ビッグイシュー基金1周年ほかパーティー
2月1日に標記パーティー、正式名称は「単行本出版&ビッグイシュー東京5周年&基金1周年記念パーティ」に行ってきた。
この日、事務所を訪ねてみると、パーティーの準備に野戦病院のような慌ただしさ。その中央に陣取って私が始めたのは、パーティーの手伝いではなくて、翌日に配布予定のメール販売用の三つ折り名刺の作成。ほんとは家で済ませる予定だったのだが、名刺作成ソフトラベル屋さんhomeがMacOSX 10.5(Leopard)に対応していないため持ち込んだもの(早く対応させてください>A-oneさん)。
しかし、さすがにマラッカ海峡にいると邪魔。皆の冷たい視線で首筋にシモヤケができそうになって販売者のコーナーへ待避。そこへ場の雰囲気を読まないことで有名な販売者のZさん登場。彼を反面教師にして身を律しているようなところがあるので感謝の念を込めて「みんな忙しいから気が立ってるよ」とそっと注意。分かってくれたかに見えたが、彼の注意力の持続時間はそう長くなかった。結局、出発間際の一番忙しいころに、翌日使うポスターのことでスタッフに話しかけ「Zさん、今みんながどういう状態か分かるでしょう!」とマネージャーの未来さんに叱られていた。Zさんが人の顔色をうかがうようになったら世も末だけど、もうホンの少しでいいから状況把握に努めてほしい。せめて自分が何をしているかは理解してほしいもの(彼については後日譚があるが、とても書けない)。
見知った顔はほとんどが忙しそうに立ち働いているので話しかけるのが憚られる。
やはりパーティーも主催する方が楽しい。
という昨年の反省をふまえ?今年はボランティアとして参加。昨年、ボトルネックになったというクローク業務に経験ありと売り込んでおいたけれど、割り振られた仕事は物販。売るのは単行本(『世界一あたたかい人生相談』『ビッグイシュー 突破する人びと』)とTシャツ、そしてバックナンバー。
枝元さんの『世界一あたたかい...』は、ほとんどの人がもう買っているだろうと思ったら、これが売れる売れる。『突破する人々』は、雑誌にも寄稿している稗田和博さんが2007年に出したもの。雑誌(ビッグイシュー日本版)を知る人はこの本を知らず、この本を知る人は雑誌を知らない
と言われるだけあって、こちらもよく売れた。手に取ってぱらぱらとめくった人は池田真理子さんの写真が載っているのを見て「これください」、3人にひとりは佐野未來さんの写真を見て「1冊ください」、と数えている暇もないほどの忙しさ。
オーガニックコットンで作った記念Tシャツも、3000円と言う価格にもかかわらず、これまた売れる。客は絶えないし、代金は溜まるしでブースを離れるのが難しくなってしまった。幸い、一緒に設営したボランティアが店番を代わってくれたので食いっぱぐれは免れた。(分担表をよく見ると、パーティー中は物販をしない予定だったらしい。なるほど、後でスタッフが恐縮する訳だ。)
絶えないと言えば、基金の活動を報告するパネルの中に「笑顔が耐えない」という微妙な誤字があった。気付いたボランティアのFさん(販売スキルアップ講座で接客態度の良い販売者B役を演じたFさん)が応急手当。
壁を傷つけないために、貼付には粘着力の弱い養生テープを使ったところ剥落事故が頻発。服部なつみさんの写真パネルは落ちるたびに大きな音を立てるので、最後はテーブルへ置いて壁に立てかけられた。さらにはパーティーの最中にバナーがはがれてしまったが、こちらは現金を抱えているので持ち場を離れられない。たまたま近くで販売サポートスタッフの佐藤さんが料理を食べていたので対応を依頼した。ほどなくして広告担当の服部さんがテープを手に脚立に乗る姿が確認できた。でも基金の看板は落ちたまま。考えてみたら、あそこに貼るテープを切って渡したのは私だ。弱いのだから普通よりたくさん使わなければいけなかったのだ。
ほとんどの時間を会場の片隅で過ごし、接客も忙しかったので、パーティーそのものがどうだったかは実はよく分かっていない。料理などについては、ブログに詳しく書いている参加者がいるので、そちらを見ていただきたい。巨大プリンの写真が載ったブログもあります。あれ?かなりやさんは未掲載?
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