2015/09/22

コンサート会場でCDを売るのは催眠商法?

「怪しい情報に騙されないための思考法」というテーマのサイエンスカフェに参加したところ、終盤で講師が自著を紹介し、参加者がメモる様子を見てから、これが催眠商法の手口と諌めた話を書いた。

講演のテクニックとして見事と感心する一方で、「いや、買うときは冷静に考えますよ」という反感も覚えた。そんなことをいったら、コンサート帰りにCDを買うのだってカモられたことになってしまう。購入するのは演奏の興奮覚めやらぬ時だし、「サイン入り」と煽られるし、握手してくれると行列ができていれば並んでしまうのが人情だし。しかし、それが悪徳商法と規制されることはないし、規制が好ましいこととも思わない。

催眠商法についての行政の説明を見てみよう。


  1. 商品説明会や安売りセールを名目に人を集め

  2. 初めのうちは欲しい人に手を上げさせ日用品や食料品を無料で配り

  3. 会場内を熱狂的な雰囲気に盛り上げ

  4. 最後に高額な商品(市価より高額)を買わせようとする

コンサートの場合、3番目の熱狂的な雰囲気こそ当てはまるけれど、集まった人は当初からその音楽や演奏家目的で、チケットを購入しおり、そのうえ売値も市価と同じなので、催眠商法には当てはまるまい(もっとも公演中に壇上から「この還元なんとか水で体調良好」と商品のステマをしてロビーで売っていれば催眠商法の疑いあり)

繰り返すと、1)高額商品の販売を目的としながら、2)そのことを表に出さず、3)無料配布等で興奮状態にして、4)高額商品購入を申し込まざるをえない状態に追い込むのが催眠商法。売っている商品は価値がないか、あっても価格に見合わないことが多いけれど、それは本質的ではない。たとえ有用なものであろうとも、判断力を低下させてから購入させるのは悪徳商法(酔客に酒や料理を勧めるのはどうなのかというのは一瞬迷うが、常識的な限度を超えればボッタクリである)

というわけで、会の講師紹介に著書が挙げられていて、書籍販売は主目的ではなく(人数分の書籍を持ち込んでいたら怪しいが、現物はなかった)、購入するかどうかを判断する時間的余裕を与えていたから催眠商法ではなく、われわれも引っかかったと叱られるいわれはない(という自尊心に振り回されてはいけない)。しかし、とても印象深かった。

催眠のキモは考える時間を与えないことであろう(荒っぽい業者は、カモが正気に帰っていても態度を豹変させて購入を迫るそうだが)。また値段を数万円程度にすることで「ま、いっかぁ」という気にさせる業者もいるらしい。今後はスマホを使わせてオンラインで申し込ませる手口にも注意が必要だ(クーリングオフが難しい)。サクラがその場でネット購入し、それを「さすが奥さん」とおだて上げ、おまけの一つも出したら釣られる人続出だろう。会場では品切れにして欠乏感を煽るかもしれない。とはいえ業者が白に近いグレーゾーンを攻めてきたら第三者は口を出せない。乗せられやすい人は自重を。

ところで挙げられた2冊について書名を書いていなかった。『なぜ疑似科学を信じるのか: 思い込みが生みだすニセの科学 (DOJIN選書)』と『「自分だまし」の心理学(Amazonアフィリエイトへのリンクを張りましたのでゆっくりとご検討を)。会の案内には他にも書名があがっていた。興味のある方は著者名で検索を。

「私は騙されない」という人も

最後に。催眠商法の現場に行っても自分は大丈夫という人はいるでしょう。慣れた人ならばもらえる物だけもらって帰ることもできるでしょう。標的にされた場合と違い、「騙されないと自信のある人ほど危ない」は必ずしも当てはまらない。

しかし、あなたはその場を盛り上げ、被害者の判断力を低下させる共犯者になっている。あなたが逃げきることで、逃げ切れなかった人たちが餌食になる。

頒布会そのものを台無しにするならば話は別だが、会場に入ること、その場にいること、手を上げること、物をもらうこと、そのすべてがおとりしての役割を果たしかねないということを理解してほしい。

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2009/04/16

DID二回め

2回めのダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)に行ってきた。

2回めの印象は「前と違う」だった。本人の慣れ、態度の変化、同行者そしてアテンドの違いが複雑に絡み合ったのだろう。どちらが良かったとは一概に言えないけれど、とにかく「単純な繰り返し」ではなかった。

また滞在時間が前回の1.5倍(約75分)というのにも驚いた。

前回の感想は「熱心に人に勧めるほどのものか?」に近かったが、今回は「1回行った人はもう1回試すと良いかも」とやや好意的に(「2回体験論」)。ただ、あのお値段なのでそうそう気軽には言えない(mixiには「高い」という書き込みも)。

あと、感想を語り合う場がないのが辛いところ。未体験の人が先に詳細を知ってしまうのは、やはり好ましくないだろう(ああ、2回体験論は「白紙の状態で素直に」と「心の準備をして感度を高めて」の良いとこどりになるわけだ)。見ていると、終わってから8人で連絡先を教え合う例もあるようだが、ハイになっている状態で大丈夫かなぁ。

もっとも「DID体験者の会」って、あったらなんとなく怪しい感じが漂うだろう。少々言いにくいことだが、スタッフのフレンドリーさも、警戒針が振れるのだ。あれはファミレスやファストフード店とは違う(良い意味でも悪い意味でも)。ディズニーランドには行ったことがないので比較はできないが、同じであればどれだけ安心できるだろう。DIDは知らない人にあまり熱心に勧めると、「新興宗教?」みたいな印象を与えかねない代物。体験者の、特に終了直後のテンションもちょっと怖い。

