2017/09/18

古民家でビッグイシューカフェ

最近お手元不如意で会費を納めてないので敷居が高いのだが、NPO法人ビッグイシュー基金主催のビッグイシューカフェに行ってみた。

会場は東京都練馬区にあるけやきの森の季楽堂。実はこの辺りは土地勘があったのだが、いつの間にか挨拶もなく(アタリマエ)築150年の古民家を使ったイベントスペースができていた。

有限会社ビッグイシュー東京事務所のボス佐野未来さんにご挨拶し、基金スタッフに復帰した池田真理子さんとツーショットの写真を撮り、タイ風ランチ「ガパオライス」を食べて帰宅。

Facebookにも写真が載せられていた(ログインしないと写真は見られない模様)


帰ってから写真を送るメッセージを書きつつ「ミクさんって漢字だと未来だったよね?」と念のためググったら、ヒットしたのは別の佐野未来(さの・みらい)。元レースクイーン!? 思わず真理子さんに知らせてしまった。

古民家なのにバリアフリー

築150年という古民家だが、イベントスペースにする際いろいろと手を入れ、その際に不完全ながらバリアフリー化されていた。外から入るためのスロープ、そして広くて手すりのついたトイレ。

建物の西側(向かって右)に車イス用スロープ スロープは傾斜を緩やかにするため途中で折り返し距離を稼いでいる

車いすのためのスロープは傾斜が1/12(12メートル進んで1メートル上がる:角度は三角関数で求められるはず)以下と決められている。測ったわけではないが恐らくクリア。

車いすでも入れる広さがあり、手すりも両側についている

こちらは男性用トイレ(「小用も座ってお願い」と注意書きが)。女性用は未確認。両方共バリアフリーにしたのだろうか?

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2017/07/18

両国駅のギョーザステーション

暑い。暑い夏はビールだ、ビールと来れば餃子だ、というわけで両国駅で28日(金)まで営業しているギョーザステーションへ行ってきた。駅構内で開催されているため「入場券必要」と注意書きがあるが、逆に言えばJRを使って行けば出場する必要がない。幸いなことに総武線は山手線、武蔵野線が交差しており、内房線の蘇我駅からは京葉線も東京駅に繋がっている。つまり同じ駅・区間を使わない選択乗車(いわゆる大回り乗車)で往復できる。というわけで交通費は133円。

西口階段付近から見下ろすとホーム上にはあまり人がいないように見える。 両国駅のホームに降り立って3番線ホームを見下ろすとそんなに混んでいる風ではない。

と思ったら、行列は階段下通路にできていた。日の高いうちなら大丈夫と思ったけれど甘かった。90分待ちとの案内(写真は帰るときに撮ったものだが、「行列は見えないので空いているように見える」状況は同じ)

なんで待ち時間を予測できるかというと、時間制限があるから。帰る人を見ていると独り餃子を楽しむ人も少なくない模様。早目に切り上げる人もいて18時前には入場できた。まずテーブル(4人がけ)に案内され、システムの説明。注文票に記入して屋台で会計し商品を受け取って調理すること、制限時間は45分、できれば食器などは屋台まで返却してほしいこと等々。

ちなみに品揃えと価格(税込)は以下の通り。

スターターセット(餃子1袋+1ドリンク+ノベルティ)※1回限り
450円
味の素冷凍ギョーザ(12個入り)
300
キリン一番搾り(中瓶)
350円
チューハイ
250円
ノンアルコールビール
250円
キリンレモン
150円
ウーロン茶
150円

注文票ではキリンレモン以外は一般名で書いてある。キリンビールと分かったのは注文したから。ノベルティはタオル手拭い。大きく「イザ、ギョーザ」などと書いてあるので、外ではちょっと使いづらい。w なお、紹介記事の中にはオリジナルうちわも付いているとするものもあるが、うちわは待機場所となる階段下通路で配っていた(が、なぜか私にはくれなかった)

まずはスターターセットと餃子1袋を購入。卓にはガスコンロとフライパンが用意されているのだが、なんか変。と思ったら蓋を裏返しにしてフライパンに入れてあったため。スタッフ曰く「使いかけでないことを明らかにするため」。なるほど。

説明書に従ってフライパンに餃子を並べ、蓋をしてコンロに点火し、砂時計をひっくり返して焼き上がりを待つ...がなんか変。あれ、火が消えている。風で吹き消されたのかと思ったらガス欠だった。あわてて砂時計を倒し、スタッフを呼んでボンベを交換してもらう。そんなこんなで仕上がりにやや難のあるものができ上がったが、熱々を頬張り冷えたビールで流しこめれば形なんてどうだって良い。2袋目の餃子を並べて火にかけてからビールのおかわりを買いに行く。常温で放置してから焼いたせいか、焦げてしまったけれど気にしない。酢胡椒に代えて柚子胡椒などを付ける。

液体調味料は瓶に、胡椒やからしはチューブで。 調味料は各種(醤油、酢、香醋(黒酢)、辣油2種類(?)、胡椒、柚子こしょう、和からし、からし、生しょうが、味の素用意されていた。いくらなんでも味の素はないだろうとツイートしたところ「千鳥酢に足してみました。辛味も欲しかったので柚子胡椒をちょい足し。これがギョーザとの相性が抜群。」という東京餃子通信の記事を教えていただいた(が、帰宅してからなので試していない)

餃子24個と中瓶2本くらい軽く入るはずと思ったが、45分という時間を気にして(終了時刻前に案内が来た)急いだせいか、あるいは自分で焼きながらという方法のせいか、満腹感を得られた。

ギョーザステーションのある3番ホームはやや低い位置にあるので総武線ホームを見上げることになるスカートをはいた方は総武線のホームでは南側(1番線側)に座った方が良いかも。酔っ払いばかりだし。

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2016/08/21

ぬれ煎餅を焼きに行く

6月の〈遠足〉に携行しようと銚子電鉄のぬれ煎餅を通販で取り寄せたのだが、色々あって延期しているうちに賞味期限の8月9日が来てしまった。そこで心ゆくまでぬれ煎三昧と洒落たのだが、心なしか風味が落ちている。そこで改めて銚子市まで買いに行くことにした。

牛久経由利根川沿いを犬吠埼へ

電車で行くと酒を飲んでしまうので(えっ まずいの?)自動車で繰り出した。ルートはいくつかあるが、圏央道の神崎ICから利根川沿いに進む道を選択。このルートではゴジラとほぼ等しい身長の牛久大仏を遠目に拝むことができる(残念ながらドライブレコーダーに収められていたはずの、前方に忽然と現れたありがたいお姿は上書きされてしまっていた)。出発した頃はどよんと曇っていたが、利根川沿いに着いた頃には「夏だ! 海だ! 太陽だ!!」という目論見通りの晴天に。「利根水郷ライン」(国道356号)でそのまま銚子市に行けたはずだが、なぜかカーナビが茨城県に行きましょうと誘導するのでそれに従う。利根川と常陸利根川の合流地点にかかる水門付きの橋はなかなか壮観であったが、しばらくして「有料道路(利根かもめ大橋有料道路)に誘導している?」という疑いが。だが、さらに下流にも橋はあったはずだし、特に曲がれという案内もなかったのでそのまま進み、銚子大橋で無事千葉県へ。ここはもう河というよりは海の風情。

銚子市役所庁舎壁面にかかるスポーツ選手を称える「祝 出場」等の垂れ幕8枚市役所の建物壁面にはたくさんの垂れ幕。「オリンピックに出場してるんだ」「でもずいぶん沢山さがってる」「そんなに銚子市ゆかりの選手が多いのかな」と不思議だったので、信号待ちを利用して写真に撮っておいた。オリンピックはトライアスロン出場の加藤友里恵さんだけでした。

犬吠埼灯台下の激混み駐車場せっかく犬吠埼へ来たのだから、やはり犬吠埼灯台へ。ところが平日(15日)にもかかわらず大混雑で小さな駐車場は満車。整理誘導する人もなく、下手をすると路駐車両が出口を塞いで出られなくなりそうだったので写真だけ撮って方向転換して抜けだした。

