写真で振り返る2019年
1月
傘のアイコンが逆向き?
新聞の天気予報欄。傘アイコンの説明(開いた傘は柄が右下)と実際(柄が左下)が左右反転していることに気づいてクリップのちにきょうの箇所では一致していることが判明。
侵略ネズミ
新年早々ネズミが罠(粘着紙)にかかる。出血していてエグいのでモノクロに。
和亭かもん
7日から新宿にある会社で一月半という中期の作業。帰りに神保町にある〈和亭かもん〉(前世紀からの付き合いの〈大衆割烹なにわ〉〈和亭なにわ〉の女将さんが顧問?を務める)に足を延ばして新年のご挨拶。
著作権延長後の世界で、我われは何をすべきか
東京ウィメンズプラザで開かれたシンポジウム「著作権延長後の世界で、我われは何をすべきか」に参加。著作権の保護期間が著作者の死後70年に延長されてしまったことを受けてのものなのでお通夜気分かと思ったらさにあらず。著作権保護期間の延長を乗り越えて、作品を死蔵から救うためのしくみを進めよう!という力強い呼びかけが行われた。座席にはメモ台が備え付けられていたが使い方が分からず、説明板を撮影。
動物注意
2006年の残寒見舞いに使用した赤坂トンネルの写真は、右上隅に指がかかるという痛恨のミスがあった。そこで思い立って撮り直しに。途中、東京都下とは思えぬ(奥多摩も東京ですけど、ここは国道16号の内側)「動物注意」の標識。
狭山丘陵のトンネル群
順に横田トンネル、赤堀トンネル、御岳トンネル、赤堀トンネル。これらのトンネルは山口貯水池(狭山湖)建設の際、資材を運ぶための軽便鉄道を敷いた跡で、今は自転車道として整備されている。もう一つ村山貯水池(多摩湖)上湖の近くに続くトンネルがあるが通行止め。この辺りのことは笑遊さんの「多摩の軽便鉄道軌道跡」に書かれている。
赤と緑で区別させてはいけない
狭山湖観光トイレは男女の別をヒトではなくトリで表しているが、当然それだけでは分かりにくい。そこで背景色を男性用は緑系統、女性用は赤系統にしているが、日本の男性の5%は赤と緑の識別が難しい。そういう色覚多様性(古くは色盲と呼ばれ、今では色覚異常とも言われる)を体験できる色のシミュレータを使って、どう見えるかを表した。上段のCが一般型色覚、中段のPが1型2色覚、下段のDが(2型2色覚)である。Pの人は見分けるのが難しいだろうと推測できる。なお、壁のタイルの大きさで分かるように、2つの標識のサイズに変わりはない。男性用(右)が大きく見えるのは撮影者の不注意によるもの。
スペースでの整形をするなら等幅フォントで
NHKカルチャーで「新聞校閲からみた平成史」を受講。プロポーショナル(可変幅)フォントで作った年表は左右に振れて頼りない印象を与える。日付と項目の間をタブで区切るだけでもう少し様になるのだが。
2月
ナチス・ドイツによる障害者虐殺「T4作戦」
ナチス・ドイツによる障害者虐殺「T4作戦」トークセッションに参加。トークセッションでは演説を始めたご老人がいて、ランプシェーもとい口をセメントで塞いでやろうか(いずれも「モンティ・パイソン」で使われた黒ギャグ)と言いかけて自制。書籍は買い損ねた。
献血ルームフェイス
船橋の献血ルーム(フェイス)はビルの7階。大雪が予想されるのに予約した人はドタキャンなしで皆さん来ていると。そういう人は成分献血をするのか全血が不足ということで400mL提供。 pic.twitter.com/tPBNoReZG2
— 細川啓%求職中断 (@hosokattawa) February 9, 2019
献血ルーム巡りの一環で千葉県の献血ルームフェイスへ。全血が不足ということで400mL提供。かなり深刻な状況だったらしく行って良かったと思うと同時に、一瞬とはいえ嫌な顔をしてしまったことを深く反省。
和亭かもん
全血400mL提供したからという訳ではない(いみふめ)が、和亭かもんでお食事。
『海を撃つ』
『海を撃つ』購入。例によって読了までには日を要した。
3月
確定申告
確定申告提出。14日です。ええ、14日ですとも!(23:25)
和亭かもん
ほぼ月一で〈和亭かもん〉へ。
JRの回数券
JRの回数券は仰仰しい。また東京メトロが利用開始駅を指定しないのに対し、厳密に区間指定。自販機では買い方を見つけられなかったがみどりの窓口へ行ったら発券してくれた。