以下、事務局へ送ったメールから箇条書きに抜粋。


  • 野外演出にこだわらないのも一つの道。靴を脱いで畳・板敷き・カーペット・絨毯・石畳...の部屋を巡るとか。
  • 音響信号機や音響誘導装置(役所の入り口などに設置されているもの)も利用する。「音の出ている扉を開けてください」とか。
  • 音以外に頼れるとすれば、点字ブロック、風、赤外線。アテンドが団扇であおいで、「風上に集まってください」なんてのは愉快。

    • 嗅覚の利用。方向を示すのは難しいけれど、現在位置を示すには有効。
    • 触覚の利用。ところどころに「触る案内板(道しるべ)」を立てる。「柱のザラザラ面の方向に進んでください」とか。
    • 味覚の利用。これは無理だろう(誰かが舐めたかもしれないところを舐めるのはね)。
    • 平衡感覚の利用。ゆるい斜面をつけたら視覚に頼らずに識別できるだろうか。

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2009/04/05

DIDの真っ当な感想

ちゃんとした感想を載せないまま、ちょいと捻った「目隠しで十分?」を公開してしまった。f(^^)

まず、予約した日のmixi日記。


話には聞いていたので速攻で予約。3月28日(土)です。

http://www.dialoginthedark.com/

「参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験していきます。」

去年のFITチャリティランでもらった資料によると、アンケート(回答者約25,000人)で98%が「また参加したい」、99%が「他の人にも紹介したい」と回答している。回収率95%というのもすごい。

新たな伝道師の誕生か、はたまた1%への仲間入りか。
速攻で予約(2009年03月20日11:45)

内容的には当ブログのダイアローグ・イン・ザ・ダーク(DID)に予約(ダイアログをダイアローグと書き違えているよ)とほぼ同じだが、新たな伝道師の誕生か、はたまた1%への仲間入りか。という冷めた一文がある。

続いて、帰ってきた翌日のmixi日記。


視覚を遮断されるとほかの感覚が研ぎすまされるという触れ込みであったが...


「安全には配慮されている」が念頭にあったので、怖さは感じなかった。もちろん最初ひるみはしたが、「ダイジョーブ、ダイジョーブ」とずんずん進む。その結果、何度も「道」に迷い、アテンドさんに救出してもらった。orz

誰かが本に書いていたが、ホント「暗視スコープでも付けてるんじゃないか」と思えるほど、アテンドは闇の中で自在に歩く。それがわかるとまたアテにして勝手な行動をとる困った参加者(私)。最後には放置されてしまいました。f(^^) (ほかのみんながバーに着席してから救出)

闇の中では音を出すのが大切、とのことなので、やたらを音を出し続けました。うるさかったらごめんなさい>一緒の皆さん 声を出すのはもちろん、白杖でまわりを叩きまくりました。壊してたらごめんなさい>主催者

そうやって賑やかに振る舞っていたので、ほとんど何も考えていませんでした。次回行くとしたら、おとなしく振る舞い、他の人への協力は拒んでみようかな。そしてじっと闇との対話を。


饒舌も緊張の裏返しだったのか。最後に薄明かりの部屋に戻ってきたとき、アテンドから「みなさん、明るくなったら黙ってしまいましたね」と笑われた。


(『夜明かしする人、眠る人』に、野外での暗闇体験の話があったと記憶する。屋内で慣れたアテンドがそばにいるのと独り屋外ではずいぶんと違うだろう。雨の夜に山中にでも行ってライトを消してみよう。)
暗闇の中で考えられなかった(2009年03月29日13:53)

この段階ですでに、自然環境下での暗闇に意識が向いていた。

全盲の知人に送ったメッセージ。


全盲の人が案内役(アテンド)としてついてきてくれましたが、「丸木橋を渡ります」「靴を脱いで上がってください」などと言われるたびに参加者は悲鳴。はてさて目あきは不自由なものです。

私はさらに、たびたび迷子になってしまい(右耳難聴で声の方向が分かりづらいのが原因?)、そのたびにアテンドの女性に助け出してもらいました。それはもう、ほんとに「実は暗視スコープを着けた晴眼者なんじゃないの?」と思えるほど的確に。

安全に設計されていると信じていましたし、また明るい世界に戻れると分かっていましたが、それでも緊張感からでしょう、ずいぶんと饒舌になっていました(中身のないことをベラベラと)。

ここでも「安全な設計」に触れている。

別の知人に送ったメッセージ。こちらは晴眼。以前、参加しようとしたがチケット完売でかなわなかったとか。

「もういっぺん」では多数派に属する私(10日にまた行きます)ですが、人に勧めるという点では栄えある1%。もちろん止めはしませんよ。興味があるなら行った方が良いと思います。期待通りとかそれ以上とかならラッキーだし、「がっかり」なら経験した以上の何かを自分が持っていると分かりますからね。

(中略)

何度もはぐれてしまい、そのたびにアテンドさん(女性)に助け出されたので自尊心を傷つけられました。ええ、自損事故だから悪いのは私ですけど。左耳しか聞こえないから、声のする方向を把握できないためだと慰めています。あとは予備知識、それと「ここは地下室」という意識が邪魔をしました。そういう自分の特性を再確認できたのが面白いと言えば面白い。:-)

