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2013/03/03

勝浦へ担々麺を食べに行く

近年ものぐさが酷くなってきたので、自分で目の前に人参をぶら下げることにした。インセンティブといった方が格好よいけれど。

春の一大イベントといえば確定申告。なんで無職が確定申告をするかというと、外国の上場株式を少しばかりもっていて、この売買差益は源泉徴収されていない。逆に配当金には内外で二重に課税されている。ならば相殺と独り決めしても良いのだが、後日呼び出しを食らうのも避けたいところ。で、確定申告。

幸いなことに国税庁サイトには確定申告書等作成コーナーというものが用意されていて、書類を揃えてから(とはいえこれが大変)そこにある数値を入力すると自動計算して申告書を作ってくれる。e-taxという電子申告システムもあるけれど、手続きが煩瑣という印象がある上にMacintoshでは苦労すると疑っているので端から無視。

この確定申告を2月中に片付けようと決心した。そしてインセンティブとして、実現できたら勝浦へ担々麺を食べに行こうと決めた。

なぜ勝浦か。 関東B-1グランプリでシルバーをとったそうだが、それが目当てではない。以前、都内で勤務していた頃、その近所に「ぴか一」というラーメン屋があった。アルカリイオン水を使ってますなんてのを売りの一つにするようなところはあったものの、味も価格もそこそこで、週に1回くらいのペースで使っていた。それがある日閉店。貼り紙を見ると勝浦に移転しました、と。それがおそらく2002年。

店頭に貼られた地図入りの移転のお知らせ

貼り紙はメモというかデジカメで撮影したのだが、マシンの新調かソフトのバージョンアップの歳にファイルを紛失...と思っていたが、これを書きながら調べ直したら見つかった(2002年と特定できたせいもある)。

別に「必ず行きます」と約束をしたわけでもないし、正直なところまだやっているかどうかも分からない。それでも軽い気持ちでググッてみたらちゃんと見つかった。これも何かの縁であろう、ということで目標はこれに決まり。

計算の結果、幾許の還付もあると分かり(税金を納めすぎていたんだから、喜ぶのは本末転倒なのだが)、28日には申告書完成。返信用封筒を用意してあるから時間外収受ポストに投函すれば済むのだが、一晩屋外に置くのも心配だったので1日朝に届けてその足で勝浦へ行くことに決定。(後日、返送された控えを見たら、収受印は2.28。前の晩に投函されたという扱いなのか。)

翌1日、うっかり寝坊したため予定の電車には乗り損ねた(うえに途中でトイレ下車という想定外の事態に遭遇した)ものの、総武線を途中で快速に乗り換えるという機転を利かせたせいか、千葉駅で予定の電車に無事乗車。今回も旅情にかけるロングシートだったが、そこは持ち込んだ『スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか』を読むのに当てたので無問題。それに外房線大網駅までは以前のテリトリーなので、あまり旅という雰囲気ではない。

途中、上総一ノ宮駅で停まっていると特急が追いついて、前は安房鴨川行きで後ろは東京行きに切り離す、なんて不思議なことをしていたけれど、あれはなんなのだろう(帰ってから時刻表を見たけれどやはり理解できない)

駅コンコースに飾られた5つの7段飾りの雛人形。その後ろには勝浦坦々麺が関東・東海B1-グランプリでグランプリを取ったという横断幕。

勝浦駅についてみると、予想よりも(失礼!)モダンな駅舎で手洗いもきれい。そしてコンコースには勝浦坦々麺の横断幕を隠すように雛人形が。そうだ、勝浦は雛祭りでも売り出していたんだ、と来てから思い出す(つくづく調査不足)。帰りの電車時刻はメモしてあるが、予定が狂ったときに備えて時刻表を撮影。特急を含めて1時間に2本...


地図で道を確認し、バスで16分なら歩いてもそうはかかるまいと高を括って歩き出すと、途中で足が痛くなった。幸い目の前にバス停があり、すぐにも来そうなので予定を変更。バスは後ろ乗り料金後納制。バスのシステムというのは地域ごとに違いがあって、他所へ行ったときの悩みのタネ。と用心していたにもかかわらず降車の際、自動両替と勘違いして料金箱に投入してしまった。地元の人間には当然のことでも、一応観光地でよそ者が来るんだから東京のシステムとは違うんだよは大書してほしいなぁ。運転手さんにはお手数かけました。

店舗はその前を通り過ぎるときにバスの中から見えていたので迷わず辿りつけた。直前まで「坦々麺にしようか〈ぴか一ラーメン〉にしようか、2杯は無理だよな」と迷っていたが、結局ミーハーに担々麺と決定。注文して待っていると、後から来た夫婦も坦々麺を注文。こちらもわざわざ遠くから食べに来たらしい。だから気分が昂揚するのは分かるけど、釣りの話から船酔いの話に移ってゲロの話はやめてよね。

空になった丼
完食し、「神保町時代を知っている」なんてことはおくびにも出さずに会計を済ませ、さっそうと退店。今の店名は全部ひらがなで「ぴかいち」だが、「ぴか一ラーメン」は昔のまま漢字を使っていた。今度来る機会があったらこちらを。さて店内で話に聞いた雛人形を見に行こうかとも考えたが、虫の知らせで勝浦駅へ向かう。

道路側から見た店舗。今の店名は全部ひらがなで「ぴかいち」。
いまどき懐かしい電話ボックス
埋められた電柱
道路の両側は高い崖

今度は徒歩。約1時間かけて駅前に来ると、またもや自然の呼び声。確実なところでは改札内しか思いつかないので、やむを得ず急いで入構。かくして市内観光の目論見は外れました。お土産も買えなくてすみません。

帰りの電車はボックスシートでやや旅気分。しかし千葉駅につくと、まもなく逗子行き快速が出るという案内に急かされるように乗ってしまい、錦糸町を過ぎるまで立つことに。嗚呼。

東京駅の土産物センターで、震災以来の観光客減少で再び危機に陥っているという銚子電鉄のぬれ煎餅を購入。それを持って、翌日の落語会の様子を聞こうと和亭『なにわ』に立ち寄ると、なんと世話人も来ていた。というわけでそのまま段取りを打合せ。いつの間にか降りだした大雨の中を帰宅し、ご褒美旅行は終わった。

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