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2015/08/08

献血ルーム巡り9(福島県・いわき出張所)

山梨、栃木、茨城と県内すべての献血ルームを制覇して、次の目標は福島県! ということで福島県赤十字血液センターいわき出張所へ行ってきた。さすがにこの距離になると日帰りは難しく思われたので、前泊することにした。ホテル予約はもちろんhotels4changeから。

前泊

5日の晩に宿泊したのはホテルルートインいわき泉駅前。本館の部屋に入って驚いたのが、バス・トイレがとてもゆったりとしていたこと。そして手すりが取り付けられ、段差もないユニバーサルデザインになっていたこと。これは顔本に写真をあげた。ただひとつの難点はフェイスタオルを干すところが見つけられなかったこと。

夕食は街でとろうと外へ出たが、駅前だというのにほんっとに店がない。21時前でもう真っ暗。来るときにある程度当たりをつけておいたので、幹線道路に向かっててくてく。戻って自動車を出した方がいいか、と弱気になったところでステーキのけんが営業しているのを発見。パクチーの載ったチキンステーキを頼み、勢いでパクチーサワーも注文。メインメニューを頼むとライス・サラダバー・スープが食べ放題、がこの店の特徴らしい。食べ終わって満足して会計をしようとすると、「フルーツも食べ放題ですけど」「いや、もう充分」「ポイントカードをお作りしますか」「こっちにはもう来ることないから」(福島ローカルだと思っていた)という会話。店を出てから気づいたが、「こんな店、もう来ねーよ」と受け取られたら悪いことをした。

ホテルに戻る途中で泉駅に立ち寄る。ここには20年前になるか、自動車で来て列車組をピックアップして仕事先へ向かったことがある。しかし駅は今世紀に入って改装されたそうで、面影は全くない。アクアマリンふくしまのチラシを貰った。

呼び水が注入されたせいで、ホテルの自販機で〈飲み物〉を補充。部屋の冷蔵庫が動作していないようなので温くならないようにすぐに飲み、10日の福島エクスカーションに備え『はじめての福島学』を100ページほど読んでから寝た。

いわき出張所

6日はアラームが鳴る前に目が覚めたので、開いたばかりの大浴場で汗を流す。ここは部屋着(甚平)のまま浴場へ行けるのがありがたい(たいていのホテルは浴衣で室外に出ることを制限)。朝食はバイキング形式なので和洋折衷で済ませ、毎度道に迷うため用心して8時に出発。下道だけでも行けるのだが、平日朝夕割引の回数を稼ぐため無理やり常磐自動車道を経由して福島県赤十字血液センターいわき出張所へ到着したのが9時前。幸い、ここは9時から受け付けてくれるので、10時に予約している旨を告げてさっさと手続き。

ここは来訪者用駐車スペースが18、手荷物用ロッカーも18用意されている。

問診
問診用のタッチパネルは入り口から入ってすぐのカウンターに。うーん、プライバシーに踏み込む質問に答えさせるにはちょっと難が(後ろに人が立つことはないけれど)。いつものようにサササッと答え、受付番号の書かれた紙テープを右手首に巻かれる。私は慣れているしなんとも思わないが、非人間的な扱いを受けたと感じる人もいるかな。

血圧は自動計測器で自己計測。値を控えようと思ったが、係の人が出力をさっさととってファイルに閉じてしまった。「先生の診察を受けてください」と奥へ案内される。医師は問診結果を見て「78回ですか...予防注射はいつされましたか」「去年の8月です」。会話はそれだけ。続いて事前検査の採血。針を抜いてからガーゼ付絆創膏を貼られるが、「しばらく手で押さえていてください」。え? 止血帯はなし? 結果は分析機にかけるので直ぐに出るが、他所では結果概略を教えてくれるのに、ここでは「血小板でお願いします。待合室でお待ちください」。まー、〈合格〉だからいいか。自販機からスポーツドリンクを選んで水分補給。この自販機にはホットアクエリアスはない。代わりに泡立ついちごオ・レとかコーンポタージュスープとか見慣れぬものが。

トイレ

トイレの壁に貼られた注意書きと非常呼び出しボタン成分献血はおよそ50分かかるので、事前にトイレに行っておくことが勧められる。トイレは廊下を挟んで採血室の向かい。「採血後は座位で」という注意書きは朝顔の前に立つと正面に。また「気分の優れない方は下のボタンを押して」ともあるのだが、このボタンは分かりにくい。なんでこんな黒い小さいボタンにしたのだろう。消防の非常ベルみたいに真っ赤だと気後れする心配はあるけれど(今までの例ではオレンジ色など、目立つけれど敷居の高さは感じさせない配色)、これは地味すぎて目立たないのではないだろうか。
個室の中の非常呼び出しボタン。配線が斜め。 個室もチェック。ペーパーホルダーの上、手の届きやすいところにあるけれど、やはり黒くて小さいボタン。ボタンの箱には「気分の悪くなった方」とあるのは不統一だし、配線もプロらしからぬ...