それと「難聴の人は申し出て」という注意を思い出して受付に申告したところ、アテンドさんが打ち合わせに来てくれました。明るいところでは(黙ってうなずいても通じないから返事はちゃんと声に出そう)と相手を気遣う立場だったのに、暗くなったとたんにおすがり状態になったのも面白い。

管見の範囲では「素晴らしい!」と絶賛の嵐で、ちょっと眉に唾をつけたくなったところで「本物には負ける。」という冷めた感想を見付けて嬉しくなり、少数派をカミングアウト(四面楚歌の状態で宣言するのが本物だぞ)。

「おすがり状態」はやや誇張で、mixi日記に書いた通り「しょせんは作り物、恐れることは何もない」と行動は大胆。ただ心理的には相当依存していたことを認めざるを得ない。だから、なかなか迎えにきてもらえないと苛立ちを感じたし、壁と植え込みに行く手を阻まれて二進も三進もいかなくなり、定位できるところ(説明のあった場所)に戻ろうとしていてアテンドさんから「戻ってしまってますよ」と言われると(想定の範囲内です)と言い返しそうになったり(さすがに大人げないので飲み込んだ)。

...10日に申し込んだけど、今ごろアテンド配置会議(?)で「えー、この人やだ〜」とか言われてたりして。orz

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2009/04/04

ダイアログ・イン・ザ・ダーク、目隠しとの違いは

ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)に行ってきた。

闇の中を、杖を頼りに歩き回るイベント。いろいろな環境が(人工的に)再現されている。

一見、視覚障害体験のようでもある。そういう側面は確かにある。だが目的は闇の中を安全に通り抜けることではない。視覚以外の感覚を研ぎすませて、見えないものを「発見」すること。その機会を増すためか、グループで行動する。ダイアログ(dialogue:対話)とは行動をともにするメンバーとの対話であった。

さて、6000円を払って予約をしたのに、「遅刻をしたら参加できません」と厳しいことを言うので、余裕をもって会場に行った。ら、1時間以上の待ち。(^^; ロビーに置いてあった資料を読んで過ごす。そこには光を遮断することの難しさが書かれてあった。特に仮設会場では相当厳しかったらしい。それを読んで、なぜそこまで闇にこだわるのか疑問に思った。

終わってみて、それは解消するどころか、強まった。参加者がアイマスク(目隠し)を着ければ済むことではないか。

闇の再現にこだわる結果、いくつもの不具合が起きている。遮光が大変という問題は地階の常設会場ならば解決できるが、それ以外にもたとえば
 屋内でしか行えない。
  そのため陽光や風を肌で感じることができない。
  再現された環境はすべて人工、きびしくいえば紛い物。
 会場の規模拡大は難しい。
 不注意な、あるいは悪意のある参加者が明かりを持ち込むと、すべてが台無しで、しかも全員に影響する。
 光を遮断するために演出が制限される(光の出る機械や現象を使えない)。
 参加者の安全をアテンド独りが担うことになる。
 即応的メンテナンスが難しい(やたら杖で叩いたり、よろけて寄りかかったりする参加者が状況を変えてしまっているかもしれない)。

もちろん闇を創出することにも利点はある。
 目を凝らしても何も見えない本当の暗闇は目隠しとは違うリアル感がある。
 こっそりズルができない。
 屋内なので安全設計、完全管理ができる。
 瞼を覆われる不自然な感触がない(直射日光の下、目隠しで完全な遮光をしようとすればかなり大掛かりなことに?)。

「シャルガフの経験則」や分子生物学の皮肉な定義で知られるシャルガフ(Erwin Chargaff)はこう言った。


我々は、自分が、無限の可能性をもった洞窟にいると感じています。ところが懐中電灯一本あればあなたは、御自分が物置小屋にいるに過ぎないことを発見されるかもしれませんよ。何を自分が見付けるか判っていたら、私はそれを見付けたいと思わないでしょう。


(『ヘラクレイトスの火』p.134 村上陽一郎 訳 岩波書店 1981)

暗闇は広大な空間に感じられても、実は狭い地下室だという雑念があった私は、杖を使って天井の高さまで計ってしまった(なるほど立派な研究者になり損なった訳だ)。だから「本当に広大な見えない空間」の実現を期待してしまう。小賢しい細工が意味をなさない空間。屋内では難しいだろう。といって廃坑などの利用はもっと難しい。となると、アイマスクがもっとも現実的。

そして太陽の光を目ではなく、肌で感じとる。「これで方角が分かる」とほくそえんでいると突然陰る。雲かもしれないし物影かもしれない。風が吹いて来る。風上の匂いが運ばれる。林、花畑、水辺...本物の香りだ。これらは季節によって、日によって千変万化。動物の群れと遭遇したらどうなるだろう。まさに「群盲、○を撫でる」だ(DIDは基本的に「種明かし」をしないようだから、後々「あの動物は何?」で盛り上がるだろう)。さらに築山に登るとか滑り台でおりるとか。もちろんアテンドは全盲のままで構わない。

保安上の問題は多々あろうが、せっかく「視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づ」かせておいて、あてがわれるのが紛い物ばかりというのは納得いかない(最後の飲み物は本物でしたが)。

保安と言えば、いつでも晴眼に戻れる目隠しの方が、非常時には安全だろう。暗闇の中で強い地震に遭い、頼りのアテンドは何かの下敷きで動けなくなる。ほうほうの体で明かりのある筈のエリアまで来たら、そこも停電で真っ暗、なんて考えたくもない(明かりになるものはロッカーに預けている)。

