

もちろん、この中尉殿は揶揄されている。にもかかわらず、私には一面の真理があるように思えてならない。ろくな教育も受けずにパソコンやメールに慣れてきた人間が何をやらかすか、だいたい見当がつくし、実際に手を焼いてきたから。

幸いにも第一巻で見つかったが、残り三分冊をどうするかが課題。

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2008/10/29

センチメンタルバリア?

某MLで、未使用または使いかけのテレホンカード提供の依頼が流れてきた。

「転送歓迎」とあったので、チェーンメール化させる気かぁ!と熱くなりかけたものの、さわやかに注意。

それはさておき、死蔵しているカードがあったはず、と発掘してみた。ら、あった。

しかし、記念テレカばっかり。

「第63回日本生化学会大会」(1990) ←バブル時代を象徴?
「第67回日本生化学会大会」(1994)
「会員200万人突破記念」(1996) ←NIFTY-Serve(現在の@nifty)
Teleca_biochem
Teleca_nifty

なんと「細胞工学」のテレカまであるよ。読者アンケートの謝礼用だったかな。
Teleca_saibo

もう何年か取っておいたらプレミア価格がつくだろうか? と言いつつ、実は過去の思い出との結びつきが強くて手放しかねている。


また「わが家に初めての赤ちゃん誕生!」なんてのも。さすがにこれ、個人情報が書き込んであるから提供はできないわな。

しゃーない、金券ショップで代わりを買っていこう。

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2007/10/09

コメント・トラックバックを承認制に

スパムコメント&トラックバックが著しいので、一時的にコメントとトラックバックを「承認後公開」にしました。

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2006/08/12

ゼロディ攻撃って

OSやアプリケーションにセキュリティホールが見つかり、対策ソフト(修正パッチ)が公表される前に攻撃されるのがゼロディ攻撃。修正のリリース第一日の前だから。更新定義ファイルがリリースされる前の新型ウイルスもこれ。いずれも検知できない、予防できない、駆除できないという嫌な代物。

それゆえセキュリティアップデートやウイルス対策ソフトの更新をどんなに真面目にやっていても防げない被害は発生する(これを口実に対策をさぼろうとする手合い−−シートベルトをしても事故は防げない、煙草を吸っても吸わなくても人は死ぬ、の同類−−も管理者の頭痛の種)。

だから被害は不可避を前提に対策を立てる必要があるわけだが、それを納得してもらうためにもゼロディ攻撃の理解は必要。

ところが日経IT Proの腕試しで、実に43%もの人が誤答している。こりゃなんとしたことか。回答者は自他ともに認めるITのプロの筈。

もっとも内訳を見ると、31%の人は「ベンダーがセキュリティ・ホールを修正するパッチが提供されるまでの間に攻撃される」を選んでしまっている。つまり「間違っているものはどれでしょう?」が問われているのに正しい答えを選択してしまったようだ。最初の選択肢が見え見えの誤りで、その次だったので脊髄反射でチェックして回答ボタンを押してしまったのだろう。不注意だなぁ。

人の事は言えませんけどね。f(^^;

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2006/07/28

インターネットにおけるルール&マナー検定2006下期

インターネット協会による「インターネットにおけるルール&マナー検定2006下期」が始まっていました。早速挑戦。

あなたのスコア:96スコア
スコアの評価:あなたは、インターネットについて職場や教育現場で指導的な役割を担う人として必要なルールとマナーの知識を身につけています。
モラル (5問中):5問(正答率:100%)
マナー (30問中):30問(正答率:100%)
ルール (30問中):28問(正答率:93%)
安全利用 (30問中):28問(正答率:93%)
スキル (5問中):5問(正答率:100%)


公的個人認証サービスの公開鍵証明書
「証明書の発行受付は市町村で行いますが、公開鍵証明書の発行は都道府県という役割分担になっている」
あれってWindowsでしか使えないから興味なし。
クーリングオフ
長期間におよぶ高額のサービス契約はクーリングオフの対象。
スパイウェア
「通常のウィルス対策ソフトでは活動を防ぐことはできませんが、ウィルス対策ソフトの中には、スパイウェア対策機能を備えたものもあります。」 ぉぃぉぃ、たしかに論理学上は「ウィルス対策ソフトで防ぐことができる。」は「すべてのウイルス対策ソフトで」を意味するが、今やメジャーな市販ウイルス対策ソフトなら防ぐ事ができるのだから、○で良いのではないか。
また「スパイウェアはウィルスではないので、ウィルスのように感染・拡大することはありません。」とあるが、ウイルスのなかにはスパイウェア機能を持つものがあるのだから、感染しないとは言い切れないだろう。
メールフィルタリングソフトの機能(誤った記述を選べ)
前回に引き続いて正しい機能を選んでしまった。なんたる不注意。orz

スパイウェアについては納得行かないのでアンケートでクレーム。


現在、メジャーな市販ウイルス対策ソフトはスパイウエア対策が可能ですから「通常のウィルス対策ソフトでは活動を防ぐことはできません」は2006年下期としては不適切と考えます。