4月
和亭かもん
〈和亭かもん〉の熱燗は湯に浸けて出されるので冷めにくい。このころ「平成を令和に書き換える簡単なお仕事」が佳境を迎え、ストレスも高まってきた。
御茶ノ水駅のヴォールト天井
天井が特徴的な御茶ノ水駅の階段が取り壊されるというので記念撮影。
石神井川と桜
桜に誘われて石神井川のほとりへ。
杜の都献血ルームAOBA
献血ルーム巡りの一環で宮城県の杜の都献血ルームAOBAへ。ここはいろいろと記念品をくれた。
郡山七丁目
仙台市から郡山市へワープ、した訳ではなくて、ここも仙台市内。
仙台市の天下一品
スタミナをつけるなら天下一品。土鍋チーズラーメンを食す。
耳の聞こえないスタッフが担当しているお店です
秋葉原駅総武線下りホームにあるラポートでゆずレモンシュークリームを購入。この店は聴覚障害者が就労している。
5月
「夜会工場 Vol.2」

映画「中島みゆき 夜会工場 Vol.2」鑑賞。狙った回の券が満席で取れなかったので、どれだけ混んでいるのかとハラハラしながら行ったらガラッガラ。映画そのものは、「夜会」に行った人が思い出しながら楽しむためのもののように思えた。帰りは懐かしい夜道を歩く。
献血ルーム ル・キューブ
献血ルーム巡りの一環で石川県の献血ルーム ル・キューブへ。
帰ってきた駄美術百万石
石川県政記念しいのき迎賓館で開かれていた「帰ってきた駄美術百万石」を鑑賞。観覧に関するお願いは「大声で笑っても小声で笑ってもOK」「撮影・公開OK」というおおらかな展示。
侵略ネズミ2
またしても屋内にネズミが侵入し、捕獲される。今度は設置してから鳴かず飛ばずで昼行灯と思っていた古典的なネズミ捕りに。なお、撮影は野外だが、『動物のお医者さん』のように放免したわけではない。
「12か月の未来図」
岩波ホールで映画「12か月の未来図」鑑賞。フランス名門校のベテラン教師は教育困難校に行っても(紆余曲折はあるにしても)生徒を学問に惹きつけられるというお話。その足で〈和亭かもん〉へ。
「ニューヨーク公共図書館」
仕事が早くに終わったので、岩波ホールで「ニューヨーク公共図書館」を観る。 pic.twitter.com/OCmfwA0Kka
— 細川啓%求職中断 (@hosokattawa) May 22, 2019
仕事が早くに終わったので、岩波ホールで「ニューヨーク公共図書館」を観る。
6月
水没コンピュータ
国立情報学研究所オープンハウスで展示されていた水没コンピュータ。もう3年以上水の中なので藻がついている。
和亭かもんは本日貸切
NIIからの帰りに〈和亭かもん〉に向かったら、なんと貸切!
映画選定
地元で行う映画会での上映作品を選ぶべく、このころは「これは」という作品を集中的に観た。実は以前に上映した作品が、前評判とは異なりとても問題があると感じたから。決める前にともかく実際に観ようと。で、この日は「風は生きよという」「道草」「こどもしょくどう」の3本立て。ふぅ。このほか「蹴る」「隣る人」「いろとりどりの親子」も別の日に鑑賞。前提が「視覚や聴覚に障害のある人も一緒に楽しめる作品を」なので、バリアフリー映画館シネマ・チュプキ・タバタで上映実績のあるもの中心に検討した。
和亭かもん
〈和亭かもん〉で夏の味覚、ハモをいただく。
献血ルームSAKURAMBO
献血ルーム巡りの一環で山形県の献血ルームSAKURAMBOへ。しかしこの日はアクシデントで献血できず。2週間後に出直した。
踏切を通過する新幹線
山形新幹線開業直後、交通公社時刻表の表紙を飾った踏切を通過する新幹線を目の当たりにする幸運に恵まれる(撮影場所は異なる)。
中学校の同窓会

中学校の学年同窓会が開かれた。物故者も次第に増えてくる。今回参加の教員はM先生お一人。この先生の校内定期テストのある一問(記述式)に正解したのが私一人ということがあったが、さすがに覚えてはいらっしゃらないだろう。
7月
入れなかったビアバー
淡路町にあるビアバーOttotto。前を何度も通って気になっていたのだが、とうとう入らずじまい。次に機会があったら入る。
和亭かもんでランチ
神保町近辺での仕事の時は〈和亭かもん〉で昼食をとることも。
8月
iPhone6を紛失!?