...見えない状態で起震車に乗るのもかなりエキサイティングな経験ね。完全な闇の創出にこだわらなければ、紛い物でも、それなりに面白い環境を作り出せる。硬い鉱物をぶつけて音で聞き分けるのはどうだろう。火花が出ても問題ない。


と文句を垂れてみたが、要するに素直に体験してくれば良かったのだ。はい、もういっぺん行ってきます。今回は全員が初参加ということで、お節介にもムードメーカーを買って出ようとしてしまったが、次回はおとなしく(と同じような反省を書いている人もいるので、やはり同じように出しゃばってしまうだろうか。いえ、役割意識が発露されなければ本質的には控えめな人間なんですけど)。それと、やたら杖で叩き回るのは止めよう。f(^^;

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2008/11/10

姿勢が悪い!

昨日、とある会合に出たところ、知らないうちに写真を撮られた。

で、見せてもらったところ、驚くほど姿勢が悪い。もう、なんというか人生の敗残者。

しかも1回見せてもらって「これではいかん」と気をつけていたはずなのに、その後の写真でも顎が突き出た「斬首を待つ姿勢」。これじゃあ****のも無理はないか。orz いや決して甘んじる訳ではないが。

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2008/11/08

酸っぱいブドウ

イソップの有名な寓話。どうしてもブドウの実を取ることができなかったキツネが、「あれは酸っぱいに決まってる」と捨て台詞を残して去る。

心理学では合理化と呼ばれる。傷ついた自我の防衛機構だから深く追及するのも野暮な話だが、傍目にはやはり滑稽な姿。

こういう知識があると、望んだものを手に入れられなくても、掌を返してその悪口を言ったりはできなくなる。せいぜい「○○は良いけど、●●という側面もあるから、まぁ善しとしよう。合理化だけど。」と肩をすくめるにとどまる。

ここまでが前段。


続きを読む "酸っぱいブドウ"

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2007/07/09

6月の肝機能値

先月はなんとなく体調が芳しくなかった。症状はいろいろあるが、最たるものが「酒が美味しくない」。

飲んで楽しくないなら止めるに限る。というわけで一週間ほど酒断ちをした。7月には付き合い酒があるとわかっていたので、月末に肝機能検査。その結果が届いた。

GPT:25(5-45)
GOT:21(11-37)
γGTP:53(10-65)
()は標準値

めでたく標準値内。しかもギリギリではなく余裕で収まっている。

酒も美味しくなっていた。ただ、翌日に妙な疲れが残る飲み方はしないよう注意しなければ。

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2006/08/27

吉牛食うか、食わざるべきか

アメリカ合衆国からの輸入牛肉が食べられるようになる。

他に食べる物はいくらでもあるから、無理に食べる義理はないのだが、ある種踏み絵的な感じがする。

ウシのBSE(って、Bはウシという意味だから「白い白馬」だね)はヒトに感染するのか。マウスで感染は確認されている。だが、たしか異常プリオンを脳内に注射するという、かなり過激な方法で。ヒトのvCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコ病)はBSE牛を食したためと広く信じられているようだが、未確定のはず。仮にそうだとしても、「若齢牛」の「特定危険部位以外の肉」を「週に一度のごちそう」程度の食べ方で感染するだろうか。

唐突に思われるかもしれないが、私は宝くじを買わない。オーウェルの『1984』で、宝くじに熱中するプロール(有象無象の貧困労働者階級)の醜態を見たのが決定打だが、そもそも投資額を上回る賞金を得る確率がかなり低い。つまり無駄。もっとも百年コンサルティングの鈴木貴博によると競馬には必勝法があるとのこと。本人が「洒落のつもり」と書いているのにわざわざ紹介したのは、同じ連載の心に残る反人種差別教育について気の利いた事を書こうと思ってなかなかできないので取りあえず言及したかったから。あれは良い話。

閑話休題。宝くじを買わない私は当然の事ながら牛肉を食ってvCJDになる事もほとんど心配していない。

むしろ牛肉の拒絶で業者の努力を無視する事の影響が心配。「20ヶ月以下だろうが30ヶ月以上だろうが批判している。月齢はいくつでも同じ」なんて開き直りたくてウズウズしている人もいるようだし。

とはいえvCJDにはなりたくないなぁ。「少しでも確率を下げるためには食べない方が良い」というア○○の囁きに心が動かされる。そんな時は「国産牛なら大丈夫」「アメリカ産なら大丈夫」謳い上げ、その後右往左往した醜態を思い出そう。豚肉や鶏肉だって安全の保証はないのだから。

理性の勝利を宣言するために特盛を頼んで「誤った信念の代償を命で払った」と加藤周一に批判された横光利一になるのだろうか、それとも...


