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2010/10/09

*年ぶりの夏の学校(3)

いつのまにか一月以上経ってしまった。生化学若い研究者の会(生化若手の会)主催の第50回夏の学校の記録最終章。

記念企画後半


最終日の午前中はOGOBを招いての記念企画後半「情報過多な時代のオリジナルな研究とは?」。途中休憩で顔を会わせたPhDはタイトルと内容が違いすぎる!と憤っていたけれど、後半はなんとなくそういう流れになった。いろいろと含蓄のあるお話を伺えたが、ここで中途半端に紹介することは避け、本家からの要約を待とう。
Alternative Careers in Scienceの前書き


活動報告/表彰/閉校式


支部の栄枯盛衰には目を見張るものがある。北海道支部や東北支部が復活したのは喜ばしい。また青息吐息とはいえ中四国支部が存続していたのも立派。一方で名門?大阪支部が消滅(休止?)していたのには驚いた。名古屋支部さえ一時は活動を停止していたらしい。

だいたい活動の縮小衰退期というのは残る人間の負担が増し、そのために後継者候補が退いてしまうという悪循環に陥り容易には抜け出せないものなのだ。だから他支部とか他団体の協力を得て軌道に乗せなおす必要がある。電子ネットワークの普及で、遠隔地との連絡は格段に楽になっているので、盛り立てていってほしい。低リスクな企画としては、他支部のイベント(講演会)のネット中継なんてのもあり。

さて、前日と打って変わってスーツ姿の稲垣先生を訝っていたところ、メルク賞の授賞式が始まった。その他にも優秀なポスター発表を表彰するなど、ほめる運営が目立っていた。これはほめる覆面調査と同じ良い傾向。(OBOG特別賞まであったのに審査に参加しないですみません。)

3つのロゴ案を示した投票用紙

また3案あった生化若手の会ロゴの投票結果は1案と3案が同数で決まらない、と発表。投票していなかったので慌てて3案に一票を投じる(だって1案は新しい高齢運転者標識みたいだから)。

なお、「蛋白質核酸酵素」の休刊で掲載の場を失った「キュベット」は羊土社の「実験医学」に場を提供していただいた由。

全体の感想


私の夏の学校経験は3期に分けられる。初期は一般参加者。ただし幸か不幸か指図をする先輩がいなかった(多くの参加者は先輩につれられてくるし、いきなりスタッフという人もいたようだ)。慣れてくると主体的に参加する気になって、企画者(オーガナイザー)や運営スタッフになる。これが中期。しかし「若手の会」だからいつまでも居座るわけにはいかない。適当なところでバトンタッチして後期へ。人によっては講師として参加するようになり、普通は「えらくなったね」と言われるのであるが、中にはいつまでも足を洗えないみたいに言われてしまう人も...(やはり後輩はいつまでたっても頼りなく見えるんですかね。) ちなみに以前は「卒業生」の講師はお礼奉公扱いで謝礼なしという時期もあったが、全体に金回りがよくなった上に、世代が離れてくると会の方からは言い出しにくくなり、自主返納に移行した模様。

今回が初めての参加だったらどう感じただろうか? まず申し込みが楽になった。前回までの様子もウェブで見られるし、検索をすれば参加者の感想なんかも読むことができる。伝手のない人間が初めて参加するときは、それこそ何を着ていくかから悩むものだ。情報公開の姿勢は評価できる。

また途中からの参加だったのでよくは分からないが、初日の夜の討論会で翌日の参加セッションごとの顔合わせをするなど、全体を有機的に関連づける工夫がされていると感じた。名簿をざっと見たところ部屋割りも所属を散らすようにされたようで、これも交流を進める上で良い工夫。もしかすると実行されていたかもしれないが、初回参加者も目立つようにしておくと「誰も知り合いがいなくて独りぽっち」を回避できる(これをやられると悪印象が強くなるので要注意)。

スタッフがそろいのTシャツを着ていて、非常に分かりやすかった。前回書いたように、急遽食事の追加をお願いできたのもスタッフが識別できたから(無理言ってすみませんでした)。

全体的に見て手際は良かったけれど、あえて難を挙げれば2つ。
記念写真の撮影がもたついた
講師の先生が所在無さげに立たれていたことがあった(招聘したオーガナイザーは気を配るべき)

なお来年はUstreamなどを利用し、現地には来られなかった人にもハイライトを参照できるようにすると、宣伝になるし記録にもなる。夜の部は....映さない方が良いでしょう。「遊んでばっかり」という誤解を招きかねませんから。(^^;

参加者は発表に集中すべきだからtsudaるのは推奨できないが、ハッシュタグを設定しておくとツイートを集計するのに便利。#swngとか#swng51とか。「分科会Cは延長戦に突入」「懇親会中だけど××についての討論会をやってます」など使い方はいろいろ。tsudaるスタッフを決めておいても良い。

とまれ実行委員の皆さん、ご苦労様。

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コメント

トラックバックありがとうございました。生化学若い研究者の会夏の学校スタッフの梅澤と申します。(3日目のパネルディスカッションで、モデレーターとして壇上に上がった者です。)
先生がトラックバックをしてくださったおかげで、貴重な先生のご意見を拝読することができました。反省点を次回以降に活かすべく、私たちも閉会式直後から反省点を洗い出しておりました。

第50回夏の学校からすでに1ヶ月半が経ち、私たちは来年9月の第51回大会に向けて、本格的な準備に取り掛かっております。
今後とも生化学若い研究者の会を、温かくかつ厳しい目で見守って頂けますよう、心よりお願い申し上げます。

投稿: U-runner | 2010/10/17 21:41

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» 第50回生命科学夏の学校-スタッフ参加 [U-runner's View]
スタッフ前泊での「ガッツだぜ!!」の熱唱に始まり、 閉校式後の感動の涙で終わった夏の学校。 本番3日間+前泊の4日間はあっという間でした。 覚え切れていないほどたくさんの人と、 たくさん交流することができました。 いろいろなことを議論しながら、 できたことも、できなかったこともある中で、 様々な感情を抱きました。 そのことが、一番大切なことなのだと思います。 それが、私の今後に大きな影響を与えてくれる ものであり、たくさんの人と出会う場にいたことの 価値なのだろうと思います。 生化学若い研究者... [続きを読む]

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