犬吠駅

「煎餅屋が宣伝のために電車を走らせている」と言われるほど有名になった銚子電鉄のぬれ煎餅。近年、ぬれ煎餅駅なるものも開業したが、やはり買うなら犬吠駅で、というわけで犬吠駅へ寄ってぬれ煎餅(赤の「濃口」)とサバカレー缶、そして何故かスモークサーモンジャーキー(製造は銚子市のメーカーだが原材料は北海道から)を購入。「ぬれ煎餅アイス」もあったはずだが、それは見落とした。

以前はサイトに販売店の一覧があったのだが、去年気付いたときにはなくなっていた。購入したり見かけたりした場所をあげておくと、歴史民俗博物館ミュージアムショップ、千葉駅構内のNewDays、東京駅八重洲口地下の「東京みやげセンター」と「諸国ご当地プラザ」、そして海ほたる3階の売店。遠方の方は通販で。

地球の丸く見える丘展望館

屋上からのパノラマ写真関東地方の東端まで来たので、地球の丸く見える丘展望館にも寄ってみる。屋上の中央には3段の物見台が組まれていて、360°の眺望を楽しめる。シータがあれば威力を発揮しただろう。およそ200°のパノラマ写真はダウンロード(約1.6M)して、閲覧ソフトのウィンドウ幅を1000ピクセル程度にし、原寸大表示でスクロールした方が実際に見渡しているのと似た見え方になる。

3階にある「カフェ330°」でサバカレーを食す。サバサンドが美味しいという話は聞いたことがあったけれど、サバカレーもなかなかいける(イマイチ以下であったら犬吠駅で購入したサバカレー缶の扱いに困るところであった)。ここの1階にあるお土産コーナーは狭い割に充実していた。が、素見で終わり。ヤマサ醤油の「しょうゆ味わい体験館」でしょうゆソフトクリームが食せるという情報に欣喜するも「15日は休業」という貼り紙にがっかり(予約が必要というのも、工場見学だけなのか、体験館自体も要予約なのか判然としないのも困りもの...電話で尋ねようかと思ったら「15日は休業」)。

展望館から西に向かって下りる坂から見た光る太平洋展望館は丘の上にあるので駐車場へ下りる坂の途中から輝く海が見えた。時刻は15時。

海水浴場の砂浜の向こうに見える屏風ケ浦の断崖ついで銚子マリーナ海水浴場へ行き「東洋のドーバー」こと屏風ケ浦を眺める。夕日が映えたらさぞかし美しいだろうが、それを見ていると遅くなるので割愛。帰りはあの上を走る「銚子ドーバーライン」を通る。

ぬれ煎餅駅

駐車場から見た鉄筋三階建てのぬれ煎餅駅手焼きしたぬれ煎餅の断面

国道126号沿いには「銚子電鉄ぬれ煎餅駅」があり、手焼き体験ができるので立ち寄ってみる。ちなみにここ、Googleの地図上には記載されているが、ストリートビュー(SV)にすると奥の運輸会社の建物しか見えない。不思議だなーと思っていたところ、SVの撮影がぬれ煎餅駅開業より前だと教えてもらった。使っているブラウザが旧く(根本的には使っているMacが旧い)ライトモードでアクセスしているため撮影日時が分からなかった。

手焼き体験は100円で2枚焼くことができる。係の人が丁寧に説明してくれるのだが、聞いていると他の客にもほぼ同じ説明を繰り返していて(毎回変えるのもおかしいから当然といえば当然だが)、「あれを1日に何十回と繰り返すのか」と妙な感心。健康診断で「はい息を大きく吸ってー、止めてー、動かないでー、はい終わり」を繰り返す放射線技師を思い出す。肺活量の測定を経験した旧師は「あんなのを毎日何十人と相手にしていて***Deleted for the Courtesy Reasons*** ならないか」と他人の疝気を頭痛に病んでいたが、そういえば「目が死んでいた」という声もあり、Googleマップの口コミには「子供にたいして無表情で、教え方や接し方や話方がものすごく怒ってる感じに、きつく冷たくて」と恨み節が綴られている。私達が当たったのは別の店員さんだろうか、テキパキとして無駄がなく好感の持てる人だったのだが(冷茶も持ってきてくれたし)

作りたてのぬれ煎餅は思いの外サクサクであった。なお、なぜか体験コーナーに置かれたタレはうす口と甘口のみ。その代わり青海苔とか胡椒とかマヨネーズとかも備えられていた。焼いた煎餅はその場で食べられるほか、持ち帰りもできる。

お土産コーナーは試食が充実していたため、ついついお菓子を購入。

本当に何も無い高滝湖パーキングエリア

圏央道に入ってしばらく走るとカーナビが変なところで降りろという。「え?」と思ってナビを見ると、データ上では圏央道はもうすぐ終わり。ナビ販売時には未完成の区間へと突入した。当然、例によって道無き道を進む状態に。

展望台からPA駐車場とダム湖を見下ろす。展望台東側に謎の空き地。謎の空き地前には「(仮称)イベント広場予定地(地元エリア)」という色褪せた看板

前回は予定を変更したため立ち寄れなかった高滝湖PAから高滝湖を見下ろすことができた。展望台は「なんでこんなものがここに」と言いたくなるような四角錐形の山。山地を切り開いて出た残土を積み上げたものだろうか?

当初はサービスエリアとして計画されたもののパーキングエリアに格下げされ、売店どころか自販機すらない、本当に何も無いパーキングエリア。しかし、さすがに眺めは良い。橋の向こうに見えているのは重村三雄の作品「かげろう」。展望台の東側に広がる謎の用地には「(仮称)イベント広場予定地(地元エリア)」という色褪せた看板が立っていた。

海ほたるは満車状態

海ほたるのかなり手前の路側帯に駐車場へ入ろうとする車列が突然見えるアクアラインは渋滞という表示は出ていたものの30分ほどで通過できそうだし、海ほたるの駐車場には空きがあるというので楽観視して走行。すると前方路側帯に故障車? 事故か? と思いつつ前を見たら海ほたるへ入る車両の列だった。しかしもう待機列へは入れない(走行車線で止まったら渋滞の元だし、下手をすると追突される)。それにうまく割り込めたところで、何分かかるか分からない上に、駐車場で「この野郎」と殴られるかもしれない。と言うわけで立ち寄り断念。海ほたるでカーナビに次の目的地をセットする予定だったので、その後は無誘導状態に。しかし、2年前まではカーナビなしで走ってたんだと開き直る。それにしても首都高は右側に降り口という無体な構造を止めて欲しい。

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2016/04/10

今年もまたやります「ふくしまの話を聞こう」

震災の翌年から始まった「ふくしまの話を聞こう」。今年は海と魚の話を聞きます。

ふくしまの話を聞こう5

4月16日の土曜日、会場は千代田区立日比谷図書文化館(旧・都立日比谷図書館)4階の 小ホール(スタジオプラス)。

広い会場を手配できなかったので45席とこじんまり。そのため会費は1,500円と大幅アップ。そのためか残席あります(第一回の時は、江川紹子さんにツイートされたとたんに満席となって、慌ててテーブルをなくして増席したものだが)。お申し込みはこくちーずから。遠隔地の方のためにネット中継も検討しています。

また終了後に講師を交えた懇親会も企画しています。お申し込みはドアキーパーから。

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2016/01/30

アクアマリンふくしまへアンコウを食いに行く

アクアマリンふくしま(正式名称は「ふくしま海洋科学館」)では月に1回、福島の海で獲った魚の放射能を測定する「調べラボ(「たべらぼ」と読む)を開催している。

アクアマリンふくしまでは「調(た)べラボ~いわきの魚を食べてみよう~」を開催します。福島県で漁獲される魚をみなさまの目の前で捌いて、放射性物質量を測定することによって、現在の福島沿岸の魚介類の安全性を理解していただくイベントです。

そして「いわきの魚を食べてみよう」という副題が示すように、モニタリングの結果から安全性が確認され試験操業の対象となった魚介類は試食できる。1月はアンコウ!