室内でiPhone6が見当たらなくなるという大失態。仕事に差し障りが出そうになったのでさっさとiPhoneXRを購入。金で解決できる問題は金で解決するのが正しい。そして当然のことながら、購入翌日にiPhone6は発見された。
DNAとヌクレオチド
日本科学未来館で開かれた「免疫ふしぎ未来2019」のガイドブックを見て卒倒しそうになる。「DNAには4つの種類があります。 DNAは糸のように細長くならんでいます」ってなんですか! それはヌクレオチドではないですか。その前の「DNAはデオキシリボ核酸という”砂糖みたいな形をしているお酢の仲間"です。」もヌクレオチドの説明が混ざっている。校閲に落ち度。
津田沼献血ルーム
献血ルーム巡りの一環で千葉県の津田沼献血ルームへ。近場に切り替えたのは、つまり予算不足のため。
川口駅献血ルーム

献血ルーム巡りの一環で川口駅献血ルームへ。これで埼玉県内の献血ルームはすべて利用。
ふくしまの酒まつり
献血直後の「飲酒は控えて」は分かっているけど、その後「ふくしまの酒まつり」へ。
立体錯視の最前線
明治大学博物館で「立体錯視の最前線」。その後「活版TOKYO」に行き、〈和亭かもん〉で戦果確認会。
9月
國之盾
etvの「日曜美術館」で取り上げられた國之楯を含む作品が展示された「小早川秋聲ー無限のひろがりと寂けさとー」展へ。続けて東京芸大で開かれている「スーパークローン文化財ってなに?」へ。
マリエ献血ルーム
消費税増税で通行料などが上がる前に、というわけで富山県のマリエ献血ルームへ行き血小板を提供。ついでに寄ろうとしたおおざわの石仏の森は雨が降ってきたので断念。
五百羅漢
昭和時代から気になっていた川越・喜多院の五百羅漢。ふいに思い立って拝観してきた。この羅漢はブルー・ガイドブックス『奥武蔵・秩父』に「なにごとか、ささやく二人」と添えて紹介されており、とても不気味な印象を持っていたのだが、明るいところで見ると...
宇宙・医学・栄養学
雑誌「宇宙・医学・栄養学」の刊行案内をいただいたのを機に、以前の勤務先でお世話になった方と御茶ノ水の魚盛で会食。楽しく飲んだら終電で乗り過ごすはリュックサックはなくすはと御難続き。幸いにもリュックは駅に保管されていて取り戻せた。なお、このあと見つからない失せ物が多発した。
10月
「十年 Ten Years Japan」
シネマ・チュプキ・タバタで映画「十年 Ten Years Japan」を鑑賞。「万引き家族」でカンヌ国際映画祭 パルム・ドール(最高賞)を受賞した是枝裕和監督が総合監修を務め若手5人が監督・脚本した10年後の日本を予測した作品のオムニバス。「自国の現在・未来への多様な問題意識を出発点に」とは言っても、短編でそれをやろうとすると図式的な社会批判に陥りやすい。で、実際に図式的に見えるところも多い。だが、それは罠のようにも思えた。たとえば高齢の低所得者に〈手切れ金〉を渡して一か月後の安楽死を受け入れさせる社会を描いた「PLAN75」では、プロモーションビデオは明るく穏やかな最期を期待させるのに実際の施設は殺風景で(あまりの図式っぷりに思わず笑ってしまった)、手切れ金を喜んでいた男性が最後に拒否するのではと思わせるのだが、薬が効いてくると亡妻(の幻影)が現れて心安らかに死んでいく。また安楽死を勧誘して回っていた公務員の主人公は、徘徊を繰り返す認知症の義母を〈始末〉したと窺わせる憂い顔を終盤に見せるのだが、エンディングは家族の生活に希望を見出したような奇妙な明るさ(ただし夕陽!)に包まれる。あるいはAIによる教育助言を教師が無批判に受け入れる国家戦略IT特区の小学校を舞台にした「いたずら同盟」。飼育していた馬を安楽死から守るために脱走させる児童たちというと、いかにも図式的ジュブナイルSFなのだが、どうも途中でバージョンアップされたAI(更新中は機能停止しているAIの隙をついて脱走作戦は成功する)は、児童が自主的に行動しているからと泳がせているように、つまり所詮はお釈迦様の掌の上と思えてならない。そして2つとんで最後の「美しい国」。すでに戦争は始まっており、徴兵制の公示キャンペーンを受注した大手広告代理店の若手社員の1日が描かれる。タイトルからして自民党政権による対米従属の対アジア戦争を連想させるのだが、実は交戦国がどこかは全く触れられない。自民党政府が中国共産党と組んで、あるいは臣従して対米戦争をおっぱじめたと考えても何の矛盾もないようだと気付いて慄いた。防衛省依頼のポスターを制作した老デザイナーが用いたモチーフは太平洋戦争で戦死した亡父の着物の柄。まさか仇討ちを若者に託していない?!(VRの戦闘ゲームに熱中する姿は平仄が合う) かように映像の裏に監督の真意があるのかもしれず、そのまた裏には監督も意識していない何かが描かれているのかもしれない。