この本については著者のサイトで書評が一覧できます。ただし、山形さんのものなど一部はInternet Archive頼り。


この本については昨年紹介した。


「この本を読めば、ボルシェビキに原爆を落とさなければならない理由がわかる」と薦めた人がいたそうだ。「戦争は平和である」を地で行く妄言だが、賢い小泉純一郎閣下とは違って、素で信じていたらしい。桑原桑原。


一高生が横光をリンチする様は圧巻。横光の没後、加藤は「お前らが殺したようなものだ」と言われたとか。

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2006/08/17

不思議な符合

腕枕をして寝ると、腕の神経が圧迫されて麻痺してしまう事がある。ニフティ時代に、それを新婚症候群というと聞いた記憶があったので調べてみた。

googleで「腕枕+新婚症候群」
(なぜか「"新婚症候群"」で検索すると中文サイトばかり)

ありました。医学的には橈骨(とうこつ)神経麻痺というらしい。ただ、多くの人が「新婚旅行症候群」としていた。別名ハネムーン・シンドローム。帰ってきてからだって腕枕くらいするでしょうよ。

なお、過換気症候群を新婚旅行症候群に当てている病院サイトもあった。

さて本題。いくつかのサイトを見ているうちに、非常によく似た文章に突き当たった。はじめは同じ文を読んでいるかと思ったほど。

サイトA


ええっと。
新婚さんって、まあその、新婚じゃなくてもいいんですけど、まあラブラブな二人がいたとしてですね。
んで、彼氏が彼女に、腕枕をするわけですよ。ね。


サイトB

いきなりですが、ハネムーン症候群と言うものをご存知でしょうか?

簡単に説明すると、
新婚さんって、(新婚じゃなくてもいいんですけど)、まあラブラブな二人がいたとしてですね、

んで、彼氏が彼女に、腕枕をするわけですよ。

一行目は違うが、二行目からはほぼ同文。延々と引用はしないが、この後も非常によく似た表現が続く。落ち(未婚なのに新婚旅行症候群)まで同じ。多少順番が違っていたりするのがかえって奇異な感じ。前後の記事から読み取れる作者のプロフィールからして両エントリーが同一人の手による可能性は低い。

「まあラブラブな二人がいたとしてですね」を検索すると14万件、と思ったがフレーズ検索に切り替えると上記2件のみ。ということで他所に共通の祖先という可能性は低い(「朝日のまぶしい朝になると」も 2件)。どちらかが剽窃している(砕けた言い方をすれば「パクった」)。

日付的にはサイトAが若干早いけれど、ブログは記事の書き直しができるし、中には投稿日も設定できるものがあるので、どちらが先とは断定できない。

ただ、サイトAには腕枕に関する考察(?)が続いているし全体に文章量が多い。たぶんこちらが元祖と判断してトラックバックしておく。著作権についてのお説教はお任せ(ちなみに法律が改定されて、著作権侵害は最高刑が懲役5年と重罰化されました←で、共謀罪の対象になるという洒落にならない話)。

ところで発端は、寝る時に腕を頭にのせてしまい腕の感覚が全く無くなるというエントリー。頭を腕にではないかと思ったが、腕を頭にらしい。妙な話と思っていたが、サイトAへのトラックバック記事に「わたしは寝ながら3時間も腕を上げ続けていたのです。」「 目が覚めて見た腕は完全に血の気を失って真っ白。」という、これも経験しないとなんともシュールに思える記述。どうやらあるようですね。

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2006/07/28

心理テスト

某社の求人に応募しようとしたところ、心理テストみたいな質問があった。そういえば面接で本式の心理テスト(性格判定?)を実施した企業もあったな。こういうものは自動車教習所以来なので緊張する。

ある教習所で受けたテストだったと記憶するが、五択の1と5(絶対する/しない)を避けたところ、それを評価され、「よくできてるな」と感心した事がある。人の行動で「絶対」なんてそうそうはないし、軽々に明言するのは物事を深く考えていない証拠のようなもので、かえって疑った方が良い。

で、某社の質問と私のコメント。ただし実際には二者択一なのでコメントは相手に伝わっていない。

該当するものをチェックして下さい
 初対面の人とでも、すぐ打ちとけて仲良くなれる
[状況によるわな。必要があれば努力するし、必要がなければ失礼のない程度に距離を置く。あんた毎日通勤電車で「はじめまして」ってやるか?]

 自分が考えてたり、イメージしたことを判りやすく表現できる
[わかりやすく表現できても相手がわかるとは限らない。]

○わからないことや疑問に思うことは積極的に質問する方である
[これも状況による。世の中には波風立てない方が良い場合もあるし、波風が立っても聞かなければならない事もある。素朴な疑問のつもりで聞いても相手の面子をつぶす事があるから用心用心。ただし、企業にアピールしたければyesが吉だろう。だから○。]

 何事に対しても、常に積極的だと思う
[「何事に対しても」と「常に」がひっかかる。本当にそんな人間がいたら、それはただの馬鹿だと思う。]

 努力すれば、大抵のことはできると思う
[こういう精神主義は大っ嫌い。]

 人と同じであることは嫌いであり、自分らしくないと満足できない
[酸素呼吸なんて月並みだ。私はイオウ呼吸で生きる!]