というわけで17日(日)にいわき市まで行ってきた。去年の夏に駆け足で回って消化不良だったところをじっくりと見たくもあった。今回はお酒をいただこうということで列車を選択。

常磐線特急「ひたち」の色覚バリアフル

JR常磐線の特急「ひたち」は全席指定である(自由席というものがない)。特急券を持たないで乗車した場合は、頭上に赤色灯のついている席に座り、車掌から指定券を購入することになる(乗車前に買うより高くなる)。「空いているのは赤色点灯の席」というのはアフォーダンスに反するように思われるかもしれない。実際そういう声はあったし、私もそう思っていた。しかし座席指定券を購入して乗車してみると、券面に印字された番号の座席が緑色点灯なのは実に当然であった。

座席の上のランプが予約済みかどうかを示し、左が緑色なら予約済み、右が赤なら未予約。ところでこの「ひたち」の乗車システムにはもう一つ批判があった。それは指定券が発行済であるかないかが天井のランプの色だけ、しかも赤と緑という日本人男性の約5%が識別できない組み合わせで表示されていること。色覚バリアフリーの思想においては色のみに頼った区別は好ましくないとされる。インターネットエクスプローラー(IE)とかファイアフォックス(Firefox)あるいはサファリ(Safari)、クローム(Chrome)といったウェブブラウザにおいて、標準の設定ではハイパーリンクの張られた文字列は色が異なるだけでなく下線が引かれていることにお気づきだろう(標準では未読が青、既読が赤であるが、その色を変えるだけならまだしも、下線を表示させないようにする**Deleted for the Courtesy Reasons**な〈デザイナー〉が存在するのは実に嘆かわしい)。これはWorldWideWebを開発したティム・バーナーズ=リーの卓見らしい(色覚バリアフリーという概念の提唱者は不詳)が、現在のカラーユニバーサルデザインについては色覚バリアフリーのページなどを参照されたい。

座席の背もたれにある説明では赤いランプは左端 「色だけで区別といえば交通信号がそうではないか」という声もあろう。経験者によると色ではなくて左右の位置で区別しているという(そのためふだん横に並んでいる信号になれた人が雪国のように縦に並んだ信号機に遭遇すると困惑する。それはもっともに聞こえる。ある種の充電器では点灯部位が同じで色だけ変わることで充電終了を知らせるが、そうではないから点灯部位で判断はできそうだ。それではここで座席の背もたれについている説明を見てみましょう。赤が左で緑が右になっていますね(交通信号の配置を思い出せる人はいますか?)。それでは天井のランプの配置はどうでしょうか。

通路を挟んで進行方向向かって右側の座席では赤と緑が逆になっている これに気づいたのは帰宅して写真を整理している時だったが、「こんなバカなことがあるのか」と開いた口が塞がらなかった。そしてしばらくして気がついた。私が乗ったのは下り列車。上りなら座席は180°回転するので説明と一致する...あれれ、通路反対側ではランプの並びが逆ではないか。窓側が緑という配置なのだろうか?

ともあれ、頭上のランプは緑という快適な旅で泉駅に到着。駅そのものは3度目だが列車から降りたのは初めて。橋上駅舎は改装したばかり(といっても2005年か?)らしくとてもモダンな印象だが、ホームは昔ながらの常磐線の趣がたっぷり。

アクアマリンふくしまへ

泉駅からアクアマリンふくしまへはバスも出ているものの、あまり便利ではないので南口からタクシーに乗る。車内に「プラズマクラスター」云々というステッカーが貼ってあるが気にしない。料金メーターは順調に上がっていき、正門前、タクシー降り場の寸前でもカチリと上がって2130円。眉ひとつ動かさず現金で支払って降車。荷物をコインロッカーに収め身軽になって入館。料金は1800円。

今回は「縄文の里」はスキップし、まっすぐ本館へ向かう。海獣(印象としては怪獣 ^^; )の咆哮が聞こえてきたので記念に一枚(音無し)。

「調べラボ」は1階のアクアルーム1で開催されていた。廊下に面した側に流しと調理台があり、そこで獲ってきた魚を測定用にさばいていたのは富原さん。鮮やかな手つきとよく通る説明の声に漁師さんか魚屋さんかと思ったら獣医さんでした。 私の撮った写真では雰囲気が出ていないので、ボランティアスタッフの方の写真を拝借。左端の女性は取材に来た福島テレビのスタッフ、その前で熱心に見入っている女児は常連さんらしい。

アンコウ汁を作る寸胴鍋の前に女性レポーターが立ち、向かって右側にカメラ・音声・照明ああ、写真は「第九回 調べラボ~いわきの魚を食べてみよう~」にたくさん(私の撮ったぼけたのも)。そしてドンコの身を測定機に入れて後は待つだけになった11時からはお目当てのアンコウ汁が振舞われる。福島テレビがレポートするさまが面白かったのでこっそり撮影。そのせいでもないだろうが、おかわりしてもいいのかなぁとウロウロしていたら福島テレビに取材を依頼され、テレビカメラに顔を晒すことに。たとえ相手がテレビであろうと「撮られたら撮り返す」を実践。

正面にTVカメラを担いだ男性、その背後からLEDライトで照らされ、向かって左には音声収録用の大きなマイクレポーター「今日はどうして来られたのですか」私「アンコウ汁を食べられると聞いて」
レポーター「参加してみていかがでしたか」私「アンコウ汁が美味しかった」
レポーター「ここに来て、来る前と考えが変わりましたか」私「全然変わりません」

展示パネルの下にあるテーブルに並べられた参考図書後から思えば、そこで後ろに並んでいる本(『はじめての福島学』や『放射線被曝の理科・社会』『語りあうためのICRP111』『原発事故と放射線のリスク学』『知ろうとすること』など20冊)の中から『スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか』をサッと取り出し、「この本を読んでいましたから」とやったら様になっただろう(下衆の知恵あとから)。実際問題、汚染は基準値をはるかに下回り、その基準値からして1年間食べ続けても追加1mSvに達しないことを確実にする用心深いもので、なおかつ追加1mSvを超えたからといってなにか悪い影響が出るはずもない(なにか起きるとすれば別の不摂生の影響の方が大きかろう)。「美味しい魚だ」とニコニコしていることの好影響の方が強く出るだろう。

ちなみにこの本はチェルノブイリ事故の越境汚染を食らったスウェーデンが、大混乱の果てに得た教訓と対策をまとめたもので、訳者の「本書に見られるような危機意識と万全な災害対策が日本でもきちんと共有され、適切な準備がなされていれば、福島第一原発事故のあとの対応は異なったものになっただろうと思わずにはいられません」というあとがきが印象的。原発を再稼働するなら「事故は起きないように努力はするけれど、もし事故が起きてもこういう対策があります」を示すべき。そして同じ失敗を繰り返してはいけない。

なお、2月13日11時半からの「サタふく」で放送されるらしいが、私の場面はカットされていることでしょう。県外から見る術もないし(どこかで見られるかな?)。もし映っていたら教えてください。

おいしい水族館

寿司屋のカウンター。ここで代金を払って寿司を受け取る。 さすがにアンコウ汁一杯では腹が満たされないし、むしろ食欲が刺激されてしまったので、いったん抜けて、かねて予定の寿司処「潮目の海」HAPPY OCEANSへ。水族館で寿司を食うって許されるのだろうか? という気もするが、クラゲ水族館として有名な加茂水族館のレストランでもエチゼンクラゲ定食やクラゲラーメン、クラゲアイスを出しているし、許されるのだろう。もちろん館長には持続可能な、科学的に管理された資源利用こそ海洋のワイルドミートクライシスを解決するかぎであるという明確な考えがある。

寿司台に並べた六貫の握り寿司と升に入ったコップ酒を収めたトレイ すぐ脇にミズクラゲを眺めながら立って食べるカウンターがあったのに気づかず、反対側の椅子のあるスペースで握り寿司と地酒「又兵衛」をいただく(本体価格の合計1325円に課税した額1431円は表示されている税込価格の合計(1030+400)より1円高くなるので分けて注文するのが吉)。「潮目の海」の大水槽を泳ぐ魚を眺めながら、一緒に来る予定だった人のことを想ってちょっとしんみり。

