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2006/10/22

『バカにみえる日本語』

賢い人の目には映らない不思議な日本語、ではなくて、使うとバカだと思われる日本語。主に漢字の誤表記だが、慣用句の間違いもある。

収載例を列記した書籍の帯


もともとは誤字等の館というサイトで収集されていたもの。

収録数はウェブサイトの方が多いので、漫画を加えるなどの工夫がされている。しかし最初の漫画、4コマ目はやはり「落ち込んでる〜」でなければ(それも平がな表記で)。なんと言っても漫画界では最大級の知名度を持つ誤植だそうだから。

著者は冷静な分析を加えていて、決して大衆を高みから嘲笑している訳ではないのだが、人を笑わば穴二つなのだろうか、とんでもない間違いをしでかしている(上に載せた帯参照)。帯の差し替えは容易だから、これってプレミア付きになる?

それにしても誤植(誤記・誤変換)の指摘は恐ろしい。「誤植の話」と銘打った力作でさえ「パソコンが普及したおかげで,同音意義の変換ミスは増えた」などとやってしまうのだ。同音異義ですね。

「同音意義」と誤っている

話戻って、著者はおかしな表記を見つけると、その蔓延度をグーグル検索で調べている。私は一歩進めてサイトを限定し、つまり企業のサイト、学校のサイト、政府機関のサイトではどうかを調べてみた。方法はグーグルでsite:co.jp、site:ac.jp、site:go.jpとドメイン指定をかける。

役所関係でOCRに起因する(と考えられる)魯魚の誤りが多発していることは容易に想像できたので、典型的な同音異義語である「偏在(遍在の誤り)」を調べると..たとえば「どこにでも偏在する site:go.jp」の結果はこう。orz e-japan もうダメポ。あるいは「ユキビタス site:go.jp」だと56件。(ユーザの勘違いを吸収するために誤ったキーワード検索でもヒットするようにしている例もあると思われるが、「例外に漏れず」とか「精神誠意」になると言い訳にならない。)

こういう誤りは「画竜点睛を欠く」どころか、「一斑を見て全豹を卜す」で全体の信憑性さえ疑わしく思われかねない。サイト開設者は誤用ご用心あれ。

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