○現状を維持することは面白くない
[これも精神の不安定を疑われそうな文言だけど、企業によっては評価されそう。]

 負けず嫌いの方だ
[負けず嫌いにも二種類ある。負けてから騒ぐタイプと負けないように努力するタイプ。でも普通は前者でマイナスイメージでしょ。]

 人に頼ることは嫌いだ
[これも微妙な質問。自立性を問われているようで協調性を見られている気がした。やるべき努力をしてから人を頼るのはいっこうに構わない。]

○つじつまの合わないことやだらしないことは嫌いだ
[やべ。これに○をつけてるのに回答に一貫性がない。]

 計画やスケジュールは綿密に立てる方だ
[正直に答えました。]

 一つのことをやると他のことが目に入らない方だ
[集中力があるとも言えるけれど。猪武者が褒め言葉になる文化だと評価されますね。でも普通は危ないと思われそう。]

○責任感がある方だ
[無責任です、と公言できたら大物かも。]

 約束したことは必ず守ってきた
[「必ず」がひっかかる。心ならずも約束を破らなければならない事に遭遇しない人生って、薄っぺらだと思う。]

 ムダやムラはない方だ
[あるある。無理もします。]

 要領のいい方だ
[段取りがうまい、という意味でも小賢しいという意味でも該当せず。]

○突然の出来事にも臨機応変に対応できる
[程度によるけれど。]

○動作は機敏な方だ
[都会の通勤で鍛え上げられました。]

○人に対して気を使う方だ
[「こんなことをしたら傷つくだろうな」と計算ずくで実行。:-p]

○自分のわがままを律することができる
[「これだって抑えてるんですからね。」]

 思い切った決断や行動をすることが多い
[多くはない。つうか、年中「思い切っ」てるって危なくない?]

○人のミスや過ちに対しては寛容な方である
[口では「笑って誤摩化せ自分の失敗、あくまで追及他人の失敗」と言っておりますが、本心は「私は諸君を赦す。アーメン」(アマデウス)。]

○バカ正直な方で、ウソはつけない
[「バカ」と「嘘つき」どちらを選ぶかって。]

 自分が正しいと思ったら、てこでも譲らない方だ
[梃子を使えば地球だって動かせる、とはアルキメデスの言。]

 仲間や集団の中ではリーダーシップをとる方だ
[メンバーにもよりますが。]

 明るいタイプである
[自分で言うほど能天気ではない。]

 いずれは独立したいと思っている
[これはまた微妙な質問。]

○情緒的に安定している方だ
[情緒が不安定になってきたと把握できますから。]

 一つのことを長くやり続ける方だ
[次の質問とペア。あれ、どっちにチェックを入れただろう?]

 飽きっぽい方だ
[前の質問とペアのようだ。]

○人の世話や面倒を見るのが好きだ
[お節介とも言われるが。それに好きな事だけやってる訳ではありません。]

 愛想は良い方だ
[...]

 金銭の貸し借りにはルーズな方だ
[社会人としてマズいでしょ。]

 自分の考えや主張をいつも持っている
[ 「いつも」というわけではない。「そんなことどーでもいいでしょ」というのも主張と認めてくれるならyesだけれど。]

○指示・命令されたことは忠実に実行する方だ
[「いつも」「必ず」がないので○。]

○物事を論理的に考える方だ
[基本はこれ。]

○直感力に優れている方だ
[天才は直感に従う。]

 アイデアマンだと言われたことがある
[あるかなぁ? 思い出せないので×。]

 説得力があるといわれたことがある
[非常に特殊なシチュエーションならあったかもしれないが。]

 人の話を良く聞く方だ
[いけね、チェックを忘れている。でも突発性難聴になった時の台詞が「人の話を半分しか聞かないもんで」だからなぁ。]

 整理整頓が得意な方だ
[すぐばれるような嘘はつかない。]

○集中力がある方だ
[上の方の設問と一致しない点を突かれるかな。]

 一人でやる仕事の方が好きだ
[好きといえば好きだけれど]

○チームを組んでやる仕事が好きだ
[こちらをアピールしておく方が得と判断。]

○全体の仕事がスムーズになるようにサポートする仕事が好きだ
[日が当たらなくても平気。]

 スケジュール管理、手配などが得意だ
[でへへへ。]

○年功序列ではなく、実績や成果で待遇を決めるべきだと思う
[トラップか?]

 規律や上下関係のハッキリしている職場が合っていると思う
[本質的には規律や上下関係(=権限と責任)がはっきりしていることを重視。ただ、はやりのマトリックス組織とは表面的に衝突するので無難に回避。]

 細かく指示されるのは苦手である
[「指示待ち人間はダメ」という手合いの90%は適切な指示ができない管理職失格。必要な指示を待たずに仕事を始める新人は手ひどい損害をもたらし、その比率は...]

○選挙には積極的に行く方だ
[積極的かどうかは別として、投票には行ってます。]

 一人でいるより、人の輪の中に入っていく方が好きだ
[一人でも平気というだけで人の輪が苦手、という訳ではない。]

○日によって気分が変わることがよくある
[そりゃ変わりますよ。ただ表に出すとは限りませんけど。]

○目標を達成するためにはつらいことでも我慢する方だ
[目標の程度による。]

 あまり深刻に考える方ではない
[最悪の事態は常に頭の片隅におく必要あり。]

 柔軟に行動できる方だ
[好きな恫喝文句は「ご承知と思いますが、私は教条主義者でして」。]

 常に前向きで意欲的な方だ
[「常に」がなければね。]

 物事を判りやすく説明できる方だ
[またこれかよ。]

○物事の本質や構造を見抜くことは得意だ
[言い切ったぁ!]