ほろ酔い加減で展示を見て回り、トドやアザラシ、チンアナゴを愛でながら1階に戻ってくると今度は「おいしい水族館「アクアクロス」」にトラップされる。こちらではくじらフライ(単品)とスーパードライ。改めて確認できたことは、記憶にある鯨肉の味は生姜醤油の味であったということ。

さばかれて口だけ残ったアンコウ その足でアクアルーム1に戻ってみると、不覚にもアンコウの解体は終わっていた(上記togetterに動画がある)。しかし測定しなかった魚がブツ切りにされており、わさび醤油も用意されて食べ放題に(一般の客には出さない賄い的な物をツイッターの誼で分けていただいた)。途中でアニサキスがいるかも、という話になり「よくかんで食べましょう」になったものの、幸い潜伏期間を過ぎても異状なし。余った魚をブツ切りにして山盛りになった紙皿が2つ、その隣にわさび醤油の入った紙皿

しゃぼん玉男

ガラスの向こうに青い水槽が並んでいる14時を回ったので帰りの列車が気になり始め、「もういっぺん来るかも」とバックヤードツアーにも申し込まず、館内をサッと巡りシーラカンスのコーナーにも足を運んだ)、外に出てクウェート・ふくしま友好記念日本庭園の奥にある水生生物保全センター(CAL)でデビュー前の魚達が養生している水槽を眺めて退館。土産物を買うならら・ら・ミュウが良いと聞いたので、正門を出て直ぐに右へ。途中はA型バリケード(これの名前を調べるのに手を焼いた)が並べてあって工事中のように見えたが、警備の人に聞くと通り抜けられるというので進んでゆくとレンガを敷き詰めた広場になり、そこで大きなしゃぼん玉を飛ばしている人が。声をかけて写真を撮らせてもらった。

直径30センチメートル、長さ2メートルほどの大きなしゃぼん玉を作る男性

海べりの広場を漂う巨大なしゃぼん玉

ら・ら・ミュウ

ら・ら・ミュウは正式には「いわき市観光物産センター」といい、大きく「飲食ゾーン」「物販ゾーン」「おさかなゾーン」に分かれている。ここで「めひかりクッキー」「会津みちのく酒紀行」「かつおチップス」を購入。ついでにインフォメーションで泉駅へ行く方法を尋ねると、バス時刻表付きの地図に蛍光ペンで描き込みながら丁寧に教えてもらった(ただし、印をつけてもらったバス停は逆方向のいわき駅行)

バスの来る時刻には余裕があったので、ふと2階に上がってみると「いわきの東日本大震災展」をやっていた。3年前に開催し、当初は1年間の予定であったものが長期開催されているという。原発事故が注目されがちだが、福島県も津波被害は激しい(ずっと南の千葉県でさえ死者が出ている)。会場中央に何気ないように置かれていた大きなぬいぐるみは土台だけが残った住宅跡に置かれていたという。「欲しかったら持って行っていいよ」といったという主人の言葉に、流されたのは家だけではないことがうかがわれた。

17日に「アクアマリンふくしま」へ行ったついでに土産物を買おうと「ら・ら・ミュウ」(いわきの物産銘品プラザ)に寄ったところ、2階で震災展をやっていた。被災者から譲り受けたという大きなぬいぐるみが印象的(持ち主については明示的な記述はなかったけれど、津波で亡くなられたと推測)。

Posted by 細川 啓 on 2016年1月19日

泉駅はるかなり

「支所入口」のバス停バス停に行くとバスが来るまでにはまだだいぶあったので、駅方向に歩くことにした。しばらく歩くと「支所入口」。これはアクアマリンふくしまのサイトに案内されている停留所。また少し行くとアクアマリンまで徒歩10分という大きな看板が。徒歩10分と書かれた高さ2メートル、幅3メートルほどのアクアマリンふくしまへの案内看板次のバス停に着くたびに時刻を確認し「まだ行ける」と歩き続ける。バス通り(県道15号線)だから逸れることはあるまいと思ったのが大間違い。小名浜消防署前で15号線から逸脱、途中で怪しみガソリンスタンドで道を聞かなければ危うくそのまま陸前浜街道を西進するところであった。泉町八合のESSOさん、ありがとうございました。

あの交差点、なんか嫌な感じはしたのだ。それまで順調に現れていたバス停が急に途絶えるし(そこで引き返せよ)。でも、地図を見てもらえば分かると思うが、右上方から15号線を辿ってくれば左下方へ進みたくなるもの(バス停をチェックするため左側を歩いてきたから、同じ道を2度横断することに抵抗もあった)。とはいえ、リアルタイムであれ事前であれ、地図の確認は大切と何度目かの反省。晴れていたのがせめてもの救い。いや、雨や雪なら歩くなんて無謀なことをせずバスを待った...過去の経験を鑑みるに、そうとは言い切れないな。

ともあれ、やや予定より遅れたとは言え無事に泉駅に到着。時刻表を見るとまもなく上り特急が来る。券売機の操作は朝と同じなので滞り無く乗車券と特急券を購入し、余裕で17時32分発特急「ひたち」24号に乗り込んだ。

終わり良ければすべて良し

帰りの旅の友は「ら・ら・ミュウ」で買い込んだお酒とおつまみ。

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2015/11/05

矢祭町の「さかな家」に行く

東北最南端の町、矢祭町には「さかな家」という小料理屋がある。6月に水戸へ行った帰りに乗用車で矢祭町を訪れた際は、開店時刻よりも早く着いてしまったこと、また自動車なので酒は飲めないこともあり、店の場所を確認しただけで帰ってきてしまった。今回、郡山まで鉄道で出たので、水郡線を使って立ち寄ることを計画した。

郡山駅の謎

4番線ホームの標識の隣に、より大きな3番線は80メートル先の標識昼食を済ませ、13:45発水戸行きの水郡線に乗ろうと郡山駅に着いた。改札はICカードで通過できるが、用心して切符を購入。東館駅まで1320円。案内に従って地下通路を通り、階段を登ると不思議な標識。出たホームは右が2番線、左が4番線。3番線は?と思うと大きな「80m先」だという。1本のホームを2つの線で共用する例もあることだし、そういう事かと思って矢印に従い進むと、さらに大きな「3番線」の看板。なんぞこれ。

ホームの真ん中、待合室の外壁に幅3メートル、高さ2メートルはあろうかという「3番線はこの先です」の看板「水郡ホームはこの先です」「3番線 水郡線ホームはこの先です。」とくどいほどの案内。

ホームの幅が半分になり、2番線の線路の隣にもう一本線路があり、そこに列車が止まっていたこの謎は待合室(上記看板は待合室の外壁に掲げられている)を過ぎると解けた。切り欠きホームで3番線が作られているのだ。かつては番線なしで「水郡ホーム」と呼ばれていたらしい。ちなみに戸と山を結ぶから水郡線なのだが、名目上?は隣の安積永盛駅が終点。

奥久慈清流ライン

全長140kmほどあるものの、現在は各駅停車しか運行されていない。完全非電化路線で走るのはすべて気動車(ディーゼル車)である。こう書くととても田舎臭い感じがするが、愛称は奥久慈清流ライン、そして車体はカラフルである。車内はボックスシートとロングシートを組み合わせたセミクロスシート、ボックスシートは1-2の3アブレスト、つまり一人がけと二人掛けの組み合わせなので中央の通路がゆったりとしている。そして驚きなのはトイレ。

洋式便器入り口も幅広くて中も広々、L字手すりも設置されており、車イスでも使用できそうである。もちろん水洗である。しかしながら東館駅のトイレは汲み取り式で、強烈なアンモニア臭が漂っていた。なんというギャップ。

大きな高窓一周する円形の建物に円錐形の屋根途中にはモダンな駅舎の駅もあったが(すれ違いのためしばらく停車していた磐城塙駅)

