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2009/07/10

身体を張ったビッグイシュー宣伝

雑誌「ビッグイシュー日本版」はホームレス状態にある人だけが売ることができる。競合は他の雑誌や娯楽(販売地域の調整があるので他の販売者は直接の競合はしない)。独占販売に加え、47%という破格の卸値(ただし買い取り制)で路上生活からの脱出を応援する。「まっとうな商売で努力して稼げ。」

創刊以来5年、当初に比べれば知名度は上がったが、まだまだ知らない人は多いし、特殊な販売方法が災いしてか、名前は知っていてもどんな雑誌か知らない人も多い。中には趣旨を知らず、怪しげな宗教誌などと誤解している人もいる。

というわけで、販売サポートチームの要請に呼応して、ただいま独立義勇軍は見本誌(現物)配布に力を入れている。旧知のダイニングバーには見本誌を置かせてもらった。先日開かれた中学の合同クラス会では近況報告代わりに笑福亭鶴瓶が表紙の121号を配りもした。

さらに素面でCSRとか社会貢献とかが好きそうな人間が集まる場として献血ルームに着目した。さっそく日赤へメール。しかし完全に黙殺された。そこで直接献血ルームに乗り込んで交渉して来た。もちろん素知らぬ顔で、まずは一般の献血者として血液を提供。それからおもむろに切り出す。

たとえ余剰気味の血液型であっても(血小板にもABO式血液型はあるの?)、現場では下にも置かない扱いを受ける。内心どう思われているかは分からないが、献血手帳は葵の印籠。申し出に対して「お断りします」とは言いにくいのを承知の上。

個人的には、こういう優越的地位の濫用はしない主義だ。潔癖を通して、何度も美味しい思いをする機会を逃して来た。そうなると安っぽい妥協をして、最長不倒記録の更新を止めるのが惜しくなり、ますます厳格に。しかし、これは個人的な利害は無関係だ。名分が立てば阿漕なことでも平気でできるのが人間(別にビッグイシューを勧めるのが阿漕という訳ではないが)。というわけで、言葉は控えめに、それでいて「ねぇ、献血事業にこれだけ協力してるんだからさぁ」と言外に匂わせてお願いしてみた(表向きは寄贈の申し出)。

すると、世間で優越的地位の濫用が止まらない理由がよく分かった。あっさり了解された上に、「目立つところに置いておきましょう」と。次の号も持ってきますからよろしくと言って帰って来た。こんなに簡単に通るなら、今度は女医さんを口説いてみようかな(ぉぃ)。

血を提供して要求を通したのはこれが2度目。生化若手の会関東支部年長組の三品裕司博士が夏の学校で講演をする準備をしていた時のこと。献血を勧める酒井法子のポスターを素材としてほしいと言うので同じ方法で手に入れた。あの時は400mlだっただろうか(要求が通りやすいように奮発した)。

今回は成分献血。これは欲しい成分だけとって需要の少ない赤血球などは戻してくれるもので、提供側の負担は軽いが針が太い。成分献血が始まったばかりの頃に、血管に刺した瞬間に血が20cmほど飛んで、危うく襟に血痕がつきそうになったことがある(数cmの差で広げていたタオルがキャッチ)。「血染めの服を着ていたら職質を受けるだろうし、それで腕に注射痕があったら怪し過ぎて連行される」と文句を言ったものだ。

内出血している採血の痕

今回、血は飛ばなかったものの、内出血をしたらしくしばらく蒼くなっていた(普通こうはならない)。まぁ、勲章みたいなものですな。

さて、20日の予約をするか。2週間にいっぺんって、ちょうど雑誌の発行ベースと同じ。

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コメント

血を提供しなくてもお手軽な手があります。

ゴホンゴホン咳をしながら病院の待合室に行き、こっそり5冊程度置いてくるのです。

この時びくびくしていると不審者と間違われる恐れがあるので、堂々と振る舞うことが肝心かと。

(元ビッグイシュー販売員より)

投稿: さすらい風太 | 2009/07/11 20:25

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