2007/11/23

W-ZERO3を買う

放置状態のウィルコムのPHS契約を活用するためにadvanced/W-ZERO3[es]を購入した。

写真:シャープのPHS端末WS011SH

モバイルコンピューティングを始めたころの携帯電話は帯域幅9.6Kで、メールの送受信だけならともかくWeb閲覧には力不足。対するPHSは64Kで、家庭用ではあこがれのブロードバンド、ISDNと同等だった(20世紀の話です)。

そこでTwo LINK DATA対応の通話先限定の端末を購入し、それなりに利用した。

ところがこれ、PCカードタイプ。メインマシンがPowerBook G4になったら使えない。スリッパなんかも買ってみたが、やはり利便性は低下する。そんなこんなで使わなくなり、月額980円(税別)ということや長期割引が発生していたこともあってずるずると契約だけ引きずっていた(新規契約の方が優遇されるのにね)。

次のBluetooth対応携帯電話とPEG-UX50の組み合わせは順調だったが、タイマーが起動したらしくデータや設定が吹っ飛ぶ事故が相次ぎ、バッテリも弱ってデータ通信をするとたちまち電池切れするようになり、これも引退。

相方を失ったA5504Tでしばらく用を足していたが、親指入力はどうも性にあわない。

QWERTYキーボードと移動体通信と無線LAN。この「三船の才」を備えた小型端末は限られる。で、advanced/W-ZERO3[es]。惜しむらくはWindows mobileということだが、標準ブラウザがOperaなので我慢しよう。

1週間いじってみた感想。
○軽い
○シャツのポケットにも収まり携行性は抜群
○文字入力が楽
○通信費を気にしなければ大いに楽しめそう

一方で
●QWERTYキーボードのテンキーがプッシュホン配列なのは不可解
●華奢な感じ(特にキーボードのスライド)
●カーソルキーのスクロールが使いにくい
●QWERTYキーボードがやや小さく感じる(ただ、隣のキーを押すことは思ったより少ない)
●QWERTYキーボードを使う際にカメラのレンズカバーを触りやすい
●水晶体が固くなった身にはやや表示が小さい(メニューの字は拡大しない)
写真:小一時間問いつめたいキーボードのプッシュホン式数字配列

あと、さっそくSkypeを入れてみたが、なぜか「有効なPocket PCアプリケーションではありません」とインストールできない。

次の目標はこれにオーディオブックを入れて、通勤時間の有効活用。

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2006/10/30

結構しぶとい電池

携帯電話の充電をしようと思った。リチウムイオン電池にメモリ効果はないというが継ぎ足し充電はやっぱり良くないと言う人もいるし(真偽不詳)、良くないことがはっきりしている過充電を避けるためもあって、しっかり放電することにした。

※最近は純正の充電器を使っていれば過充電は防げると思うが。

さて、バッテリレベルが一つ減少していたので、あれこれいじってみた。するとアッと言う間に赤レベル。これだから油断がならない。

できるだけ課金が発生しないよう、LEDを点灯したり写真を撮ったりするが、なかなか音を上げない。やはり電気を食うのは電波を出す時だろうと言うので料金照会など無料メニューにアクセスしてみる。それでも落ちない。

着メロを最大音量で鳴らしてみる。バイブレータを動かしてみる。一向に平気。

今度は着信させてみる。この際だからとSkypeOutを使うことに(万一留守録が起動しても課金を最小限に抑える用心を兼ねて)。

面白いことに着信時に何やら番号が表示された。あれ、SkypeInサービスはまだのはずだが、と思いつつ折り返しかけてみると

「おかけになった番号はただ今使われておりません」

へー。正規でない使い方ができそうね。非通知や公衆電話からには出ない電話に身許を明かさずにかけるとか。

それはともかく、バッテリは一目盛りでまだがんばっている。そうか、パソコンのと違って根性があるのね。今まで「かけたらすぐ消耗するだろう」と注意していたが、これならそう神経質にならずとも良さそうだ。

さて、放電しながら調べてみると、継ぎ足し充電そのものは悪影響はなく、むしろ深放電の方がいけないと書かれているのを発見。そこはまた無慈悲にも、満充電は電池を傷めやすいので極力充電量を少なくしろとも。というわけでさっさと充電開始。

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2006/09/05

通信の秘密侵害に当たるのは

日経のIT Proには「腕試し」というクイズがある。8月29日のお題は「以下のケースのうち,「通信の秘密」を侵害しているとして問題となるのはどれでしょうか」。

四択のうちそれらしいのは冒頭の二つ。
1. プロバイダがネットワークの安定運用の目的で,P2Pファイル共有ソフトの通信を識別してトラフィックを絞るためにパケットの中身を解析すること
2. 企業のネットワーク管理者が情報漏えいを防止するために,従業員の許可なくメールの中身をチェックすること

今春、NTT系ISPのぷららがWinnyの通信を遮断しようとしたところ、総務省から違法である(通信の秘密の侵害に当たる)可能性が高いと指摘されたのは記憶に新しいところ。

というわけで自然、1.を選んでしまったのであるが、正解は2.だという。

調べてみると、ぷららがストップをかけられたのは情報漏洩と流出情報の拡散を防止することを目的としたためで、それは本来の業務ではないと。まして遮断はやり過ぎということらしい。ちなみにぷららは一律全面遮断を止めて申し込み制にすることでクリア。

設問をよく読むと「プロバイダがネットワークの安定運用の目的で,P2Pファイル共有ソフトの通信を識別してトラフィックを絞るためにパケットの中身を解析すること」なので、これはOKだ。しかし解説にはぷららの事例は挙げられていなかった。名前を出す必要はないけど、不親切に感じた。

翻って、企業によるメールの検閲はどうなのか。設問が曖昧だが、メールサーバは企業の管理下にあると考えるのが普通。建前として、業務用のメールシステムにプライバシーは存在しないでしょう。そしてLANは電気通信事業法の対象外。

などと理屈をこねなくても、情報漏洩や不正を防止するのためのメールツールに内容チェックがあるのは常識。もちろん導入に当たっては従業員への事前の説明が望ましいとされているけれど、「許可」をいただくようなことではない。

ISPの@niftyは法人向けサービスの中で、 利用者のメールを全文保存(添付ファイルを含む)し、管理者が閲覧できるメール保存サービスを売りの一つにしている。@nifty.comのメールの秘密は不可侵だけど、@hoge.co.jpのメールは会社(hoge)が管理できますよ、と。まぁ当たり前。

したがって、正解が2.従業員の許可なくメールの中身をチェックすることというのは納得しがたい。まさか従業員が社内で送受信する、個人契約のISPメールを含めているのではないでしょうね(個人のメールを社内で自由に使えるというのも問題だが)。


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2005/05/03

Skypeの誤作動?

先日来、師匠からやたら「何か用か」とSkypeで呼び出される。こちらから呼び出されたとおっしゃるのだ。間違ってcallボタンに触ってしまったのかと思ったが、それにしては数が多い。もしかしてバグ?

今日、謎が判明した。Windows用の新しい版ではサインインすると画面向かって右下に「*がサインインしました」と出るのだが、それを呼び出されたと勘違いしていたのだ。

まぁ、コンタクトしているのが私一人だからというのは斟酌しないといけない。

日常Skypeを使っていると、この「サインインしました」がつなぎっぱなしと思える人でも頻繁に繰り返していることがわかる。おそらくスーパーノードが切り替わっているのだろう。と説明してもわからないだろうなぁ。P2P云々以前に、どうもサーバという概念すらご理解されていないようなのだ。

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