闇夜に入り口と待合室の蛍光灯だけが輝く駅舎東館駅は典型的な田舎の駅舎。昭和時代の話であるが、東京から来た学生が、無人駅が多いことを悪用して無賃乗車を図った。気がついた車掌が「待て」と呼び止めるも夜陰に乗じてその場は逃げおおせた。3日後に何食わぬ顔をして乗車すると、車掌が「お前はあの時の」と見破り、3日経っても覚えられていることに観念して、おとなしく割増運賃を支払ったとか。伝聞なので最初のシチュエーションがよく分からないが、どうも乗務員は全乗客の顔を見知っている恐ろしい路線、ということらしい。いかにもそんな感じを漂わせている駅舎である。

ちなみに簡易委託駅で、乗車券類の発売はいかにも近所のおばさんという風の女性が行っていた。集札すなわち改札口での切符の回収は行っていない(往きは車掌が検札の際に回収してしまった)。また16時を過ぎたあたりで窓口のシャッターを下ろして帰ってしまったので切符を購入することはできなかった(車内で購入したところ、駅では使えなかったであろうSuicaで支払いをすることができた)

今回も早い時刻についてしまうので、時間調整は近隣散策に当てようかとも思ったが、いろいろあって駅の待合室で読みかけだった『悪魔のハンマー(下)』を読むことに。上下合わせて1000ページを超す大作で、しかも活字が小さい。上巻を読み終えたところで息が上がってしまい、しばらく放置していた本。在来線の旅の友にはふさわしかろうと持ってきて、かなり読み進めることができた。しかし、見慣れぬ男が駅の待合室でずっと本を読んでいるというのは、地元に人にはかなり奇異に見えたかも。女子高生目当て(けっこう降りてきた)の変態に思われたかな?

さかな家

日も暮れて、高い天井の蛍光灯では本を読むのがつらくなったので、そろそろ開店するかと「さかな家」の前まで行ったが、まだ看板は消灯したまま。前で待っているのも不審に思われそうなので、いったん国道118号に出て、そこでポケットWiFiをつなごうとしたが、残念!電波が入らない。〈秘境〉を甘く見ていた。

闇夜に浮かび上がる「さかな家」の看板時計を見ると17:20。もういいだろうと戻ってみると、見慣れた文字の看板が煌々と輝いていた(マイナスに露出調整しないと文字が飛んでしまうほど)。ありがたやありがたや(開店時刻は17時半)。

何食わぬ顔をして入店するといかにも若大将という感じの主人に迎えられる。一人なのでカウンター席に案内された。カウンターと言っても靴を脱いで上がる板張りの小部屋で、主人が目の前で調理をする。メルマガの「おすすめ」にあった南郷ひやおろしやまつりの恵み盛り合わせ(ノビルの味噌添え、甘唐辛子の天ぷら、あと一つはなんだったっけ?)をまず注文。お酒は目の前でなみなみと、比喩ではなくてなみなみと注いでいただいた。

カウンターの上にある木製の魚職住接近なのであろう、小学生のお嬢さんが帰ってくる。そしてちゃんと客に挨拶をしている。やがておかみさんも現れて「アイコンそのままですね」。以前はオフ会で会った人から「アイコン詐欺!」と罵られることが何回かあったけれど。おかみさんの故郷に敬意を表して飛騨のお酒をいただくことに。これもまたなみなみと。

帰りの電車汽車の時刻が迫っているのでハイピッチで注文。さんま刺身に続き『いちえふ』にたびたび登場するメヒカリの空揚げ又兵衛ひやおろしでいただく。これもまた美味。しかしこんにゃくビビンバ丼はタイムアウトで見送り。うーん、もういっぺん来ないとだめか。おみやげにいただいたリンゴを下げて駅に行くと「矢祭町はこんにゃくの里」というステッカーが貼ってあった。

現在駅を中心に前後3駅に列車が着ているかを示す電光表示板が待合室の壁にかかっている水郡線の各駅にはこういうモダンな設備もある。無人駅が多いので、列車の遅延を利用者に知らせるためのもの。名前はトレインロケーションシステム「おしらせくん」とか。郡山に戻って新幹線に乗るならもう少し遅くまで粘れるけれど、今回は水戸に出て常磐線での帰還を選択。

人の姿が見えない車内(背もたれの影にはいたかも)水郡線はほぼ貸切状態。真っ暗闇の中をたっぷりと時間を掛けて水戸に着く(途中駅で車両の切り離しとか下り列車との交換とかで止まっている時間も長かった)。すなおに特急(ときわ92号)に乗ればよいのに、「金はない、時間はある」と学生のようなことを言って各駅停車を選択(新幹線を使った場合の半額で済んだ)。ロングシートで旅情はないけれど、途中から心地良く眠って帰ってきた。『悪魔のハンマー』は残り200ページほど。


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2015/04/11

タコライスを食べに行く

ツイッターで知り合った人が、新聞に紹介されたこともある5年間続けていたタコライスの店を一時閉店するという。

なんどかお誘いをいただいて、その都度「機会があれば」と社交辞令でかわしていたが、機会というものはあっけなく永遠に失われてしまうもの。そう反省して最終日に訪問した。一時閉店だから、新装開店を待っても良いのだが、「雑誌の休刊は事実上の廃刊」なんて言葉も思い出し、もしそうなったら夢見が悪い。むしろ「もう食べられなくなるかも」と慌てていけば、あっさりと再開するかもとジンクスを逆手に取ることにした。

店の前景 ルートを検討すると電車よりは自家用車の方が便利だし安いので、高速道路で本庄へ向かう。例によって詰めが甘く、店の前を一回通り過ぎてしまったが、開店時刻を少し過ぎたところで無事到着。
レジには「いままでありがとうございました!」と。予約しておいたテイクアウトのタコライス(完売)に加えてタコスも注文。少し世間話をしたところで次のお客がみえたので早々に辞してきた。
Imgp0217 店内は「トイ・ストーリー」グッズで溢れかえっていたが、さりげなく会津本郷焼も。牛(あかべこ)の頭が飛び出しているのには驚いた(洗いにくそー)
タコス帰る途中、寄居 星の王子さまパーキングエリアの野外テラスでタコスをいただく。
青空を背景に映える桜野外テラスには桜の花びらが上品に降ってくる。
花壇一面の紫の花 店舗前の花壇は花がいっぱい。
花壇の中に立つ「においが発生しています」という注意書きしかし、ここは埼玉県寄居町。「近隣には畑・養鶏場・酪農場・堆肥処理場がございます。」
ちぎったレタスを敷いた上にタコスの具、そして半熟目玉焼きがのったタコライスこれがタコライス。お土産にいただいたハラペーニョ(青唐辛子)の酢漬けは酒のつまみに。
早期の再開を待ってます。

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2013/06/19

酵素ってなんでしょう

私は大学の卒研で酵素を扱いました。そのころから「万田酵素」なんてものがあり、「なんか違う〈酵素〉があるな〜」とは思っていましたが、最近は酵素飲料とか酵素ダイエットなんてものも出てきて、物理学の人が〈波動〉を誤解されているのと似た状況に陥っているようだと現状認識。

きっかけは「かーちゃん」ことButayama3さん(わ、敬称内蔵型だ)がtogetterにまとめられた「酵素物語」(1-4)。酵素学をかじった人間が当たり前だと思っている知識が、実は全然当たり前ではないことを再認識させられました。基礎の基礎を生活感覚に合わせて説明しなければ...

さて評判の酵素飲料の作り方を調べてみると、「まずはこちらを見てください↓」と酵素についてもっと知りたい!! 素朴な疑問Q&A 【食事で酵素を効果的にとる 3つのワザ 】というページが紹介されている。そこをひらくともう目眩...

「免疫力を上げるには「酵素」をとる事です。」...そもそも免疫力の正体が不明ですが、仮に免疫細胞の活性だとしても、酵素は無関係。遺伝子の発現には酵素が必要とか、インターロイキンの合成には酵素が必要ってところまで行けば辻褄は合いますが...それなら「免疫力を上げるには炭素をとる事です」も成立する。

「(酵素とは)消化と代謝を助ける栄養素です」...もうね、アボカド、バナナと。

いちいち反論していたら長くなるので、上記ページのQ&Aに沿って解説しましょう(Q4,5は割愛)。

Q1. そもそも酵素って何?

