午前8時の太陽
勢いのあることの比喩として「午前x時の太陽のように」と打とうとして指が止まった。何時だったっけ? 10時か?8時か?
出所は毛沢東語録である。「世界はきみたちのものであり、また、われわれのものでもある。しかし、結局はきみたちのものである。きみたち青年は、」に続く部分。
木村恒久が雑誌『終末から』にグリコのマークをコラージュして引用していたのを覚えている。だが時刻は思い出せない。8時か10時。
ググってみると7,8,9,10と諸説見つかる。いい加減なものだ。
イメージとしては上に向かってグングンと昇っている様子だから、10時はさすがに遅いだろう。
そう思って悶々としていたところ、Skypeに60年代学生運動の経験がある恩師がログインしているのを見つけた。さっそくチャットで呼び出して質問。
ところが自信満々「それは午前零時」と珍説を披露なさる。センセ、白夜でもない限り午前零時に太陽は見えません。そう遠回しに注意しても「すべてこれからという比喩です」と譲らない。
だけど午前零時は午後十二時。文化庁も前日に属すると言ってますぞ(知財高裁で否定されたけど)。:-p
念のためググってみたが、午前零時説は見つからない。見つかるのは7,8,9,10時ばかり。
ああ、師匠老いたり。悲しみを抑え、失礼のないよう注意しながら「どうもありがとうございました。こちらの原稿には「午前8時の太陽のようだ」と書いておきます」と送信すると「自然科学者の頭の固さに驚きです」と。
最終的には「毛沢東語録」を見つけて確認することになるが(どなたかお手元にありませんか?)、どうやら「午前8時、9時」が正しいらしい。
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