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2015/07/12

献血ルーム巡り番外編:献血ルームMEET

茨城県の献血ルームは4月に制覇したつもりであったが、2月に訪れた水戸献血ルームが3月20日に移転、新装して献血ルームMEETとなったので、6月に再遠征してきた。

今回も交通費を節約するため、高速道路の深夜割引を利用すべく未明に出発。首尾よく4時前に常磐自動車道に入ることができた。この調子なら、どこかで日の出を見ることができるかも、と思ったが生憎なことに曇天。それでも意地になって前回行くことを断念した風神山まで足を延ばしてきた(どのみち予約は11時からなので、時間はたっぷり過ぎるほど)

風神山

風神山自然公園は日立市にあり、茨城県の初日の出スポットとしても知られている。今回は下調べも十分、時刻も早いので急かされて分岐地点を素通りすることもなく無事に到着、と言いたいところだが、なんと早朝散歩?のご老人たちの多いこと多いこと。そしてもう一つの見落としが、NHKのTV中継所までの道がとても荒れていたこと。自動車で行かれる方は早朝であっても見晴らし台のある「風のひろば」へは直接向かわず、駐車場へ入れてから徒歩で行かれるのが良い(駐車場からNHKの中継所への裏道がある)

見晴台から東方を望むが、木立の向こうの空は雲に覆われている。手前の草地にはベンチが2つ。晴れていれば太平洋が望めたであろう。ちなみにたくさんの写真を公開されている方を見つけたのでリンクしておく。当初はここで仮眠をとって時間調整をする予定であったが、道があまりに狭く、対向車が来たらお手上げになりそうだったので早々に下山。すれちがうご老人たちは避けてくださるが、先を行く男性は耳が遠いのか超然としているのか、道の真中を堂々とお歩きで通してくださらない。仕方が無いのでエンジンを止め、距離が開いてからゆっくりと発進し、麓まで来て道が広くなったところで慎重に追い越し。

千波湖は緑の水辺

3枚組写真。上は緑色の縞模様が見える湖面。中は商工会議所環境委員会が立てた「アオコをなくすための実験をしています」という看板。二頭身の水戸黄門イラスト入り。下は湖の中央に設置された噴水。数十本が輪になって外側に水を噴き上げ、中央の噴水は10メートル以上の高さに。水戸まで戻り、朝食をと思ったら、またもやガスト(日立に行った時も朝食はガストだった)。ここも仮眠をとるには相応しくないので、焼鮭定食を食べてから千波湖のそばに無料駐車場があったはずと移動した。どうにか駐車場に入って一安心したところで、なぜか朝日が煌々と射してくる。木陰にベンチはないかと千波公園の中を探すが見つからない。せっかく湖畔に来たのだからと湖面を覗き込むと、聞きしに勝るアオコの惨状にびっくり。リン除去剤を投入したり曝気や噴水で溶存酸素濃度を高めたりして浄化に努めているようだが... (リン除去剤の実験は今年5月からなので結果を云々するのは尚早か)

森を抜けたところに広がる草地。その向こうにはまた森。 湖にはがっかりしたものの、南側の「少年の森」は神秘的と言っても良い雰囲気。少年の森専用の駐車場には木陰ができているのを発見し、D51前から自動車を移動した。しかしやはり仮眠は難しい。10時近くまで休憩し、ダメ元で献血ルームへ移動。前回と同じエクセル南口立体駐車場へ入れ、徒歩でエクセルみなみまで行くと...まだ開店前でした(10時開店)。ちなみに水戸駅には南北に駅ビルがあり、どちらも水戸ステーション開発株式会社が運営しているのだが、コンコースに対して北口のエクセルは2階、南口のエクセルみなみは3階でつながるという不思議な構造をしている。

献血ルームMEET

エクセルみなみ6階に出されている献血ルームの看板。「mito de MEET」(みと で みーと)と書いてある。MEETというのは水戸と音を合わせ、出会いの場というつもりなのだろうが公式ページにある動画では「家をテーマに、みんなが気楽に集まり、リラックスできる(中略)コミュニティスペース」とあり、エクセルみなみのテナント紹介にも「みんなが気軽に集い、出会い、交流できる献血ルーム」と)、名称として動詞を採用するのは珍しいのでは? ちなみに辞書を見るとMEETは名詞の場合、その意味は「競技会」になります。