(生体内で)化学反応を素早く行わせる触媒で、その実体はタンパク質(限られた領域ではRNAも酵素として機能しているが専門外の人は無視して構わない)。タンパク質だから、口から入れれば消化されるし、ヒト以外に由来する酵素を注射すればアレルギーを起こすことがある。

基本的に一種類の酵素は一種類の化学反応を司る。たとえばタンパク質を消化する酵素はデンプンを消化しない。タンパク質の消化でも、大きくぶった切る酵素と、腸で吸収できるアミノ酸にまで分解する酵素は別。また「タンパク質なら何でもござれ」というものから「特定の(構造を持った)タンパク質しか分解しない」というものまである。

多くの生命活動は酵素によって担われていると言える。たとえば刺激が神経を伝わるのさえ、酵素が関与している(殺虫剤の中には酵素を働かなくすることでシナプス接合部における神経伝達を異常にして虫を殺すものがある)。古典的な抗鬱剤が働きかけているのも脳の中の酵素。かと思えば毒蛇の毒も酵素、ジフテリア菌の毒も酵素。

発酵も微生物の酵素の働きで起きる。その過程を制御できていれば発酵だが、意図しない方向に進んだら腐敗と呼ぶのが相当。初めから酢を作るつもりなら酢酸発酵で、同じ現象でも酒を作るつもりが酸っぱくなってしまったのなら酸敗。

発酵、酵母、酵素。これらは互いに関係はあるものの、それぞれ別のもの。発酵は現象、酵母は発酵を起こす微生物(の一種)そして酵素は発酵を起こす物質。酵母による発酵は酵母菌内の酵素によって起こる。非正統的な酵素は発酵と区別の付いていないものが多い印象を持つ。これは ***Deleted for the Courtesy Reasons*** せいではないだろうか。

Q2.酵素は何に含まれているの?

酵素にはいろいろな種類がある。「酵素一般」が存在するのは生化学会大会の発表分類くらい。

アミラーゼなら唾液の中、ペプシンなら胃液の中、トリプシンなら小腸の中、カタラーゼなら血液の中、γグルタミルトランスペプチダーゼなら肝臓の中、ナットウキナーゼなら納豆の中といった具合。なお、それしかないという意味でも、そこにしかないという意味でもない。たとえばアミラーゼは麦芽や大根の中にもある。

したがって「酵素は何に含まれているの?」という問はナンセンス。それは「ビタミンの多い食べ物は何?」という質問が意味をなさないのと同じ(食べ物に限定しなければ「総合ビタミン剤」だが)

Q3.酵素が不足すると、どうなるの?

触媒は化学反応の前後で変化(減少)しない。もし生体内で酵素が不足すれば自動的に合成される(前酵素という半完成品で貯蔵しておいて、必要に応じて活性化する例もある)。それが間に合わなければ病気になる。生体外から補給した酵素が働くことは、極めてまれ(口から入れれば消化されるから)。効果があるのは風邪薬に配合されたリゾチーム(効かないという異論もある)、消化剤に配合されたジアスターゼやリパーゼくらいか。おっと脳梗塞の特効薬t-PAもその正体は酵素だが、これは消化酵素の影響を受けないように注射によって投与される。

Q6.酵素を無駄使いしないためにはどうしたらいいの?

「酵素の無駄遣い」が意味不明。酵素飲料などを信じている ***Deleted for the Courtesy Reasons*** な人の根本的な思い違いは、実際に機能している酵素とは別の、得体のしれない何かを酵素だと思い込んでいること(wikipediaの酵素の項目[2013年6月9日 (日) 21:18]にはわざわざ「酵素摂取による健康法が謳われ、健康食品やダイエットサプリメントなどに「酵素」の名を冠したものが数多く発売されているが、十分な科学的根拠がないものも多い。詳細は、酵素栄養学の項を参照」と注記されており、その酵素栄養学の項目では「一般的な生理学・分子生物学等との矛盾点」という一節が設けられている。)

実際に機能している酵素とはどんなものか。もちろん未同定のものはあるものの、その機能や性質がきちんと調べられたものには国際生化学分子生物学連合が名前を決め、EC番号を発行している。もし未知の、ヒトの健康に有用な酵素があるならば、家庭でできる摂取法の開発などよりも、その単離と同定に力が注がれるのが常識。特許を取るにはその方が有利だから。本当に有用であれば第三世界の民間療法さえ特許で押さえてしまうと非難される先進国の製薬会社等が見逃すはずがない

つまりまっとうな酵素であればEC番号を持っているし、それが未決定の場合でも名前を持っている。なぜならば名前がなければ研究を進めるのに支障をきたす。まさか論文に「アレ」とか「例の酵素」とか「松風」と書く訳にはいかない。そして司る反応が分かっていれば語尾が「-ase(カタカナの場合は〜アーゼもしくは〜エース)」の名前がつく。

逆にいえばEC番号がなく、名前(系統名または常用名)の無い酵素はモグリと言える。なお、語尾がaseではない酵素もある(カルパイン EC 3.4.22.17、ペプシン EC.3.4.23.1-3など)。

まとめ

世の中には酵素学が扱うような(まっとうな)酵素と、そうでないものとがある。 まっとうな酵素それぞれは、相手にする物質や促進する化学反応が決まっているスペシャリスト(体の中ではチームで働いている)。 まっとうでない〈酵素〉はただちにインチキと断定できるわけではないが、作用や性質が研究されている酵素と同列に見るべきではない。 酵素栄養学は正統的な学問とはみなされていない。

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2012/11/25

我孫子駅、弥生軒の唐揚そば

我孫子駅の駅そば店が大きな空揚げを載せた蕎麦/うどんを出すという話を知ったのは、おそらく「タモリ倶楽部」で選択乗車(大回り乗車)を取り上げたとき。

選択乗車とはJRの運賃計算の特例大都市近郊区間内のみを普通乗車券で利用する場合、重複しない限り乗車経路は自由に選べる)を利用した乗車方法。たとえば上野駅から御徒町駅へ行くのに、130円切符を購入し山手線で内回り(新宿・品川を経由)に乗車しても構わない。俗称は〈大回り乗車〉。同じ駅を二度通ることはできないので一筆書きと呼ぶのは不適切。

その時は「ふーん」と思って見ていたのだが、先日それが急に気になり、路線図を確認したところ130円で行って帰ってこられることを確認。なんとなく1日がかりの大大回りをしなければいけないように思っていたが、ミニマムでも構わないのだ。

というわけで、思い立ったが吉日とばかり25日に決行。快晴に恵まれ、上機嫌で常磐線(地下鉄千代田線)に乗ったところで「乃木坂駅で人身事故」というアナウンス。「どうせ帰りは常磐線を使わないし」と聞き流したが、「ニンシンジコ」と聞こえる自分の耳にやや不安を覚える。

我孫子駅ホームにて。成田行は11:46発との電光表示。

我孫子は遠い、というイメージがあったけれど、意外に早く、11時前に着いてしまった。ホームは3本あるのだが、降り立ったホームの売店はシャッターが閉じていた。店の場所を確認してこなかった迂闊さを責めながら探すと、3,4番線のホームに開いている弥生軒5号店を発見。ところが時刻表を確認していなかったので、乗り換える予定の成田線は電車が発車間際。これは「この時間帯でも30分に1本は出ていたはず」と見送ることに(ここで食べずに乗っては何をしに来たのか分からなくなる)。

丼を覆う鳥空揚げ

蕎麦にするか饂飩にするかは道中も迷ったものの蕎麦を選択。唐揚は1個入り(360円)と2個入り(480円)が選べるので1個を選択。丼を受け取るとなるほど大きい。味もまずまずであった。

食べ終わるのには5分とかからず、後は電車を待つばかり。11:16に上野発成田行へ乗れば良いのだが... しばらくして催してきた。そこで階段を登ってトイレに行くとかなり混んでいる。時計と睨めっこをしながら待っていると、どうも用を済ませていては間に合いそうもない。そこでいったんホームに戻る。しかし待っているうちに成田までの42分間が危険に思えてきた。この感じでは電車にトイレはないかもしれない。脂汗を流しながら車内で足踏みをすることになるのは御免だ。というわけで再び橋上のトイレへ。余裕の表情で戻ってきたときにはホームは無人になっていた。