 口げんかや言い争いで負けることは滅多にない
[そもそも口喧嘩は避けています。]

 家族的な雰囲気の会社が好きだ
[一長一短ね。]

○大変な仕事の方がファイトがわく
[乗せられやすいとも言う。]

 仕事をする以上、全体を仕切れる立場でやりたい
[全体を仕切るのも面白いけれど細部の仕上げも魅力的。]

○身体を動かすことは好きだ
[はい、好きです。]

○物事には細心の注意を払う方だ
[化学系実験屋でしたし校正も得意でしたし。]

 できれば有名人になってみたい
[別に。]

○業界で話題になることに関わってみたい
[新しい事への関心はある。]

○大勢の人と力を合わせて規模の大きな仕事がしたい
[一人で小さな仕事より、部分的関与でも大きな仕事の方が全体としては好ましい。]

 全体を統括するより、自分の担当する仕事をしっかりと行う方が好きだ
[あれ、○をつけても良かったかな。]

○結果さえきちんと出れば、どんなやり方でも構わないと思う
[結果よければすべてよし。逆に言えば、結果に影響するような悪い手段は採用しない。]

 やるべきことは即、実行する
[したいとは思いつつも、つい。]

○相手が喜んでくれることが何よりうれしい
[「何より」にひっかかりを感じながらも。]

 訓練や教育の厳しい職場がいいと思う
[この会社はOJTを標榜していたので。]

 どちらかというと同じ事をコツコツやる方が好きだ
[決して不得手ではない。]

○どちらかというと常に新しいことをやる方が好きだ
[「常に」はまずかったな。]

さて、結果はどうでます事やら。ちなみに本式テストをした某社は不採用でした。

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2006/06/09

6月の肝機能値

エコカーワールド2006の帰りに血漿を提供(成分献血)したら、その分析結果が届いた。

GPT:25
GOT:20
γGTP:58

前回よりやや値が高くなっているが、まぁ問題ない。

受付はなんか400ml欲しそうだったけれど、あれは回復に3ヶ月かかるから、緊急用にとっておきたい。もっともそんなことを言ってるといつまでもできないから、花粉症治療で提供できなくなる直前の年末年始に差し出すか。

にしても、この「世の中のためになっている自分」演出には哀れみを感じてしまう。実際、いくらか役に立ってるから許せるものの、いつ他人に矛先を向けないかとヒヤヒヤ。

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2006/05/27

胃の薬

水曜の夜に突然腹部に不快感を覚え嘔吐した。朝になっても収まらないので病院へ。待合室で辛そうにしていたら処置室のベッドで寝かせてくれた。横になったまま診察。水分補給をかねて鎮吐剤?の入った点滴合計700ml。その間に血液検査で炎症の有無を調べてもらう。

CRP(C反応性タンパク質)の値から消化管損傷の心配はなく、吐血・下血もないので、軽い胃炎(ウイルス性?)ではないかと。胃薬をもらって経過観察する事に。

処方されたのは下記二剤。

ガスターD錠 10mg
胃炎、消化管潰瘍の治療に用います。
胃酸の分泌を抑える薬です。
主治医の指示なしに服薬を中止しないでください。
缶などの気密容器で保管してください。

ドンペリドン錠 10mg 「EMEC」
消化管の運動を整え、吐き気を抑えたり食欲不振や腹部の膨張感をなくす薬です。
ナウゼリンと同じ成分の薬です。
眠気や動揺感があらわれる事がありますので、車の運転や危険の伴う機械の操作等には十分に気を付けてください。

※このトンペリ(ちがう)にはジェネリック製品もあるとのことだが「味が不評」なので、初回はこちらを、と薬剤師さんの弁。舐めてみると確かに美味しい。でも苦いのは平気ですけど。

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2006/05/10

xx記念血小板提供

スギ花粉症の季節が過ぎ、抗アレルギー剤が体内から抜けたので先月末に血小板を提供(成分献血)してきた。その検査結果が到着。

GPT:21
GOT:20
γGTP:55

GTPがやや高めではあるが標準値の範囲内。その他の生化学検査値・血球計数検査値にも問題は無し。

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2005/12/10

再び肝機能検査(ちがう)

1日に400ml提供した生化学検査の結果が届いた。

GPT:22
GOT:20
γGTP:47


「この時点では」摂生の効果が持続しています。忘年会・新年会の洗礼を受けた年明けが楽しみ。

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2005/08/08

摂生の甲斐あってか肝機能正常化

肝臓の損傷度を見るために血中ヒアルロン酸値を測定したところ、14ng/mlという「充分に良好な低値」で、肝繊維症の懸念は払拭。またGOT:23、GPT:30、 γGTP:87 と肝機能検査値もかなり改善。状況証拠も加味して、酒の飲み過ぎによる一時的な肝臓障害と判断する。

その後も摂生を続け、月末に献血をしたところ、その生化学検査結果が届いた。
GPT:19
GOT:16
γGTP:44
わーお、前回の値より十分に下がってる。しかもGPT/GOTも1に近づいている。

というわけで「工夫のできた飲酒量を保」つことにしました。

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2005/07/11

見過ごされていた肝機能の異常値

ネットであたりをつけておいた医院に検査結果を持参して受診した。医師はそれを見ながら丁寧に解説をしてくれる。専門医は4つの肝機能指標値について、それらを単独ではなく相互関係を見るという。

私の場合、特徴は2つ。
1)γ-GTPは高いのにALPはむしろ低い
2)肝臓が正常ならGOT>GPTなのに、GOT<GPTとなっている

まず1)から胆管系障害の可能性は除かれ、GTPは誘導された可能性があると。考えられる原因候補の一つはエタノール。

持参した過去の検査値をみると、値そのものは基準値に収まっているものの2)の傾向が続いていたことがわかる。薬物性肝障害に見られる特徴だと言う。薬物の中にはエタノールも含まれる。

要するに呑み過ぎではないか。それぞれの数値が基準値(参考値)に収まっていたので油断していたぞ(さらに昔の検査結果を見ると確かにGOT>GPTとなっている)。

はっきりした声で具体的かつ丁寧に説明してくださるので自分の状況がよくわかる。これなら仮に全面禁酒を申し渡されても納得できるだろう。

...でも先生、そのはっきりしたお声、待合室でもよく聞こえますよ。

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2005/07/09

肝臓がやられた?