それはともかく、係の人に「予約は11時だけれど、早く着いてしまったので、もし空いていたら」と事情を話したところ、すぐに始めてもらえることになり、受付番号は3番。さすがに平日だと朝から一杯ということはないようだ。健康状態などに関する簡単な質問の後にタッチパネルを使った詳細な問診。そのあと検診医による血圧測定と問診。例によって去年8月に接種したMMRについて聞かれるが、今回は「なんで成人のあなたが予防接種を?」という趣旨だった。風疹が流行ってましたから、というと納得された模様。続いての事前検査(血液検査)

左腕、肘の外側よりに貼られた止血用ガーゼ。今回はなぜか、いつも採血する肘窩の中心(正中皮静脈というのか?)ではなく、親指側にずれた位置にある血管(橈側皮静脈というのか?)から採血をされた。血管の名前をググッていたら、やはりこの血管から採血されて、看護師に質問をした人のブログが見つかった。看護師の説明によれば、理由は以下の3つ。ヘー、知りませんでした。

  1. 近くに神経があまりないので、神経を傷つけるリスクが少ない
  2. 深部に動脈がないので、誤って針が静脈を貫通しても動脈を傷つけるリスクが少ない
  3. 腕の内側よりも外側のほうが痛みを感じにくい

検査値に問題はなく、血小板を提供することに。

呼び出し機をもらって待合室へ戻る。待っている間に飲み物の自動ベンダー(無料)で水分補給。ここにも恐怖のホットアクエリアスがあった。雑誌を眺めていると程なくして呼び出し音楽が鳴る。奥の採血室に行くと、ここの採血ベッドは茶黄系という珍しい配色。それが室内に円形に配置されているのだが、中央に作業スペースが設けられているので見通しは悪い(言い換えれば見られる心配は少ない)。ここも靴を脱いで上がる。看護師さんは全員白いスラックスに揃いのエプロン。紫色の手袋を着用し、エタノール消毒も励行。携帯電話についてはマナーモードにして、という注意書き(電源を切って、というところが多い)。レッグクロス運動の説明は見当たらず。握り棒を渡されたほか、腕の下にクッションを入れられたのが珍しい。後は大体よそと同じ。

およそ50分で終了し、受付で書類ケースを渡すと「ティッシュボックスと洗剤とアイスクリームのうち、どれがほしい?」と聞かれたのでアイスを所望。専用のコインをもらい、ベンダーで木苺とチーズのアイスを選ぶ。また予約をしていたので、さらにビスコを頂戴した(他の菓子あるいは清涼飲料という選択肢もあった)。頼まないのに献血ポイントカードや成分1・2・3キャンペーンポイントカード(平日に予約して成分するとポイント)も作られ、とても「もう茨城県では献血しないから」とは言えず、ありがたく頂戴してきた。

トイレは共用部

2枚組み写真。上はカード型送信機の表で「気分が悪くなったらボタンを押して」と。下は裏側。型式STR-Cなどと書いてある。献血終了後は血圧が下がっていて、脳貧血を起こす心配がある。そこに排尿時の血圧降下が加われば失神する危険も。というわけで献血の現場では、トイレに非常呼び出しボタンを設置するとともに、先に用を足してくること(そうでなくても採血中に尿意を催されたら困る)、献血後は男性も座位で排尿することを勧めている(前回の日立献血ルーム「さくら」は例外)。しかし商業施設の間借りで、一般客も使用するトイレに呼び出しボタンを設置することは難しいようだ(18時で献血ルームが閉じた後に、一般客が非常事態に直面してボタンを押しても役に立たないことが懸念される)。そのためか、献血ルームMEETではトイレに行くという利用者に対してはポータブルの非常呼び出しボタンを渡していた(山梨県の「グレープ」も商業施設kokoriの中だったけれど、どうだったろうか? あ、越谷川越もトイレをチェックしていない)。なお、この非常呼び出しボタンも、事前検査後に渡される呼び出し機も、通信範囲はトイレ付近まで(フロア図参照)とのこと。

中村ビル今昔

2枚組写真。上は15年2月撮影で、献血をお願いする2本の垂れ幕がビルの壁面にかかっており、6階の窓には大きな赤十字マークと「水戸献血ルーム」の文字。下は6月撮影で、垂れ幕は外されている。駐車券には時間の余裕があったので、北口の中村ビル(3月まで旧ルームがあった)の様子を見に行った。2本の垂れ幕は外され、6階の窓は以前から入居しているコンタクトレンズ販売店の宣伝に入れ替わっていた。

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