成田駅1番線にはだれもいない

鹿島神宮行きはボックスシート

30分ほど待ち、次の電車に乗って成田へ。ああ、ロングシートか。成田駅の1番線はなぜか人っ子一人いない。先年、銚子へ行った時も旅情のないロングシート電車で興ざめだったが、向かいに止まる鹿島神宮行き電車は、モダンなステンレス車体にもかかわらずボックスシート。これは期待できるかも、と思っていたとこへ来た電車もボックスシート。かなり混んでいたが幸い座ることができた。長閑な田園風景の中を千葉へ。そして総武線で都内へ。

学生時代は常磐線沿線に住んでいたし、前世紀末に勤めていた会社は千葉に分所があって頻繁に通ったこともあり、この日はちょっとした感傷旅行にもなった。

出発した駅の隣駅で改札を出ようとしたところ、何故か自動改札から乗車券が出てきた。そのままにしたら次の人が困るので抜き取って出札。切符の写真を撮り忘れていたので丁度良い。家に帰ってからスキャンした。

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2012/08/02

さらば名舌亭

神田神保町に「名舌亭(めいたんてい)」という炭火焼(焼き鳥)の店があった。

道路から見上げた名舌亭の看板

それが6月末で突然閉まったという話を聞いた。

私自身は一二度しか行ったことはないが、元同僚の中には贔屓にしていた人もいる。

7月末に所用があって傍を通ったので写真を撮ってきた。次のテナントはもう決まっている。

閉ざされた入り口


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2010/09/02

バクテキなう

焼肉店「牛角」などを運営するレインズインターナショナルが、ステーキの新業態店を始めるにあたり、店名をツイッターで公募した。懸賞(100回分の食事券)目当てに「ステーキRock!」「気軽に牛肉」「月曜牛の日」「週牛二日」「お肉小僧」で応募したけれどあえなく落選。ところが採用された人への食事券贈呈式に合わせた試食会(プレス向けPDF)に再度応募したところ、これに当選した。純粋な無作為抽出の結果なのか、応募作品の評価などを含む(気に入った場合でも他社商標との関係とかで採用できないことがある)のかはわからない。

「2食食べて頂きますので(残してもOK)腹ペコの状態でお願いします。」とメッセージが来たけれど、空きっ腹で行って「美味しい」と言っても説得力がない。そこで献血ルームに予約を入れ、当日は血(血小板)を抜いた状態で食べに行くことにした(変態か)。

さて当日。16時に新宿でソバを食う。さすがにラーメンを入れる度胸はない。京王線で笹塚駅へ。公式アカウントのプロフィールに地図を入れさせていたので道には迷わない。

バクテキ笹塚店の看板:文字ではビフテキ・ハンバーグ・カレーだが、ビフカツの写真も


以下、会場からのツイート。

バクテキ到着なう。これから試食会。ハッシュタグはなに? posted at 16:54:04

@BAKU_TEKI バクテキ到着なう。これから試食会。ハッシュタグわからないのでRT希望。
posted at 16:59:21

@BAKU_TEKI 開発秘話(?)なう。いい香りもしてきた。ただし店内ちと寒い。みなさん上着を脱いで!
posted at 17:17:25


この「寒い」というのは、あとになって私の席だけが空調の冷風の直撃を受けていたためと判明。

自慢のバクテキ。鉄板の上に6つに切り分けた厚手のステーキとモヤシ
6種類のソース

卵(の黄身)を落としたワイルドビーフカレー


.@BAKU_TEKI バクテキ完食なう。直前にソバを食べて来たのに200gのステーキがすんなり入る。米も期待以上。次はワイルドビーフカレーだ。
posted at 17:39:03

.@BAKU_TEKI サイドメニューの、お替りライスが100円で、大盛りライスが50円って、言いたいことは分かるけど誤解まねかない?「50円増し」
posted at 17:53:47

.@BAKU_TEKI スープ系が欲しいなと思ったらサラダセットの中にあった。
posted at 17:58:11

.@BAKU_TEKI ワイルドビーフカレーはその名に恥じない刺激的な味(卵がマッチ)。ただしワイルドを野性と書くのは納得できない(野生が正しい)。角川書店のばか。
posted at 18:06:57


この誤表記は昔からあったが、市民権を与えたのは角川書店が出した月刊誌「野性時代」(1974-1996)ではないかと疑っている。「誓いて我に告げよ」(佐木隆三)とか良い連載があったけど。

.@BAKU_TEKI 試食会終了なう。空調がきついのは私の席だけだった! posted at 18:23:29

空調の吹き出し口から出た冷気が席を襲う

ダクトから出た冷気は壁に当たって直下の席を急襲! 店内を見渡したところ、私が座ったこの席だけが直撃を受けることが判明(だからみんな平気な顔をしていたんだ)。一般客を入れる前に分かって良かったね。すぐの改修が難しければ汗かきのデブ専用席にするとか。

飲み物メニューにリアルゴールドがあったのはランチ需要を見込んでか。駅から近いので新宿から電車で食べにくる客がいるかもしれない。夜は...「シメのステーキ」が新しい流行になる?

お土産として西山社長のサイン入り著書『クレームを生かすほど会社は伸びる』をいただいた。

クレームを生かすほど...

クレームを生かすほど...

価格:798円(税込、送料別)

この日の満腹感は21時過ぎまで続いたし、成分献血後に感じるだるい感じはまったくなかった。試食できなかった中に気になるメニューがあったので、(余裕ができたら)今度は通常の客として行ってみたい。トイレのチェックもしなかったし(覆面調査員かよ)。

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2010/08/01

私たちは騙されている、のだろうか

ディスカヴァー・トゥエンティワン主催のサイエンスカフェ「味だけではない「おいしさ」の裏側」に行ってきた。サブタイトルは「食感性工学が解き明かす、食品と私たちとのコミュニケーション」。

受付を済ませ会場に入るとなんか様子が変。部屋が左右に仕切られていて、私は右側に誘導される。席には評価記入シートなるものがあり、聴衆参加の実験をするらしい。やがて液体の入ったコップが2つ配られる。注意書きにしたがって飲みながら評価を記入。こちらはブラインドテストだが、部屋の左側の人たちは同じものを市販のPETボトルから注いで飲んでいた。

2つのコップと評価記入シート

この結果はすぐに集計され、後半になって発表されたが、結論から言うと「見事騙されましたね」。講師自らが、「この人数(サンプル数)でこれだけハッキリ出るとは」と呆れるほど、ブラインドテスト組とパッケージを見て飲んだ組とでは味の評価が違っていた。まさに美味しさは味だけではない。見た目とかCMのイメージとかも一緒になって総合的に「味わって」いるわけだ。...これって高度な情報処理とも言えるけど、やはり「騙されて」るような気もする。

会場では質問し損ねてしまったが、つまり、お客様には湯呑みやコップでお茶を出すよりも、PETボトルのまま出した方が「おいしく」感じていただけるということだろうか。とはいってもPETボトルをどすんと出されるよりは、湯呑みを笑顔で「どうぞ」とすすめられた方が「おいしく」ないだろうか。ミス茶摘み娘級でなければPETボトルとコップの方が「おいしく」感じるかな。

話がずれた。中身が同じならば認知されたパッケージを前面に出した方が「おいしく」感じる。ある指標に至っては、CMの作り方で感じ方が違ってしまったらしい。だとすると、安いお茶を有名な茶飲料のボトルで出したら、やはり「おいしく」感じるのではなかろうか。それで代価を取ったら詐欺だけれど、もともと無料で出すお茶ならば、主観的であれ「おいしく」飲んでいただいた方が好ましくないか。

いま「代金を取ったら詐欺」と書いたけれど、値段も「おいしさ」に影響する(これを認知的要因と呼ぶ)。民放テレビでやっていたことなので話半分八掛け二割引ではあるけれど、2回に分けてミカンを食べさせ、その間に高級品だと値段を告げると2回目は美味しく感じるという「実験」を見たこともある。

