献血ルーム巡り22(長野県・赤十字血液センター諏訪出張所)
うかうかしているうちに「諏訪には夏になってから、ついでに霧ヶ峯ホテルを見納めてこよう」と心に決めた8月になっていた。そこで静岡県コンプリートは後回しにして諏訪へ。
諏訪出張所
長野県には献血ルームが2つ、それとは別に血液センター諏訪出張所でも献血を受け付けている(そのほかに献血バスが4台ある)。ただし火・木・土限定。というわけで10日(木)に遠征と相成った。

- 所在地
- 〒392-0007 諏訪市清水3-3840-1
- JR上諏訪駅から徒歩約20分
- 同じく自動車で約6分(公共交通機関は不明)
- 中央道諏訪インターチェンジから約7分
- 受付電話番号
- 0266-53-7211
- 予約専用
- 0120-12-7212(受付時間外自動応答)
- 受付時間
- 全血献血 9:00〜12:00/13:00〜17:00
- 成分献血 9:00〜11:30/13:00〜16:30
- 休日
- 毎週 月・水・金・日曜日
- 8月15日、12月31日、1月1日
- ベッド数
- 6?
- ロッカー
- 17(8+9)
- 自販機
- 飲料1台(紙コップ式、コカ・コーラボトリング)
- 新聞・雑誌・書籍
- 棚+ラック
- アクセス
受付・問診・検査
高速の渋滞に巻き込まれ、午前の受付時間には間に合わなかったので、昼食をとり午後の開始直後に乗り込む。14時まで休むところが多い中で13時開始はありがたい。玄関を入ると、一瞬「靴を脱ぐの?」と思わせる三和土と上がり框があるけれど土足そのままで入って構わない。靴の汚れが気になる場合はスリッパに履き替えられる。待合室に入ると右手に受付カウンター。型通りの同意書確認とタッチパネルを使った問診。受付番号は20番。血圧測定機はないので医師が測るようだ。
ロッカーは廊下に大が8、中が9。ナースに呼ばれて採血室に入ると、この時点で検査採血待ちの先客が2人。まずは医師問診で、血圧は142/86とやや高め。「こういう所で測ると高くなる人が多いですから」と若い医師は気に留める風もない。ヨウ素アレルギーについて確認された他は書類チェックで合格。
次に検査採血。ここのナースは全員靴まで揃っている(白衣の色からしてまちまちなルームもあり、「色が違うのは階級が違うのか?」などと考えることも)。また紫色の医療用手袋はドナー1人ごとに取り変えて消毒している。それが基本なのかもしれないが、手袋つけっぱなしとか手袋なしとかのところもあったので新鮮。検査値には何の問題もなかったが、血小板の注文はもうないとのことで血漿を提供することに。午前中に来れば血小板を提供できたのに残念。「400mLか血小板の献血をお願いします」と貼り出されている中での血漿成分献血はなんか「おまけ」的な気分。
トイレ
採血することが決まり〈飲み逃げ〉の恐れがなくなったので無料飲料自販機からホットアクエリアスを選んで水分補給(採血前はホットが推奨されている)。次いで採血中に自然に呼ばれないようトイレへ。男性用と車イス用は共通で(女性の車イス利用者もこっちに?)、入ると左側に朝顔が2つ、右側に個室が1つ、そして奥に車イス用多目的トイレ。
入口には小用も座位でとの注意。非常呼び出しボタンは朝顔の間に1つ、これは立ったまま押せる(しゃがんでしまうと難しい)位置に、それと個室の中に1つ。この個室は以前は2つだったのではないかと思えるほど広くドアも2つ付いていた(片方は閉鎖)。手すりがないのは奥にがっちり手すりのある車イス用トイレがあるからか。
虚を突かれたのは照明で、点灯消灯は利用者がする。このところ自動点灯に慣れていたことに改めて気づく。
採血
ベッドは6台か7台。奥にあるのは心電図測定用ベッドだろう。足の運動の説明票を見ると片面はレッグクロスではなくて爪先を伸ばす運動。反対側はレッグクロスっぽいけれど上に重ねた足を押し下げるだけ(よそでは両足に力を入れろと)。
4サイクルは小一時間で終了し、抜針した後には丸いガーゼ付き絆創膏。ヨウ素を拭ったのはハイポかエタノールか? 圧迫帯は包帯式のディスポタイプ。
終了後の血圧は113/80で、普段からこれだったら理想なのにという値。
採血を終えて
待合室に戻って休憩。記念品はグリコの「カレー職人(中辛)」を選択。複数回献血クラブに登録していたからかマルハニチロの「牛たま丼」もいただいた。こちらには麗々しく「献血記念品 諏訪地域献血推進協議会」という熨斗紙が。いずれも帰ったら災害用非常持出袋の中へ。
ここは待合室の大きさの割にはコミックが豊富な気がする。こういう機会でもないと手に取ることもないので眺めていると『献血ラッシュ』(花とゆめコミックス)なんてものが! ところが開いてみるとのっけから吸血鬼登場! おいおい良いのか、そんなのを置いて! 捨て子?の吸血鬼を押し付けられて養親にさせられた女子高生の物語らしい(あまりの展開にすぐ閉じた)。後で調べると、この吸血鬼に血を吸われても吸血鬼にはならないという設定なのが救い。逆に言うとずっと血を吸われ続ける。
大判の棚には月刊「動物のお医者さん」などというものも。これは2003年ころ発行。B5判で大きな漆原教授とご対面できた。もともと掲載誌がこの大きさなのだが、花とゆめCOMICSから入った身には拡大版に写る。この名作は加計学園問題で引っ張られたのかまた話題になっている。Amazonでは期間限定でkindle版の無料閲読ができていた。実はかつて全12巻を買い揃えたが被災地へ寄付してしまった。また買おうか思案中(ダウンロードした無料版は期間終了と共に閲覧不能に。だからクラウド型電子書籍って嫌なんだ)。
その後、諏訪まで来たついでと霧ヶ峯ホテル跡を訪問した。
| 固定リンク
コメント