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2011/02/12

「科学コミュニケーション Inside Nature」を聞く

MEBIOSオープンセミナー「科学コミュニケーション Inside Nature」に参加した(1月28日)。


第一部はScientific Communication。懸念した通り初めの演者の言う事(英語)はほとんど聞き取れない。スライドも理解できない。それでも我慢して眺めていたら、あとのフロアからの質問(日本語)で急に合点のいった箇所もあった。

スライドの誤字:光学であるべきところが後学に。

二番目の演者はNatureでただ一人の日本人編集者。スライドの誤字(なかなか味わい深い:この時点では撮影制限は告知されていなかった)は無視して謹聴。仕事探しのところは失業者としては身につまされる。論文を送るときに付けるカバーレターは非公式文書だから、「多少」大袈裟にアピールしても構わないと心強い助言。履歴書の時にも言えるよな。

Nature Japanサイトにも求人欄があるけれど、数は少ないし研究職ばかり。博士号取得者等を非研究領域で活用するような求人を開拓してもらいたいと思った。

第二部はInside Nature。演者は才媛という言葉がぴったりの感じ。またもや英語講演だけどスライドがもっぱらテキストだったのである程度(当社比)は理解できた。内容は「ネイチャーができるまで」。カバーレターについて、その重要性を指摘しつつ、アブストラクトの繰り返しとoversellはいけませんと釘をさす。

査読に回す(10-15%?)か突き返すかまでは担当編集者が独りで決めるというのは軽い驚き。アピール(異議申立て)が来て初めて上級編集者の判断を仰ぐらしい。権限と責任が明確なのは英米流。

第三部は質疑応答。いろいろな立場からの質問があった。最後に、誰も質問をしないのにNatureとScienceはどう違うかが説明された。「商業誌だから独立性がある」 うむ、奥が深い。

紙媒体での発行に固執していたのはなんとも。物理的制約で価値ある論文を載せられないのは本末転倒だろう。逆に「ろくな論文が来なかったから今週号は薄いぞ」も電子媒体なら簡単(冊子はページ数が16の倍数であることが望ましい)。むろん定期購読者には何らかの手当が必要だけど。

4時間のまとめとしてはかなり貧弱だけど、忘れないうちに書き留めた。

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