ラーメンのトッピング
遺伝子組換え技術による形質の付与は、作物育種においては、例えていうなら「ラーメンのトッピング」のようなものです。いくらチャーシューが豪華でも、麺やスープがダメなものは売れません。 / “Before C/Anno D: モンサント…” http://t.co/p8OSEFOp2M
— Bernard_Domon (@Dominique_Domon) September 11, 2013
麺やスープが駄目だったら、美味しいチャーシューを載せてもラーメン屋としては成功しない。うまいこと言うなぁと感心していたら、リンク先は自分のブログだった。
わたしがウダウダと書いたことは、この喩えに収斂される。除草剤耐性を導入して、雑草管理が楽になったからと言って、それだけでダイズの種子が売れるわけではない。収量や目的に応じた品質を満たさなければ、農家はその種子を買いはしない。
種苗産業という業界には既に100年の歴史があって、生産効率の高いより良い種子は生産者の願いでもある。種子も市場で取引される商品である故に、一社による市場独占は容易にできるものではない。 / “モンサント試験ほ場一般公開に行ってきた…” http://t.co/5BURWuJFE5
— Bernard_Domon (@Dominique_Domon) September 11, 2013
以前、EMのぼかし肥料を絶賛するのは都市住民(非農家)という話を聞いたことがある。実際に使った農家が否定的なことを言うと、農業未経験の都市住民から「石頭」みたいなことを言われた例もあるようだ。〈モンサントの悪行三昧〉を非難するのも非農家が多い、というのは根拠のない印象論ではある。種子市場の実際を知っている人の意見を聞いてみる必要があるだろう。
ちなみにモンサントは大企業ではあるが、トヨタやNTTと比べれば普通の会社で、大資本による市場独占というのとはイメージが合わないそうである。
モンサントの説明を鵜呑みにして、種子独占はないなんて書きやがって、この御用市民!と石が飛んで来るかとひやひやしていたが、思わぬところから援護をいただいた。感謝。
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