あやうくキセル
2006年の存亡の機に際し、奇想天外と言うか、意表をつく支援要請(※)で危機を乗り越えた銚子電鉄に乗って来た。
JR某駅からSuicaで乗車。鈍行で揺られて銚子駅に降り立つと、そのホームがそのまま銚子電鉄のホームになっていた。
銚子電鉄の乗車券は車内販売。ということで気がつけば車中の人。切符は買ったけれど、JRの精算はどうなるの?
そんな心配をよそに、電車は終点の外川駅に。駅員に切符を渡して外に出てしまった。出場処理をしていないから、このSuicaは使えないぞ。
ここで心配をしても始まらないので、とりあえず海岸に出て、潮風と波音を受ける。朝は活気に満ちているのだろうが、午後の漁港は長閑そのもの。いいねえ。
犬吠駅まで歩いて戻り、帰りの車中の楽しみに酒とつまみを購入。銚子駅に着くと、次の列車までやや時間がある。いったん改札を出ようとすると、なんと有人。Suicaを示すと「ここは域外」と意外なお言葉。現金精算をして出場し、すぐに切符を買ってまた入場。総額は同じでも、一度に払うと損をした気分。
冷静に考えれば、出場せずにそのまま乗車し、行きの乗車駅とは別の駅で降りたら130円で済んでしまった訳だが、それって犯罪。鉄道に乗りに行って、別の会社とは言えキセルをしたら洒落にならない。次にいく時は銚子までの切符を買って退路を断とう。それにしても、あれだけ宣伝しているSuicaに域外があるとは。銚子ってそんなに田舎なの?
身を潔白にして乗り込んだ帰りの電車も期待に反してロングシート。おいおい、これじゃカップ酒を楽しめないじゃないか。銚子はもう通勤圏なのか。旅情を味わうには特急かグリーン車を使うしかないというのも腹立たしい。東金線や成田線ならボックスシートもあるかなぁ。
銚子駅での指示に従い、下車駅でSuicaの出場処理をしてもらった。
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