身近なところにあるストロンチウム
身近なところにあるストロンチウム(化合物を含む)の例を次の中から選んでください。
1)バッテリー
2)花火
3)医療用ガンマ線照射源
4)身近なところにはない
解答と解説
2)の花火が正しい。
1)× バッテリーには使われない(リチウムを使うバッテリーはある)。
2)○ 赤い色を出すために硝酸塩が用いられる。他に信号弾などにも。
3)× ストロンチウムはβ線しか出さないのでガンマ線照射線源としては不適当。
4)× 前述のようにある。
炎色反応というものを学校で習った方は多いと思います(覚えていたかどうかは別にして)。トンネルの照明に使われるナトリウム灯の黄色は...と聞いたことはありませんか。
あと、ブラウン管に炭酸ストロンチウムが使われていたそうですが、いつの間にか見なくなりましたね、ブラウン管(ATMはまだブラウン管かな?)。
出題意図
五山送り火騒動の際、松の化学分析結果にストロンチウムがあると騒ぐのを見て化学クラスタは呆れていたが、それ以外ではその感覚が共有されていなかったように感じた。耳慣れない物なので「ストロンチウムって、原爆や原発からしか出てこない、なにか怖いもの」と受け取られたのも理由の一つではないだろうか。
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