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2011/11/30

不採用通知は丁寧に

求職活動を続けているといろいろな会社に出会う。

不愉快なのは書類選考を通過した者にのみ連絡という会社。紙の履歴書送付でだけ受け付けていれば、応募者が多い場合(このご時世だから求職者は多いだろう)、全員に電話をしたり手紙を送ったりするのは大変だ、という事情は分かる(紙にこだわった報いだという気もするけれど)。

しかしメールや連絡フォームを使って受け付けているなら応募者のメールアドレスは入手済み。ボタン一つ(正確には〈返信〉と〈送信〉の2回)で定型文を送付できる。その手間すら惜しむとはどういう了見なのだろうか?

不採用の通知をくれる中にも鼻白むものがある。「慎重に検討しました結果、残念ながら」って、送ったその日のうちに返ってくるということは、表には書いていない排除条件に抵触したってことだろう。

年齢や性別で差別することが禁止されてから、応募資格は原則として年齢・性別不問になっている(年齢についてはやや緩い条件で認められる)。その結果、表向きは受け付けるように見えていても、一次スクリーニングで自動却下されてしまう例が出る。

いじましい努力をして「実は欲しいのは...」をそれとなく表明しているところもあり、そういうところにうっかり応募した場合は「読解力に問題あり」とはねられても、まぁ分からないでもない。

しかし、「視点を変えて検討してみませんか」と申し入れている場合は、もう少し丁寧に扱って欲しいものだ。少なくとも提示された条件は満たしているのだから。

不採用の通知の中でも気持ちの良いものはある。ある会社は即日却下だったが「期待を持たせて、時間を無駄にさせては悪いから」と前置きして、なぜ採用しないかを簡潔に説明してくれた。別の担当者は(応募者多数のため)時間はかかってしまったが、採用できない事情を縷縷説明してくれた。こういう所には悪い感情を持つことはない。

企業は求職者を吟味しているつもりでいるが、求職者も企業を吟味しているのを忘れないでもらいたい。今日の求職者は明日の顧客。また買い手市場を良い事に、権柄尽くの態度が習いになるとろくな事はない。

なお、新聞に「不採用なら履歴書を返して」という投書があったけれど、少なくともウェブ上での募集に「履歴書送付」はやめて欲しいものだ。作成にも送付にも費用はかかる。応募を絞り込みたいのかもしれないが、愚かしい話。

(20世紀の頃は、面接に行けばどこでも交通費は出してくれた。「大学は受験料を取って選抜し、企業は日当を出して選抜する。採用されたら勉強も大切だが、なんといっても利益を出さなければならない。」と言われたころが懐かしい。)

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