折り畳み傘初陣
土曜日に購入した新しい傘。防水性が売りなので水をかけたい誘惑にかられたものの、ぐっと抑えて鞄にしまう。
しかし機会は思いのほか早くやってきた。月曜日、退勤して外へ出てみると雨が降っている。普段なら悪態の一つも出てくるところだが、今日はウキウキと傘を取り出す。購買とは思わぬ効用があるものだ。多田富雄の「独酌余滴」には、ルーマニアの現状をさして「消費する喜びを知らない社会」とあったが、これも消費する喜びの一つだろう。もっとも新しい靴をはいて出たところで雨にたたられたらへこんでしまうが(雨靴を除く)。
この日はビックカメラに用があった。入り口で傘を畳み、軽く一揺すり。おお、傘袋は不要だ。
新しいデジタルカメラを購入して、さらに消費する喜びに浸った月曜日。
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