彫塑「砲丸」の帰還
前のエントリーで、朝倉彫塑館の屋上にある彫塑「砲丸」は、建物が工事中にもかかわらず外から見えるようになっていることを紹介したが、調べてみるとこの秋まで撤去されていたことが分かった。
彫塑の名前を調べるために「朝倉彫塑館 屋上」で検索し、どうやらそれは「砲丸」らしいと分かったところで「朝倉文夫 砲丸」で検索しなおすと「工事進捗状況 平成24年7月から平成24年10月 - 台東区役所」というページが2番目に現れる。ところがこのページを見ようとすると、「■ページが見つかりません」となる。「平成22年12月6日にリニューアルしました。アドレス(URL)が変更されている場合があります。」とあるので、台東区のトップページへ戻りサイト内検索で「朝倉彫塑館」を探すと、またもや「■ページが見つかりません」となる。おかしいなと思いつつトップページの「文化・観光情報」から探そうとするが、分け入っても分け入っても...見つからない(後で逆引きしたところ「台東区立の文化施設・アートギャラリー」→「主な文化施設」→「朝倉彫塑館(休館中)」→「朝倉彫塑館ホームページ」と判明)。
そういえば、朝倉彫塑館のホームページに「保存修復工事の状況について」という項目があったな、と思い出し、覗いてみるとありました「工事進捗状況 平成24年7月から平成24年10月」。「朝倉文夫氏が暮らしていた当時のように豚面の彫塑から上水を出すことができるかどうか」「損傷を防ぐために布でしっかりと包み、 重量400kgの「砲丸」をタワークレーンで吊り上げて屋上まで運びました。」というスニペットにあった文章もちゃんとある。(2つのURIを比較したところ、googleの検索結果が
http://www.city.taito.lg.jp/index/bunka_kanko/bunkashisetsu/
asakurachosokan_koji/asakura2012_7-10.htmlなのに対して実際のページは
http://www.city.taito.lg.jp/index/bunka_kanko/bunkashisetsu/
oshirase/asakurachosokan_koji/asakura2012_7-10.htmlで、10月以降にディレクトリ構造を変更したことが原因と分かる。)
やっと本題。そこの記述によれば10月のはじめにアトリエ棟屋上に戻す作業が行われたとのこと。重量400kgということはブロンズか。クレーンで釣り上げた様子がまるで空を飛んでいるよう(3枚目の写真)。布の白と雲の白をうまくずらし、青空に浮く青銅色を際立たせて撮るとは見事。設置後の写真は、工事が終わり「足場が解体されてしまうと、この角度から彫塑を眺めることは出来なくなってしまうので、非常に貴重な写真です。」とのこと。
サイトリニューアルの際に埋もれてしまわないことを祈る。
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