しかし遥々いわき市までトイレチェックって、まさに「福島にションベンしに行ってきた」つまりアメションならぬ福ションではないか。w

採血

採血室にはベッドが7台。眼を引くのがベッドもタオルもピンク色で統一されていること。これは不安を和らげるには効果的かもしれない。色といえば、ナースさんたちはみなパステルカラーのエプロンをしていた。赤系統と青系統の人がいたけれど、キャリアが違うのかな?

手袋(他所では紫色が多いが、ここは白色。材質はニトリル)は全員が着用していただけでなく、見ていると頻繁に外している。そして新しい手袋を着用するとまず消毒。着けっぱなしであちこち不衛生なところに触れば元の木阿弥なので、無菌操作が要求されるときに限って着用するのは合理的かもしれない(でも経費が心配)。あるルームのナースは手袋をつけたまま指先の感覚を確保するためか、人差し指先端(もちろん手袋の)をカットしていたが、あれは本末転倒だろう。

ベッドには靴を脱いで乗る。ヨード綿棒は個包装されていた。握り棒もレッグクロス運動の説明もない。テーブルの上にパウチされた紙があったので手にとってみると、震災以降、平日の献血が減少しているという献血のお願い。献血カードに次回献血可能日が印字されているから帰るときに予約して欲しいと。血小板の端境期(寿命が約4日なので日曜に採血した分は木曜で使えなくなる)に来たのは有意義だったとにんまり。でも、次回は他所へ行きます。機械のディスプレイで4サイクルの進み具合を見たり少しうとうとしたりしているうちに終了。針を抜くと手際よくガーゼ付絆創膏を貼り、ここでも止血バンドは使わず包帯を巻かれた。終了後の血圧は下が75で上が125とまずまずの値。他所では書類の入ったフォルダを自分で受付に持っていくことが多いが、ここでは手ぶらで帰された。

待合(休憩)室

待合室に戻ってしばし休憩。記念品は東北六県のご当地献血ちゃんイラスト入りのティッシュボックス。福島県は白虎隊!(献血する方じゃなくて輸血される立場じゃないの? しかし会津のプレゼンスは大きいのだな) さらにアイスクリーム自販機用コインも頂戴する。自販機は玄関を入った風除室(気閘)にあった。品揃えは水戸と同じ。ここではチョコナッツクランチを選択(これの全品制覇も目標に加えようか)

六種類の「けんけつちゃん」の描かれたティッシュボックス。右端の福島県けんけつちゃんは「白虎隊」と染めた旗を持っている。

予約をして行ったので更にナノックス/パスタ(バジリコ)/タフマン/ウェットティッシュの中から一つ選んでと言われ、タフマンを選択。しかし冷えていなかったので飲むのは後回し。

本棚には主にコミックス。「美味しんぼ」も置いてあった。棚の隅にあった『赤十字巡礼』が気になって手にとると、赤十字創設者アンリー・デュナンの伝記であった。序文により赤十字発足からノーベル平和賞受賞までの40年間に破産・失踪・困窮という波乱の人生を送ったことを知る。もう一冊『血液センター連盟のあゆみ』が気になって開いてみると、こちらは資料集のような感じでよく分からなかったが、どうも血液センターは日本赤十字のもとに統一的に設立されたものではなく、もともとは各地区で独自に発達してきたもののようだ(昔は遠距離で血液を融通することもできないから全国組織であるメリットはなかっただろう)

20分休憩して落ち着いたと判断したので辞去。こういう時ってなんと挨拶したら(挨拶を返したら)良いのかいつも迷う。「お世話様」も違うし「またねー」も嘘になるし。

このあとマンガ「いちえふ」で刺激を受けた常磐自動車道開通区間の走り初めと、国道6号で帰還困難区域の通りぬけを敢行した。

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なかなか仕事が決まらないため、暇つぶしと社会貢献を兼ねて始めた献血ルーム巡り。福 [続きを読む]

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