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2007/06/24

麻暖簾

臨時の寄席で落語を聴いて来た。噺家が気を利かせてくれたのか「テレビではやらないもの」と演じたのが「麻暖簾」。

蚊帳も按摩も通じ難くなって来たというのもあるだろうが、なんと言っても盲人を笑いものにしているのがマスメディアで取り上げない理由だろう(差別だと判断したというより差別だと言われるのを恐れて)。

視覚障害者を「一人では何もできない無能力者」とするのはもちろん差別だが、「なんでもできる」と持ち上げるのも、一見能力を高く評価しているようで、実は「個人を見ないで“視覚障害者一般”でくくる」点で同じだし、さらには「介助をしない口実」になるからよろしくない。

この話には、自信家の盲人が一晩中蚊に悩まされるなど底意地の悪さも垣間みられる。しかし、晴眼者の中途半端な気配りが一番悪いこともわかるようにできており、もっと聞かれて良い話ではないだろうか。下げのところを少々工夫して。

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2007/06/23

土曜の落語

神田にある大衆割烹の店主が、趣味が高じて店で落語会を開くようになった。今日はその第五回

最近、精神的ストレスがたまっているので、大いに笑って来よう。

ところで終演後に噺家と酒食をともにできるのだが、それまでは飲食不可。いつぞやは「親子酒」で美味そうに酒を呑み、塩辛を食す姿を見せられ生唾を飲んだことがあった。至芸には違いないがやはり辛い。だから腹ごしらえは眠くならない程度に十分に。そうだ、至福の昼酒もやってしまおう(眠るぞ)。

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伝法な、とは

先日、オフラインミーティングがあった。都電を借りきって早稲田から三ノ輪まで行き、そのあと浅草へ。

伝法院通りを歩いている時に「伝法な」という形容があることを思い出した。「論座」に連載されていた山本一力の「欅しぐれ」で見て、文脈から「ぞんざいな」くらいの意味だろうと理解して、調べないままにしていた言葉。

同行者に振ってみたが、残念ながら知らなかった。

数日経ってそれを思い出し、おもむろに辞書を引いてみた。

「1.粗暴で無法な振る舞いをすること。また、その人や、そのさま。」
これは予想通り。意外だったのは
「3.無料見物・無銭飲食をすること。また、その者。」

その語源は「江戸時代、浅草寺伝法院の寺男が、寺の威光をかさにきて、境内の見世物小屋や飲食店で無法な振る舞いをしたところからいう。」とのこと。

浅草の伝法院に関係のある表現だった。

ちなみに先の『欅しぐれ』はいろいろ蘊蓄があって楽しめた。著者はなかなかの苦労人らしい。後にコラムで、編集者から作家デビュー直後に「調べたことの九割五分は捨てて」と忠告されたことを書いている。95%捨ててもあれなのだから、いったいどれだけ調べたのだろう。

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