勤務先で受けた定期健康診断の結果が届いた。むむ「肝機能障害」「診察を必要とします」! 再検査でも二次検査でもない要診察。これは一大事。ま、上には「専門医で受診してください」というのもあるわけだが。

数値を見ると、これが仰天。
AST(GOT):104(基準値35以下)
ALT(GPT):192(基準値35以下)
γ-GTP:500(基準値55以下)
ALP:107(基準値117—350)

アルカリフォスファターゼ以外は基準値を大幅に超えている。(汗;

しかし、この検査のわずか一ヶ月前には日赤の検査で
AST:27
ALT:40
γ-GTP:67
という結果を得ている。急にこんなに悪化するものなのか?

もっとも少し調べてみると、検査値に現れるのは肝臓の壊れている時で、再生時には正常値を示す。したがって肝炎では検査値は上がったり下がったりするという。病気が進めば壊れる肝細胞自体が減って、数値は一見正常になる...高い値が見つかったのは幸いというべきか。

「摂生しなければ」と思っていると、俗に「肝臓に良い」と言われている食品の多くは、正常な時には肝機能を高めてくれるが、なんと病気の肝臓には負担になると(鉄分が悪影響を及ぼす)。

こりゃ、やはり受診せざるを得まい。しかしいきなり大病院に行き3時間待って「大山鳴動ネズミ一匹」ではこっちも損だし他の患者にも迷惑だ。「かかりつけ医」がいないので、まず紹介状を書いてくれる医者から探さなくては。

だいたい大病院で経験不足の医師に当たり、そのときまた低い値が出て「前回はたまたまですかねぇ」と病気を見過ごされたら堪らない。「しっかり診ておくれ」という紹介状は必須。肝臓に関心のある開業医を探そう。というわけでgoogle頼み。

結果、土曜日も診察している医院で肝臓病の専門診療を掲げる医院を発見。一通り悪い評判が無いかも調べて第一候補に。第二候補は肝臓外来のあるクリニック。

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2005/06/05

上気道炎

日本初のComicLifeセミナーに参加した翌日、熱気に当てられたせいか朝から頭痛と倦怠感に悩まされた。感冒らしい。

風邪の引き始めは温かく安静にする以外にすることはなく、医者にかかっても「様子を見ましょう」と言われるに決まっているので自宅静養。

しかし木金と2日間休み、さらに土曜の朝になっても熱が下がらない。翌週も休むなら医者の診断が必要だと近所の診療所に赴く。血液検査の結果、白血球と血小板が減少していてウイルス感染を伺わせたが、薬を使って抑え込む必要があるほどの強い症状もでていないので、結局「しばらく様子を見ましょう」に。ちぇ、3日目じゃ早かったか。

結局、治りはしないが寝ているほどでもないので月曜から出勤。次第に喉に違和感があるようになったので、うがいをしたりトローチをなめたりしたが効果がない。ヨード入りの「のどスプレー」を購入。ルゴール液を塗った時のようになるかと怯えながら噴霧すると、意外と壮快。

翌日、まだ慣れないので鏡を見ながらのどにヨード液を噴射していたら...のどの様子がおかしい。赤く腫れているとばかり思っていたが、なんと白くなっている! ジフテリアか!?
のどにできた白い偽膜?


慌てて診療所再訪。先生、のどを見るなり「これは痛いでしょー」。いえ、そんなに痛くはないのですが。「化膿してますね。炎症を抑えるためにステロイド、それと念のため抗生物質を処方します。お大事に。」 いただいた処方箋には「クラビット錠 100mgとプレドニン錠5mg」と。

このクラビット(レボフロキサシン)という薬、なんか適応症は下半身の病気が多い。私はのどなんですけど...え、ディープ・スロートですか。(汗

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2005/04/02

花粉症の薬変更

今年のスギ花粉は強い! 客観的には「多い」と言うべきだろうが,感覚的には強いに尽きる。

数年前から耳鼻科で抗アレルギー薬を処方してもらって大過なく過ごしてきた。マスクや眼鏡で重武装する人を内心せせら笑ってもいた。

ところが今年は様子が変だ。飛散開始が伝えられる前から服薬を始めたにもかかわらず、鼻水が出る。むろん、以前のように発作的なものではないが、起き抜けはチェーンハナカマー(そんな言葉あるのか?)。また、なんとはなしに鬱陶しい。

多くても安心♪の超立体マスクを着ければ塩梅が良かったものの,気がつけばどこの薬局からも消えてしまった(ディスポーザブルだから数がいる)。なんとメーカーサイトに品薄のお詫びまで出ている。
そこで診察時に医者に相談したところ,薬をかえることになった。いままで飲んでいたのはペミラストン。それをクラリチン錠(ロラタジン)に切り替えた。調べてみると「H1受容体ブロック」「第2世代抗ヒスタミン薬」「低副作用」という。

調剤薬局では「1日1回の服用で十分」「眠くなることはない」という説明。さて今晩から飲んでみよう。どんと来い,花粉(ぉぃ)。

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