ならば高価格と誤認させることもサービスと言えなくはない? 道徳的な人にも納得していただくには「高いものだけど特別に」と安い(適正な)料金を取るのが落としどころだろうか。でも本物ならば原価の何倍の料金をとっても(合意の上だから)合法と言うのとややバランスを欠くような。

人気のあるモデルや女優を採用した広告を打てば、その好感度に応じて「おいしく」感じられる。それが邪道のように感じるのは古典的もの作り観に毒されているからか。成分分析の結果から作り直したCMで売れ行きが伸びたというのは論理の勝利で喜ばしいことなのだが。そうだよ、「おふくろの味」や「愛妻の手料理」は(客観的にはどうであれ、なんて書くとまたトゲがあると言われるかもしれないが)美味なんだよ。

書ききれないほど興味深い話のオンパレードであった。いくつか箇条書きすると


  • おいしさとは五感のコミュニケーションで決まる (これだけは覚えて、と言われた)
  • 苦味はもっとも人間らしい味覚(かもしれない)
  • ストローの径で味は変わる
  • リンゴの歯ごたえ感は化学成分(酸味)の影響を受ける
  • 食感性製品の開発は一点突破(これに全面展開と続けたら某派のスローガンそのまま、と講師)

なお、10年前に出された食品感性工学の本(A書店)は「内容が古いので買わないように」とのこと。正直な方だ。

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2010/02/12

レラ・チセ再開の兆し?

昨年11月に閉店してしまったレラ・チセ再開の情報をgoogle アラートを使って探していたところ、新しいブログが準備されているのを見つけた。

アイヌ料理店 レラ・チセ 〜風の家〜

今のところ記事はない。

google アラートにはまた、個人の感想もヒットして来る。閉店3日後に書かれたもう一度行こうと思っていたのに、閉店だなんて泣かせるものも。そう、人生は思い立ったが金曜日、なのだ。

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2009/12/07

「なにわ」新聞に載る

懇意にしている神田神保町の大衆割烹「なにわ」が毎日新聞の記事になった。

掲載されたことはメールマガジンで知っていたが、どんな記事か分からなかった。店主から、ブログに書いたけれど元記事へリンクしていないので、と依頼が来てURI判明。

ALS、割烹店主の生きがい 自慢の鍋と落語会

この落語会は初回から聴かせていただいている。毎回満員御礼で、この数年間は即日完売のプラチナチケット状態。もう少しキャパがあれば人数を増やして収入も増やせるだろうし、新しいお客さんにも来ていただけるのだが、自分の店でやるところに意義があるし、今となっては新しい客層の開拓よりも今までの客を大切にしたいことだろう。

なんでも記事は大反響。もっとももっぱらママの年齢に驚きの声とか(苦笑)。

続きを読む "「なにわ」新聞に載る "

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2009/11/08

レラ・チセ閉店

mixiのコミュ(管理人はricoさん)で「7日に閉店する」と聞いたアイヌ料理店「レラ・チセ(風の家)」。思い出のある店なので木曜日に行って来た。店の前にはテーブルが出されてテイクアウトも。つまり在庫一掃ね。

レラ・チセの前。窓には閉店の貼り紙が。

もう機会が無いのだから、食べたことの無いものを注文すれば良いのに、やっぱり頼んでしまうキトピロ(別名ギョウジャニンニク)。f(^^)

ニシンの丸焼き

でも立派なニシンを初体験。それから評判の味噌ラーメンも。

イカの塩辛をつまみながら、隣の人に落語「親子酒」の講釈(完全に単なる酔っぱらい状態)。

ありがとう そのうち なんとかなるよ

壁に貼ってあるカレンダーの言葉が...泣かせる。

閉店日には結局行かなかった。聞くところによると店外に行列ができるほどだったらしい。

どうやら土地・建物が人手に渡ってしまうようだ。よそでの再起を計画しているそうなので期待しよう。手元不如意とはいえ、協力を求められれば一口くらいは乗ってシサムの心意気を示したい。

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2009/11/04

レラ・チセへ移転

ちがう、レラ・チセ閉店!だ。

東京・中野にあったアイヌ料理店「レラ・チセ(風の家)」が11月7日(土)で閉店してしまうという。

ホームページも既に書き換えられている。

開店は1994年。このときは高田馬場だった。何かの機会で設立準備運動を知り、いくばくかのカンパをした記憶がある。その縁で開店記念行事に呼んでもらい、いろいろな経験をしたものだ。アイヌの料理、アイヌの踊り、アイヌの歌...いまのBGMはウポポサンケ。

やがて店は中野に移転した。狭いながらも自社ビルだった筈。3階が宴会場になったので、そこで昔の仲間を集めて忘年会をしたこともあった。

初代店長の佐藤タツエさんが亡くなった時の新聞記事は、共同通信社発行の『記者ハンドブック(10版)』で、記事見本として掲載されたこともある(現在の11版では別の記事に)。

ああ、なんかいろいろと思い出される。

ともかく閉店までに訪ねてみよう。しかし、どんな顔をして行けば良いんだ?

続きを読む "レラ・チセへ移転 "

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2009/02/14

ハチミツ梅干し

蜂蜜漬けにした梅干しって、どんなものだろう。どこで売っているのだろう。

明日には検索ワードの上位になっていたりして。

ハチミツ
はちみつ
梅干し

「梅干し はちみつ」でググると539000件ヒットします。

なにも新しい情報を提供しないで恐縮ですが、よろしければコメントをいただければと。たとえば「ンコ 平気 ですか」とか。

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2008/10/20

鍋、鍋...

知り合いの店から案内メールが届いた。

天高く メタボ肥ゆる秋 如何お過ごしでしょうか。 紅葉狩りには行かれましたか。

鍋と言えば、なにわの鍋。
お待たせしました。今週から出番です。

湯豆腐、かき鍋、石狩鍋、寄せ鍋、当店特製オリジナルなにわ鍋
あんこう鍋、うどんすき、とらふぐちり

鍋の召し上がり方は皆様の自由、ミックス鍋で召し上がるのも良し、
うどん・おもちなどと一緒に召し上がる方もいらっしゃいます。
どうぞなんりとお好きなようにお召し上がりください。

河豚と鮟鱇は今しばらくお待ち願います。

いかん、この店のウェブの面倒を見ていたのだ。リニューアルをしなければ。

フグとアンコウが出るまで待ってもらおうか。

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2007/08/26

つけらうどん

つけらうどんなるものを食してみた。あえて漢字にすれば「漬け・拉・饂飩」。らうどんの漬け麺タイプである。らうどんとはラーメン(拉麺)風のスープをうどん(饂飩)に絡めたもの。

知人がブログでそのうどん屋を何度も紹介するので、好奇心に負けて遠征した。なお、つけらうどんそのものについてはシリーズ?のその4に紹介されている。(後の記事からは、前の記事にリンクするだけでなく、トラックバックもすると新しい記事への案内になって親切なんですけどね。)

「うどん屋なら目立つだろう」と侮って場所をよく確認せず、しかも予定したのとは違う方向から進んだため、一度は接近しながらも通り過ぎ。しかし最終的には「うどん」の幟に助けられて発見。フラワーヒルのショッピングセンター(?)内でした(東公園向かい)。

店の内外には知人のブログを印刷したものが貼り出されていたけれど、知らんぷりして「つけらうどん」を注文。できるのを待ちながら店内を見回すと、季節のせいか、いわゆる「うどん」はなくて、どれも漬け麺か盛りうどん。氷でキリッと引き締めた麺は歯ごたえがあるけれど、惜しげもなく使われる水にハラハラ。

肝心のお味はといえば、ラーメン汁とうどんは意外に合うことを確認。辛味噌は強烈で、なめてかかると咽(む)せてしまうほど。普通の人なら出された半量で十分だろう。だが、辛いもの好きの意地?にかけて全部溶いて飲んでしまった。

並盛りでも分量があり、満腹感を味わえた。サービス券をもらったが、今後ほかのメニューにも挑戦するか、間違いのないこれ一本で行くか迷うところ。

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