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2016/08/06

献血ルーム巡り17(群馬県・前橋献血ルーム)

一昨年から始めた献血ルーム巡り、群馬県の最後は前橋献血ルーム

受付・問診


今回も八高線を使ってゆったりと行った。成分献血はやや余裕ができているのか、受付は午前中のみと言われたので11時過ぎを予約してある。入居している大同生命ビルはとても目立つため、まったく迷うことなく到着。


受付で予約である旨を告げて献血カードと群馬県赤十字のポイントカードを渡す。カウンターの向かいにあるロッカーへ荷物を入れてから本人確認。右手に巻きつけられた紙テープを見ると受付番号は10番。次は図書コーナーの前に行って血圧のセルフ測定。上が146とかなり高いのが気になる。今回は列車でゆったりと来たし、迷うことなく辿りつけたので異常に上がるような要素は何もないから悔しい。あまり悔しいので採血を待つ間に測り直したら138/93になっていた。

恒例の確認に続いてタッチパネル問診。画面の指示は「終わったらICカードを抜け」だがカードリーダーのところには「抜かないで係員を呼んで」と。こういう矛盾は人を混乱させる。無線呼び出し機を渡され医師問診を待つ間に自販機で温かい飲み物を選ぶ。ホットアクエリアスもあったが、まずはホットカルピス(なぜかミルク入り)

問診医はやや高齢の男性。前回の献血地と住所を見て怪訝な顔をするので「まわってます」と説明。「ここの献血ルームはどうですか」と聞かれても返事に困る。献血者の少ないことを気にされているようなので、平日ならこんなものでしょうと慰めた。

続けて検査採血。紫色の手袋をつけたナースがリストバンドの番号を確認してバーコードラベルを貼付。消毒薬はエタプラスとイソプロパノールを併用。今回は採血用の右腕に温パック、ということはなかった。検査結果は良好で血小板を提供することに決定。

トイレ


共用の男性用トイレの扉に貼られた注意書き。「採血直後は、脳貧血防止のため、座位でお願いします。」「座位」の字が強調され、便座のイラストも。便座左の壁にペーパーホルダーが2つ。その右上に非常呼び出しボタン。20センチメートルほどの紐が下がっていて床に倒れてしまっても人を呼べる。トイレの中で無線呼び出し機が鳴るので見たら圏外でエラーの表示。朝顔(小便器)の上の壁にも「座位で」という注意書き。非常用呼び出しボタンはない。

いったん待合室に戻されたのでトイレ探索。「外にあります」という掲示通り、エレベーターホール脇の通路奥、やや分かりにくいところにあった。男性用トイレの扉には「座位で」という注意。入ってみると自動で照明がつく。朝顔1に個室1という構成。


個室の非常呼び出しボタンは紐もついているので、腰掛ける前に気分が悪くなってしゃがみ込んでしまったとしても手が届く。しかしL字手すりは付いていない。全体に狭い感じで、ベビーキープもなし。


ちなみにトイレは無線呼び出し機の圏外。


朝顔の上にも「採血直後は、脳貧血防止のため、座位で」という注意(便座の絵が描いてあるのは「座位で」が通じないことを考慮しているのか)。「注意はしたからな」という訳でもないだろうが、迷走神経反応を起こした場合の非常呼び出しボタンはない。

採血


無線呼び出し機が鳴動したので停止ボタンを押してから採血室へ。上下を薄いピンク色で決めたナースに呼び出し機を渡し、10ある採血ベッドの7番目に靴を脱いで上がる。ベッドもしいて言えばピンク、タオルもピンク、部屋の隅に見えるカーテンもピンク、なんと無線送信機のケーブルまでピンクというピンク尽くし。しかし天井は高崎駅献血ルームとは違って殺風景な蛍光灯。

穿刺前の消毒はエタノール綿で入念に5回清拭(3回のところが多い)し、その後ヨード塗布。針が心持ちぶっとい様な気もするけれど、そんなことはあるまい。手際良く刺されて採血開始。4サイクルでおよそ50分とのこと。採血している腕だけでなく上半身にもバスタオルをかけてくれた。

途中でメニューを差し出され「お飲み物はいかがですか?」。そういえば前回は注文を聞いただけで持ってこなかったなぁと思いつつ、それなら来なくても悔しくないようにとホットアクエリアスを選択。ところが今回はちゃんと来た(運んできてくれたのは受付にいた女性)。そしてこれがホットもホット、とても熱い。マクドナルドで出したら訴訟になりそうな熱さ。こぼしでもしたら大変なことになる、といったんはテーブルに戻すが、なんとなくまた手にとってフーフーしながら一口二口。事故というのはこういう時に起こるんだなぁと思いながら無事飲み終わる。

12:20ころに終了。テーブル上の砂時計が倒置され針が抜かれる。ここでもヨード除去はエタノール綿。血圧を測定すると上が120で下が80ちょっと。「これを読んでください」と渡されたのは採血中にするレッグクロス運動の説明(だけではなくて当日の過ごし方などの諸注意)。終わってからも2セットやるように書かれていたので真面目にやろうとしたが、(5秒+5秒)×5×2が1セットという複雑さなので、途中でどこまでやったか分からなくなった。砂時計も落ちきったので「ま、いっかぁ」。ハイリスク行為に心当たりがあれば匿名で血液を廃棄できるという「今一度、ご確認をお願いします!」を受け取って退出。

記念品とか


渡されたフォルダを受付に戻ししばし休憩しているとカウンターの女性が色々もってやってきた。まず献血カード、それから新しいポイントカード(前のはスタンプがいっぱいになった)を受け取る。それから同意説明書の類。その次がややこしい。献血記念としてロールペーパー1巻か17アイスクリームを選べるという。ロールペーパーはまだあるのでアイスクリームを希望すると、今度は平日予約のポイントカードがいっぱいになったからハーゲンダッツアイスクリームが選べる、と。えー、アイスクリーム2つですか、と思ったら17アイスクリーム(待合室に自販機がある)はコイン引換券にできるという。よく分からないまま引換券(どこで使えるの?)とカップアイスの現物をもらう。


袋に入った7センチメートル×7センチメートル×23センチメートルほどのパン。取っ手のついた幅15センチメートル、奥行き10センチメートル、高さ9センチメートルの赤い紙箱

また協賛企業の提供だろうか、「天然酵母のソフトパン」を1本、さらにポイントカードがいっぱいになったというのでハニードーナツ1箱(80グラム)を頂戴する。やはりカードのポイントには執着しないのが賢明か。



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