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2015/04/29

献血ルーム巡り8(茨城県・日立献血ルーム「さくら」)

なかなか仕事が決まらないため、暇つぶしと社会貢献を兼ねて始めた献血ルーム巡り。茨城県の最後は日立市にある献血ルーム「さくら」

当初、4月29日(祝日)を予定していたが、予約状況を調べるとすべて空きなし! というわけで急遽2週間早めた(19日に「ふくしまの話を聞こう4」に参加すれば、そのあとの懇親会で肝機能値が悪化する恐れが高かったため)。平日なので高速道路の休日割引が使えない。そこで深夜割引をと3時起きして出発したが、首都高が事故のため通行止めとなっていて、常磐道に入ったのは4時を回っていた(つまり割引は適用されず)。実は出発に手間取り、首都高に入った時点で間に合いそうもなく自己嫌悪に襲われていたので、「予定通りに出ていても間に合わなかった」に気分スッキリ。

「無断駐車禁止」の看板はまだ「すかいらーく」のまま とはいえ、距離の長い区間で割引が効かないのは痛いので、あまり早く着いても駐車料金が高くなることも考え、水戸で一般道で降りることにした。予定では風神山自然公園で日の出を...のはずが夏至も近い今頃はとっくに日が昇っていたし、6号からの分岐があまりに鋭角だったため(あとで調べたら手前に、標識はないけれど広い交差点があった...これも下調べ不足)見送り。通勤時間の混雑が始まったのでファミレスで時間調整でも、と思ったところで24時間営業は常識ではないことを思い知らされる。そんなこんなはあったものの、無事ガスト日立駅前店(ここは24時間営業で、駐車場の看板を見ると以前は「すかいらーく」だったことが分かる)に着き、朝食(脂に気をつけながら焼きサバ定食)を摂って時間調整。空いてはいたが、席でぐうぐう眠るのもはばかられたので、浜の宮ロードパークに移動して仮眠を試みた。
ロードパークから見た堤防と左手に広がる太平洋ここは茨城県の日の出スポットにも選ばれる場所で、眺望良好。ただ、6号バイパスを引っ切り無しに自動車が通るので、落ち着いて眠ることはできなかった(日光直射を避けるためバイパス側を向いて停めたせいもある)。そこでラジオをつけるとバルトーク作曲「ルーマニア民俗舞曲」 が。これは以前、目覚まし音楽に使っていたのですっかり目が覚めた。予約の10時にはまだ間があったものの、遅れるよりはということで出発。駐車場の位置は事前に確認していた(ガストに入る際ナビに導かれて前を通過していた)ので難なく駐車。場所を忘れないよう区画の標示を撮影して出場。

日立出張所?


5階の窓に「献血ルームさくら」と文字が貼ってあるが、数が合わないため最後の一枠に「くら」と二文字建物の外側に献血ルームがあることを示しているが、「さくら」の部分を声に出して読もうとすると妙な感じに。

入り口には献血ルームの看板やポスターが沢山ビルの入口は献血ルームがあることを「これでもか」とアピール。1階にある場合は珍しくないが、ここは5階。オーナーの理解があるのであろうか。
入り口の上には「茨城県赤十字血液センター日立出張所」ルームの入口には「茨城県赤十字血液センター日立出張所」と。こういう標示は初めて見た。そういう時代に開設してからずっとここにあるのかな。
ガラス扉の下部には「鹿島建設」という文字が残っているドアガラスには「鹿島建設」という文字が。居抜きしたのだろうか。この先ルーム内は撮影自粛。

問診から採血まで


受付開始時刻(10時)前であったが開いていたので入って予約である旨を告げる。献血カードを渡してしばらく待機。待合室は採血室と職員控え室の間にあるため、開始時が近づくとナースさんたちがぞろぞろと通り抜け。みなさんとご挨拶。



待合室のイスに座って両足をマッサージ機に入れた。足の間に操作パネル。待合室にはフットマッサージ機があったので、血行を良くしておこうと試してみる。「自動」で任せていると温めたり脹脛を締め付けたり足裏を押したりと色々してくれるが、何時まで経っても終わらない。呼ばれて慌てるのも嫌なので「運転 入/切」ボタンで止めてしまった。

