チャリティをビジネスにする
ビッグイシュー創刊5周年のイベントで茂木健一郎の講演を聞いてきた(7日)。
TVで見る通りの元気な話しっぷりで、イギリス留学時代に見たホームレスとビッグイシューから説き起こす。そしてチャリティーをビジネスの軌道にのせたことを高く評価していた。(一方、日本では嫌儲という現象が顕著。NPOは非営利なのだから職員も無給で当然ってな暴論さえ罷り通るらしい...困ったもんだ)
主催者が録ったテープのダビングを引き受けたので、第二部の香山リカと大津和夫の対談までもう一度聞くことができて、ラッキー。ひょっとしたら文字起こしまでできるかな。もっともそれを勝手に公開する訳にはいかないが。
※嫌儲:ネットでは「けんもう」と読まれているらしいが、重箱読みを避ければ「けんちょ」となるはず。ちなみに「儲」とはそもそも「あとつぎ」という意味なので、アフィリエイターを揶揄するつもりで「儲君」などと書くと不敬罪(もうないけど)でしょっぴかれます。皇太子のことだから。
ところで講演後のフロアとの質疑応答で「上から目線での物言い」に話が及ぶと「高いところからごめんなさい」と言ってひざまずき、質問者と目の高さを合わせた。
計算し尽くしたパフォーマンスかもしれないが、行動に表せるのはやはりすごい、と思った。
しかし、なつかしの「金曜チェック」だと思うが、「人前で土下座ができる」が大悪人の特徴だとか...
なお、講演の音声はご本人のブログで聞くことができる。
追記:講演の要旨が「ビッグイシュー」107号に掲載されている。バックナンバーは販売者に言えば取り寄せてもらえる。未販売地域宛には送付販売も行われているが、2008年現在「5冊以上」という条件がある。
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