柏献血ルーム
献血ルーム巡りの一環で柏献血ルームへ。一番欲しいのは血小板! 次に全血400mL、血漿は「もらっといたるわ」だったのに、なぜか成分献血(血漿)。たぶん午後だったせいだろう。事前検査をしたナースは結果を見て「全血が良かった」。知りませんよ。
我孫子駅名物唐揚げそば
提供した血漿を補うべく(このところの血液検査結果は血中アルブミンがずっと基準値下限ギリギリの低空飛行)、我孫子駅構内の弥生軒で唐揚げそばダブルを食す。さすがにダブルは多かった。ウップ
我孫子駅
我孫子駅には3番線が存在しない(正確には「2・4番線の間にあるホームのない線路に割り振られており、旅客案内では欠番」)のだが、それを分かるように撮影するのはなかなか難しい(2番線ホームから撮影)。
ビャンビャン麺
映画「教誨師」を観た後に時間が余ったので話題のビャンビャン麺を食べてきた。
11月
モノレールちば駅献血ルーム
献血ルーム巡りの一環でモノレールちば駅献血ルームへ。スポーツドリンクに加え、カルシウムウエハース×2とチョコタルトバーを与えられて血小板を提供。ウエハース2袋は大宮献血ルーム以来かも。
横綱か横網か
国技館の所在地「墨田区横網1丁目3番28号」が「横綱」と間違えられるのは有名な話だが、両国駅の南側には横綱横丁が存在する。13日から22日まで両国駅を使う現場に通っていて発見。「横網なのに横綱と間違えられるんだよねー、アレ?」
ちなみに前記記事には「空目は最近できた造語ではなく、平安時代の10世紀後半に成立した「宇津保物語」でも使われている由緒正しき言葉」なんて素敵な知識が盛り込まれている。
リーディングスキルフォーラム
代々木ゼミナールで開かれたリーディングスキルフォーラム(ページタイトルは「リーディングスキルフォーラム2017」だが内容は2019年版)に参加。中学生を相手にした数学のモデル授業を見て、「自分もあのような授業を受けていたら」と中学の教師連中を恨みそうになったが、もしかしたら私が教師の言うことを聞き流していただけかもしれないと少々反省。資料の誤字にすぐ気づくあたり、校正校閲業としてもうしばらくはやっていけそう。
六義園の夜間ライトアップ
六義園で紅葉のライトアップをしていると聞き、「Hey Siri、りくぎえんへの行き方を教えて」と尋ねたら「ロクギエンへの行き方は...」と答えやがった。りくぎえん→六義園は変換できても六義園→りくぎえんはできないのか。 pic.twitter.com/McE6VahG1i
— 細川啓%求職中断 (@hosokattawa) November 30, 2019
六義園がライトアップされていると聞いて、残っていた通勤定期券の有効活用で行ってみた。
12月
「そこにあるもの」
シネマ・チュプキ・タバタで映画「そこにあるもの」を鑑賞。
東京の販売者第一号
東京・池袋でビッグイシュー日本版を販売する尾崎さんは、同誌の東京での販売開始時から16年間販売している東京第1号登録者である旨のプレートを下げている(2003年11月からと書いてあるが、9月に大阪で始めてそんなに早く東京に来たっけ? 校閲としては悩むところ)。ネットに上げることを了解してもらい撮影。なお、販売者に傾向が義務付けられている販売者証(写真付きIDカード)は首から下げているのだが裏返しになっていて、常連さんが作ってくださったという「私はビッグイシュー東京第1号登録車です」カードが表になっている。
小ノ澤幸穂ピアノリサイタル
新宿区にある加賀町ホールで開かれた「小ノ澤幸穂ピアノリサイタル」へ。演奏中にポケットからフューチャーフォンが落ちるという大失態を演じた。幸穂さん曰く「寝てた人が突如目覚めたのかと思いました」と、しっかり聞こえてしまった。前回11月の南蔵院でのコンサートの際は最前列で溢れ出る鼻水をすすらないようティッシュペーパーでずっと抑えているという醜態を演じつつも演奏妨害だけは免れたのに! orz
忘年会
かつて生化学若手研究者の会関東支部で活動していたメンバーで忘年会。二次会は例によってHungry Humphreyで。
こうして2019年は終わった。
写真を撮ってないイベントも結構残っている。2020年はどうやろうかな。
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