問診はタッチパネルだが、なぜかスタイラスペンがなく、指でタッチ。反応が悪くて少しイラッとさせられる。続いて医師による問診。この若い先生は新任なのかまだシステムに慣れてらっしゃらないようで、ベテラン?ナースが付きっきりで助言。血圧がやや高めであったが何も言われず事前検査へ。検査用採血はいつもと同じ左腕。ナースさんのピンクの腕時計が素敵であった。ヘモグロビン値を告げられて「血小板をお願いします」。もとより望むところ。

いったん待合室へ戻る。本棚をチェックすると、新聞雑誌のラックには赤十字の講習テキストがあるのは水戸ルームと同じ。本棚はコミック単行本。浮世離れしないために『進撃の巨人』の第2巻を読んでみる。うーん、登場人物がまるで識別できない。

呼ばれて採血室へ。ベッドの数は...そんなに多く無い。番号が振られていないようだ。ウェブサイトにある によれば6台あり、そんなものかな(小規模な部類だろう)

北側の、窓から2番目のベッドに案内され、靴を脱いで上がってみるとモニター画面に「予約席」と手書きの札が。(^^; 

ここでは採血機のモニタを見ることができ、どれだけ血を抜かれているかを追跡できた。1サイクルで400gの血液を処理し、血小板は合計およそ230g。バッグの中に血漿や血小板(を含んだ血漿?)が溜まっていく様子も眺められた。遠心分離する様子は見てみたい。赤血球が下に落ちるというのは想像できるが、血漿と血小板はどう分けているのか。


トイレの注意書きは疑問

アサガオの脇に「気分が悪くなったらすぐしゃがんで」と立って用便を前提の注意ここのトイレもビルの共用部。よその献血ルームでは「採血後は男性も座位で」というところが多いけれど、ここは「気分が悪くなられたときはすぐにしゃがんで」と立位を前提。うーん、いいのか?(そもそも〈放水中〉じゃしゃがめませんよ)。これは気になったのでアンケートに記入しておいた。

Imgp0246非常呼び出しボタンはアサガオのすぐ脇に。これらボタンは概ね立った状態で押すことを想定しているようだが、へたりこんでから「立てないから、仕方ない、人を呼ぼう」という方が多いのではないだろうか。どこかの施設ではボタンが床上40cm位のところにあった記憶がある。
ビルの入口にある献血ルームの看板の下に、入る時にはなかったラジカセが終わって出てみるとラジカセが呼びこみをやっていた。しかし平日昼間とはいえ、特急も停まる駅の駅前なのに人通りはとても少ない。午前中の献血協力者は、私を含めて一桁台か(婉曲表現)。豪華景品抽選会のご利益もあまり無いようだ。どうやって増やすかは課題。
道路の向かい側にも献血ルームの看板が道路を挟んで玄関の向かいにも献血を呼びかける看板が。このあと駐車場に戻り、もらった駐車券(300円分)を入れて出ようとすると100円足りなかった。300円だと2時間半なのだが、2時間32分いたからか!

常陸牛と梅クリーム大福


このあと「せっかく茨城まで足を延ばしたのだから、地元名産を食べて」ということで目を付けていた常陸牛のお店へ。海沿いの道をひたちなか市までゆっくりと。ところがまたしてもカーナビに「音声案内を終了」されても目的地を発見できずに彷徨するという失敗を。ちゃんと建物外観も把握していかないと。

鉄板にステーキと付け合せ。御飯と味噌汁と小鉢太平洋の雄大な眺めに気が大きくなって、昼食はちょっと贅沢。ただ、正直いうと期待したほどでもなくて、もしかするとサーロインステーキよりも(少し安い)もも肉ステーキの方がお似合いだったかも。素直に「茨城そだち」御膳でも良かったかな。
梅クリーム大福の包装はマンガチックな絵柄の水戸黄門友部サービスエリアで休憩中、売店で発見した「梅クリーム大福」。あまりの脱力ぶりについ購入。脱力といえば「納豆ショボーン」などというもの(ググッて出てくるものとは異なる)もあり、これも憑かれて、もとい疲れていたためか購入。梅クリーム大福は美味であった。
上は検査用採血、下は本採血のあとに貼られたガーゼ。どちらも血液は微量。 帰ってからガーゼを剥がしてみると、出血はほとんどなかった。処置が素早かったからだろうか。

なんやかんやでレポートを仕上げるのに2週間かかってしまった。グズだなぁ。orz

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