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2013/11/06

ビスマスとセシウムの見分け方

雨が降ると空間放射線量が上がるのはビスマスのせいだといわれますが、それを確かめる方法として妥当なのは次のうちどれでしょうか?

1)雨水を蒸発させて顕微鏡でビスマスの結晶が見えたら本当。
2)ビスマス214の半減期は約20分と短いので、降り止んで線量が下がりだしたら本当。
3)安全デマなので確かめようとしても無理だから、すぐにツイートする。
4)非専門家には確かめる方法はないから、念のため避難する。

解答と解説


2)の「ビスマス214の半減期は約20分と短いので、降り止んで線量が下がりだしたら本当」が正しい。

1)× 目で見えるほどの量はないし、短時間で消滅してしまう(ビスマスの美しい結晶の写真は結晶美術館で見られます)
2)○ 放射性セシウムによる汚染であれば翌日以降もずっと残る
3)× 慌ててツイートする前に確認を
4)× ポケット線量計で確認可能

雨です ビスマス 降ってます」に納得できない人はぜひ自身で計測を。セシウムのせいであれば、雨が止んだ翌日以降も高止まりします。

雨が降り続いている場合は、新鮮な雨水を容器にとって屋内で計測してみましょう。約20分で平常値からの増加分が半分になればビスマスの影響といえます。

なお、平常の空間線量率(μSv/h)よりも0.04以上高くなる、あるいは雨が降り止んでも元に戻らない場合は放射性ビスマス以外の原因がある可能性がありますが、値にもよるものの、雨の中を慌てて避難しようするよりは屋内に退避していた方が賢明です(原因が外にあるなら室内の方が放射線は少ない)


出題意図


「雨のせいです。天然の放射性物質」と説明しても納得しない人がいるので。

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