またスパイウェア機能を持つワーム/トロイの木馬もあるので「感染・拡大することはありません。」と言い切るのもどうかと思われます。

しまった、「携帯電話からインターネットを始めた人たち向けの内容を充実させて」を忘れた。もう一回受けてみるか。

アクセシビリティについての「間違った記述」例として「画像はまったく使わず、新しい技術も利用しないようにする。」とあったのには苦笑。今でもそう勘違いしている人は...いるだろうな。

インターネット利用アドバイザーについては引き続き見送り。

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2006/05/17

ウイルス対策ソフトを導入しても

日経IT Pro SMB(中堅中小企業)の Q&A:ウイルス対策ソフトを導入しても感染する原因は?にコメントを記入。

全ドライブの予約スキャンは実際的でない。業務に影響が出ないよう「金曜17時から」にセットすると「終わるまで帰れない」「急いでいるから残業しているのに仕事にならない」という苦情必至(昼休みなら前者は解決)。スキャンは常駐させる前に一回やれば、パターンアップが正常に行われている限り行う必要はないと考える。

ウイルス対策ソフトと定義ファイルが最新でも防げない場合がある。まず、対応する定義ファイルがリリースされていない最新のウイルスは検出も駆除もできない(0day攻撃)。また派手な活動を行わないものは対策ソフトメーカーの目に留まらないので対応されない。

ウイルスはセキュリティホールを衝くものが多いので、システムおよびアプリはなるべくバージョンアップする(最低限セキュリティパッチが出たら当てる)。これが基本。ウイルス対策ソフトはその次。0 day攻撃に備えて「必要でかつ安全と確信できたファイルのみ正当に利用する」(「怪しいファイルは開かない」は「怪しい」を適切に判断できないから無意味)を徹底する。それでも防ぎきれないのがウイルスなのですよ。だからデータバックアップは必須。

字数制限で省いたけれど、トロイの木馬が組み込まれたソフトが2年間以上も有名ダウンロードサイトで公開されていた例がある。これは作者が不正利用を発見するために仕掛けたもの(世界最初のコンピュータウイルスも不正コピーに腹を立てたプログラマによって作られたというのを思い出す)。それで当初「安全と確信できたファイルのみ開く」としてあったのを正当に利用すると変更。

巷間「怪しいファイルは触らない」が心得として語られているが、「怪しい」を見抜く力は一朝一夕には養われない(身に付いた人はそれを忘れがち)。また下手に勘違いされて、全うなファイルを捨てられる危険もある。逆にいま話題のWinnyなんて、ほとんどが「怪しいファイル」を求めているのだから、開くなといっても無理がある。

「安全と確信できるファイル」とすることで利用者に能動的な判断を求められる。また送り手も誤解を受けないように、件名をちゃんと書く要件もちゃんと書く(「添付ファイルをご覧下さい」は×)、添付ファイルの名前も本文に書くといったことを守るようになるだろう(できれば「添付ファイルは××のバージョン××でウイルス検査済み」とダウンロードサイト並の注意も記入してほしい)。

思えば昔(といっても10年経ってない)は、「知らない人から送られたファイル」が怪しいファイルだった。ところが送信者詐称ウイルスでこれがパー。また日本では「英語(または他の外国語)のメールは要注意」だった。これも日本語タイトルのものが現れてパー。「実行ファイルは危険」に至っては「実行ファイルってなんですか? 拡張子ってなんですか?」というユーザの前に崩れ去る。おまけにjpegウイルスなんてものまで現れて。かと思うとgoodtimesとかpenpal greeting!とかの類を信じてチェーンメールばらまく人もいるし(「テキストだけでうつるウイルスは無い」と言い切れた時代が懐かしい)。


最近の自動車はABSとか衝突予防システムとか積んでいるけれど、それでも公道を運転するには免許が必要な訳で、PCも素人への野放しは考え直した方がよろしいんじゃないでしょうか。AT限定で良いから免許を取れと。

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2006/04/30

spamフィルターもお手上げ?の偽装メール

@niftyのフィルター(迷惑メールフォルダー)をすり抜けて受信箱へこんなメールが。*は私のメールアドレス。

実在するSNSのリクエストメールを模されたらフィルタで弾くのは難しくなるな。ましてhttp://mixii.jp/list_request.plみたいにフィッシングされたら(iが一つ多い)、文面にもよるがほいほいクリックしてしまうのではないか。で、「ご入会ありがとうございました」とか。

もっとも「¥助・逆¥」なんて書いてあればふるい分けは容易か。

送信者はニフティ会員らしいのでウイルス・迷惑メールに関するお問い合わせから通報。こういう手合いは単に追放するだけじゃなくて、30年分の会費を収するくらいしても良いのでは無いだろうか。ねぇ、ニフティさんよ。

差出人:sns-webコミュニティー<sns_web???@infoseek.jp>
題名:*さんへ マイフレンドへの追加リクエスト
送信日時:Sun 04/30/2006 06:51:40 JST
宛先:*
Reply-to:sns???navi@tiger.livedoor.com

*さんへ
■コミュニティーより【マイフレンド】のお知らせです!!■

ジャスミンティー【のりこ】さんより、マイフレンドへの追加リクエストがありました。

メッセージ:
 こんにちわ、セフレ募集で写メ載せたのりこです。
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お互いが直接の友人としてマイフレンド一覧に追加されます。
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おっちょこちょいが踏まないよう一部隠蔽。URLにリファラーがついてないだけマシか。

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