被災地に届け「動物のお医者さん」
ツイッターをぼぉーっと眺めていたらこんなツイートがあった。
動物のお医者さんはすべての大学院生必読の書。あれさえ読めば「うちの先生はでたらめだけど、漆原教授よりはましだ」と思えるはず RT @Mihoko_Nojiri: 動物のお医者さんねたという指摘が多数。最近動物のお医者さんはうちのトイレに設置されています。(時々入れ替える)
「動物のお医者さん」は根強い人気がある。きっかけは覚えていないが(おそらくNIFTY絡みだろう)私も読んでいたし、しばしば話題に取り入れていた。だが買いそろえた全12巻は、被災地の子供たちに漫画を送ろうキャンペーンに賛同して寄付してしまった。
「花とゆめ」連載時には女子高生に獣医志望熱をもたらした名作である。しかし連載終了からすでに20年近いので、2003年にTVドラマ化されたとはいえ知られざる名作になっているのではないかと危惧していた。そこでこの機会に子供たちの目に触れる場への提供を思い立った次第。(と思ったら、花とゆめCOMICS品切れは勘違いのようで、まだ新品を購入可能らしい)
理系女子がネタを提供しており(巻末掲載の協力者名の中には知った名前も)、獣医学部に限らないキャンパスライフが描かれているので、被災した中高生の進路の道標になることを期待したい。
もっともあの作品を本当に楽しめるのは研究室に入って以降だと思う。
なお、冒頭のツイートに登場する漆原教授は豪快でしばしば傍迷惑な人ではあるが、「気合を必要とする治療」の名手であるし、陰湿さとは無縁な人なので、実在する教員の中にはもっとひどい人がいるだろう。
玖保キリコの「いまどきのこども」と「シニカルヒステリーアワー」もあわせて寄付した。
被災地の子供たちに漫画を送ろうキャンペーンは終了しており、報告用特設ブログによれば4月末までに集まった6万冊余のコミック・絵本などを数次にわたって届けているとのこと(第一便135箱11,672冊は公益社団法人シビックフォースが運び、第二便113箱10,196冊はユナイテッドアース預け)。
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