iPadの利用シーン妄想
秋の終わりにこんなことを考えていた。(電子出版≠電子書籍参照)
もしかすると誰かの役に立つかもしれないと考えて公表。
iPadの利用シーン
ホテル客室のテレビ代わり
iPadを客へ貸し出す。地デジ対応の買い替え費用に苦しんでいるホテルにすればテレビより安いiPadの方が導入しやすい。
ホテル設備や観光の案内端末にもなる。紹介した観光施設や商店からは紹介料を取ることができる。
提供できる製品例としては、コンシェルジュアプリ(設備案内、サービスオーダーシステム、観光案内)
美術館でのガイド
観覧客へ貸し出す。持ち込みにも対応。DSで前例がある。人気の作品は前に人だかりがして、なかなか見ることができない。待つ間にiPadで解説や見所を確認する。古い絵画では作品の損傷を恐れて照明を落としているが、端末上で「作者が見たのと同じ」状態を確認できる。
提供できる製品例としてはガイドアプリ(作品解説(音声)、作品データ提供、館内案内)
観光ガイド
観光客へ貸し出す。持ち込みにも対応。ユビキタス観光ガイドの端末として、また地図端末としても。
提供できる製品としては地図アプリ、案内アプリ(名所、食事、土産、交通:オフィシャルとスポンサー提供と)
展示会ガイド
参加者へ貸し出し。持ち込みにも対応。ブースごとのアンケート回答に利用すると、入力が楽な上に集計もリアルタイムに進められる。持ち込みiPadの場合はカタログのダウンロードも。
提供できる製品例としてはブースごとの案内/アンケート/抽選/タイムテーブル/ルート表示アプリ
学会
参加者へ貸し出し。持ち込みにも対応。ポスターの代わりに参加者がiPadを見ながら発表を聞く(もっとも発表者の手元にも何かないとやりづらい)。
提供できる製品例としてはルート表示アプリ(あらかじめ聞きたい発表を選んでおくと「次はどこへ行く」を指示する)、ツイッターアプリ(「いま面白いセッションはどこ?」の情報収集など)
児童用情報端末
家庭または学校で使用する。母艦であるコンピュータを介したネット接続にすることで、一括フィルタリングを実施できる。PCよりは汚れなどに強いという印象がある。
提供できる製品例としては学校用は教育アプリ。家庭用は「?」
課題
貸出端末の場合は持ち逃げ防止が重要。ホテルでは身元確認で対応できるが、その他の場合、転売可能な状態なら500円くらいのデポジットでは抑止になりにくい。「よそでは使えない」か「常に位置情報を発信」で。手軽な方法としては小っ恥ずかしいくらいのカラーリングとか名前の刻印。よそでは使えなくする方策としては、シンクライアント化。これによって管理も楽になる。学校で使用する場合、卒業時に記念で渡してしまうのでなければ、年度末にストレージをきれいにする作業が必要になるが、シンクライアントなら端末側での作業は不要になる(現状でも端末側に削除機能はないが、1台ずつiTunesに接続して同期...は数が多いと大変)。
また展示会で貸し出すとなると、大規模なものでは数千台が必要になるので、シンクライアント化でいくらかでも価格を下げられれば障壁は低くなる。
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