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2014/10/16

「みどりの日」の茶番

国民の祝日について書いていて思い出した。

現在(2014年)「みどりの日」は5月4日になっている。だが、これは2007年からの話で、2006年までは4月29日(現在の「昭和の日」)が「みどりの日」であった。なぜ「みどりの日」が「昭和の日」になったのか。1988年まで4月29日は「天皇誕生日」であったのだが、昭和天皇が亡くなって「天皇誕生日」が12月に移ってしまったため、休日を残すために「みどりの日」が設けられたのだ(当時から「昭和記念日」のようにする動きはあったようだが、明治節の例はあるものの大正天皇の場合は祝日でなくしてしまっていた先例を考慮したか、あるいは根強い戦争責任論に遠慮したのか)。生物学者でもあった昭和天皇に(やや強引に)に結びつけたのが新しい祝日「みどりの日」。それが「昭和の日」制定にともなって5月4日に移ったわけだが、では以前の4日はどうなっていたのか。それがなんと無冠の「国民の休日」。3日(憲法記念日)と5日(こどもの日)に挟まれた、以前は平日で5月のゴールデンウイークをしばしば「飛石連休」にしていた。それが85年から87年は土日がうまく挟まって三ないし四連休が続いていたところ、88年は閏年のため1日から完全な飛石となってしまうため、「やっぱり休みは連続しないとね」と86年に休日になることが確定した。

さて表題の「茶番」である。別に上記の事情をくさそうというわけではない。5月4日が祝日になれば3-5日は休み確定で、それと土日がうまく組み合わさると大連休になる。4月29日が金曜日なら、30日は土曜で、1日は日曜で休み。1日おいて3日から三連休。6日は金曜なので出て7,8日はまた休み。2日か6日を何とかしたいと考えるのが人情であろう。まともな会社員であれば有給休暇を取得する(もっと計算高ければ前後にずらして混雑を避ける)。もしかすると「みどりの日」制定以前の、しばしば飛石となった時代の話だったかもしれないのだが、ある高等学校は休みにする開校記念日を、5月の上旬なのだが、毎年のように変更していた。もちろん飛石の間を埋めるように、である(おそらく2日にしたり4日にしたりしていたのだろう)。教師にしても生徒にしても、休みと授業が交互では曜日の感覚もおかしくなってしまうだろうし、どうせ遠出はできまいと宿題でも出されたら可哀想、と考えたかどうかは聞いてないので想像するしかないのだが、とにかく連休になるよう開校記念日を移動させていた。話の分かる校長である。しかし教育委員会(の事務方)はそれに気付いて咎め立てた。記念日を不定にするとは何事だ(「不逞の輩め」と言いはしなかっただろう)というわけである。結局、ある年から開校記念日は固定し、土日と重なった場合でも代休はなしとなった由。

開校記念日といっても、実のある記念行事ができるわけでもないだろうに、「休む口実」と割り切れないものなのだろうか。まったく***Deleted for the Courtesy Reasons*** というものは。

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