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2009/11/24

持つべきものは優秀で忠実な秘書

少し前になるが、映画「最高の人生の見つけ方」を観た。

いろいろな人がいろいろな感想を述べている訳であるが...私が注目したのはエドワードの秘書。

ビッグイシュー日本版(95号)での紹介では、エドワードは大富豪なのに入院しても見舞いに来るのは秘書だけ(の孤独な男)というニュアンスがあったと思う。ところがこの秘書、「余命半年と宣告されたらどうする?」「秘書に全財産を譲ると遺言します」なんてとぼけたことを言いながら、エドワードとカーターの旅行手はずを万端整える。疎遠になったエドワードの娘の住所もちゃんと把握している。それどころかカーターの死後には、その遺骨を(よくわからないがヒマラヤ級の)高山に持っていく。「荘厳な景色」を見せるために!

「棺桶リスト」(死ぬ前にしておきたいことの一覧)を埋めるにあたってはエドワードの財力がものを言ったのは言うまでもない。しかし、秘書トマスがいなければ完結することはなかっただろう。そしてエドワードの死後に、その指示などうっちゃってしまうこともできたのに、忠実に実行する。

持つべきものは優秀で忠実な秘書である。

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2009/11/19

ビッグイシュー池田さんに信毎選賞

NPO法人ビッグイシュー基金でチーフコーディネーターを務める池田真理子さんに第14回信毎選賞が贈られた。

信毎文化事業財団(理事長・小坂健介信濃毎日新聞社社長)は10日、長野市内のホテルで第14回信毎選賞の贈呈式を開いた。(中略)NPO法人ビッグイシュー基金でホームレス支援に取り組む長野市出身の池田真理子さん(中略)に、それぞれ正賞のメダルと副賞30万円を贈った。

(元モデルで、やはり絵になる人だからか、信濃毎日新聞記事の写真も池田さんの受賞姿

ビッグイシュー日本版の発行をニュースで知るやすぐに電話をし、渋る代表を「私は体育会系ですから!」と説き伏せて入社してから6年。本体が大阪で、落下傘降下のように進出して来た東京事務所をよく支えて来た。特に一時期は文字通りの孤軍奮闘であった訳だし。この間の功績は、ビッグイシューを知る人の間では周知のことと思う(稗田和博『ビッグイシュー 突破する人びと』大月書店にも紹介されている)が、今回第三者にも認められたことはとても喜ばしい。

勝手に想像するに、愛娘の身を案じていたであろう御両親(ビッグイシュー日本への転職には反対されたらしい)にとっては、今年のトリプル慶事で今まで心配した分を解消してお釣りが来たことだろう。

授賞式出席にあわせて休暇を取り、母校を訪問するなど文字通り「故郷に錦を飾」られたと聞く。本人は謙虚に、支えてくださった皆様のおかげと言っているけれど、いくら周りが支えても倒れてしまう人はいる訳で、やはり本人の資質と努力の賜物だ。それに支えてもらえるのも才能の一つ。この人のおかげでビッグイシュー基金は度重なるドジにもかかわらず「脱会するぞ!」という罵声を受けずに済んでいる。


8月に信濃毎日新聞でビッグイシューが取り上げられた際、記事の締めくくりが「長野県内では販売していない」で歯がみしたものだが、これを機に全国展開、せめて長野県内浸透を計ってもらいたいものです。まずは公共図書館と学校図書館に常備を。


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2009/11/16

「めぐろ買い物ルールBOOK」と「路上脱出ガイド」

新宿御苑で開かれていたライフスタイルフォーラムに行った。その出展の一つ、東京エコ・コレクションへの応募団体の資料を見ていたら、どこかで見たような代物があった。
めぐろ買い物ルールBOOKの表紙
あ、『路上脱出ガイド・東京23区編』にそっくりだ、と思った。
路上脱出ガイドの表紙

実際には大きさがA6判で中綴じの横書きマニュアルであることともう1つくらいしか共通点はないのだが、似ているを通り越して、製作メンバーに同じ人がいるようにさえ思えた。

だが、その「作り方が同じ」は決して好意的な印象ではない。
すべての漢字にルビを振ってある
じゅうきょをそうしつしていなくとも、こようきかんまんりょうによるやといどめ(こようけいやくのきかんがいちねんみまんであったこと。...ひらがなにしたって難しい!
この『めぐろ買い物ルールBook』も『路上脱出ガイド』と同様、すべての漢字にふりがな(ルビ)がある。前にも書いた通りルビ付きの難しい言葉より、ルビなしの平易な文章の方が好ましい。「適宜見直しを行う」にルビを振るよりは「ときどき見直します」と書く方が素直だ。少なくとも誰に読ませたいかがはっきりする。ちなみに『路上脱出ガイド・東京23区編』の総ルビを見て、あるホームレス経験者は「ホームレスは漢字も読めない小学生以下の人間か」と怒っていた(おまけに彼は見ていないが、初版にはご丁寧にも間違ったルビが振られた箇所があった)。

「文章を分かりやすく」というと、どうしてこうも振りがなを付けたり、交ぜ書きにしたりという手抜きで済まそうとするのだろう。

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2009/11/08

レラ・チセ閉店

mixiのコミュ(管理人はricoさん)で「7日に閉店する」と聞いたアイヌ料理店「レラ・チセ(風の家)」。思い出のある店なので木曜日に行って来た。店の前にはテーブルが出されてテイクアウトも。つまり在庫一掃ね。

レラ・チセの前。窓には閉店の貼り紙が。

もう機会が無いのだから、食べたことの無いものを注文すれば良いのに、やっぱり頼んでしまうキトピロ(別名ギョウジャニンニク)。f(^^)

ニシンの丸焼き

でも立派なニシンを初体験。それから評判の味噌ラーメンも。

イカの塩辛をつまみながら、隣の人に落語「親子酒」の講釈(完全に単なる酔っぱらい状態)。

ありがとう そのうち なんとかなるよ

壁に貼ってあるカレンダーの言葉が...泣かせる。

閉店日には結局行かなかった。聞くところによると店外に行列ができるほどだったらしい。

どうやら土地・建物が人手に渡ってしまうようだ。よそでの再起を計画しているそうなので期待しよう。手元不如意とはいえ、協力を求められれば一口くらいは乗ってシサムの心意気を示したい。

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2009/11/04

レラ・チセへ移転

ちがう、レラ・チセ閉店!だ。

東京・中野にあったアイヌ料理店「レラ・チセ(風の家)」が11月7日(土)で閉店してしまうという。

ホームページも既に書き換えられている。

開店は1994年。このときは高田馬場だった。何かの機会で設立準備運動を知り、いくばくかのカンパをした記憶がある。その縁で開店記念行事に呼んでもらい、いろいろな経験をしたものだ。アイヌの料理、アイヌの踊り、アイヌの歌...いまのBGMはウポポサンケ。

やがて店は中野に移転した。狭いながらも自社ビルだった筈。3階が宴会場になったので、そこで昔の仲間を集めて忘年会をしたこともあった。

初代店長の佐藤タツエさんが亡くなった時の新聞記事は、共同通信社発行の『記者ハンドブック(10版)』で、記事見本として掲載されたこともある(現在の11版では別の記事に)。

ああ、なんかいろいろと思い出される。

ともかく閉店までに訪ねてみよう。しかし、どんな顔をして行けば良いんだ?

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