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2016/06/04

椿山公園

5月21日に太東埼へ日の出を見に行った帰りに、いすみ市の椿公園に立ち寄った。


椿にそれほど興味があるわけでもなく、もとより開花の時期でもない(「開花時期がそれぞれ異なり」といっても秋から春にかけてだ)のに出かけたのは、園内にある大吊橋に興味を惹かれたから。


大吊橋


駐車場から入口広場へ入ると正面は四阿へ降りて小吊橋へ続く道
入口広場から大吊橋への道には門がある
畳一畳ほどの案内看板は錆びていて字はほとんど読めないが地図だけは色が残っている
門をくぐると幅1.2メートルほどの吊り橋
谷に奥には赤い小吊橋がかかっている
右手の下には池がある

谷を利用した公園で、両側を結ぶ吊り橋が大小2つかかっている。入り口から入って左(駐車場から来ると正面)は奥の小吊橋へ通じる下り道(途中で分岐して谷底へも行ける)、正面は大吊橋に直結する門。右は駐車場だが、こちらから来たので写真はない。


案内看板は見事に錆びていたが、なぜか地図部分のみ残存。公園案内図は上記いすみ市サイトにある。


「椿の森大吊橋」はがっしりとした造りに見えたが、やはり吊り橋、渡って行くとフワっフワっと上下に揺れだした。うん、これなら吊り橋効果も期待できそう(ぉぃ)


左手には奥にある小吊橋と谷底の中心施設(休憩所、トイレなど)が、右手には「西ノ谷堰」の池が見える。中心施設ではなにやら早朝トレーニングをしている男性が一人いた。

展望台から小吊橋へ


吊り橋を渡りきると右手に谷を登る階段
谷の奥へと続く尾根道は狭く両側は樹木
展望台へ続く急な上りの階段道
展望台から見下ろすと大小2つの吊り橋と円内を一望できる

70メートルの橋を渡りきると細い山道に。階段があるので車イスなどでは行くことができない。しかし転回するスペースはあるのでそこまで行って空中からの眺めを楽しむことはできる。


この先は尾根道で、細い上にアップダウンが激しく、また樹の枝が張り出して来ているので歩きにくい。奥の展望台への道は急階段。


とはいえ(晴れていれば)頑張って上るだけの価値ある眺望がひらけている。椿の花の咲く季節ならさぞ壮観であろう。それにしても展望台の踏み板の傷み具合は気になる。ちなみに展望台から四阿(あずまや)へ通じる道は整備中のため立入禁止となっていた。



展望台から北を振り返ると高圧送電塔が
イノシシ避けの電気柵への注意を促す看板
谷の奥の道から眺めると大小2つの吊り橋の向こうに東京電力の鉄塔

深山の趣はあるが振り返れば高圧線鉄塔が立っている(深山にも高圧線は走っているけれど)。階段道を降りていくと、イノシシ避け電柵の注意看板。素人細工でなければブレーカーがあって死ぬほどの電流は流れないと思うけれど、それでもショックは受けるだろう。


案内図⑦の位置から小吊橋と大吊橋をまとめて撮影。その向こうに見えるのは東京電力の鉄塔。小吊橋は短いせいかそんなには揺れない印象。


入口広場へ


吊り橋の下にある「つどいの広場」へ続く道
坂道を登り切ると入口広場へ
西ノ谷堰池の畔から見上げた駐車場へ続く階段

四阿の前で道は二手に分かれ、左は中心施設のある「つどいの広場」へ。右の道は「椿の森大吊橋」を左手に見ながら坂を上って入口広場へ。戻ってきたのがおよそ5時半。


駐車場に「トイレは下」という案内看板があったので確認しておこうと入口広場の手前の階段を降りてみると、結局つどいの広場にある中心施設のトイレに行けるということらしい。たしかに地図を見ると入口広場からつどいの広場へ降りる道は四阿の前へ迂回している。急ぐ人は階段で大吊橋の下に出るのが賢明だろうが、この急階段である。ちなみに駐車場はこの斜面に櫓を組んで鉄板を敷いた構造。


ここから小湊鉄道といすみ鉄道が乗り入れている上総中野駅へ向かった。


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コメント

ヒト気がなくて素敵ですね。

ほとんどの写真の水平が取れていますが脚立ですか?

投稿: 耳子 | 2016/06/08 17:38

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太平洋に昇る朝日を見に来たついでに巡る房総半島の旅。椿公園の次は御宿にある「月の [続きを読む]

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