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2006/10/30

結構しぶとい電池

携帯電話の充電をしようと思った。リチウムイオン電池にメモリ効果はないというが継ぎ足し充電はやっぱり良くないと言う人もいるし(真偽不詳)、良くないことがはっきりしている過充電を避けるためもあって、しっかり放電することにした。

※最近は純正の充電器を使っていれば過充電は防げると思うが。

さて、バッテリレベルが一つ減少していたので、あれこれいじってみた。するとアッと言う間に赤レベル。これだから油断がならない。

できるだけ課金が発生しないよう、LEDを点灯したり写真を撮ったりするが、なかなか音を上げない。やはり電気を食うのは電波を出す時だろうと言うので料金照会など無料メニューにアクセスしてみる。それでも落ちない。

着メロを最大音量で鳴らしてみる。バイブレータを動かしてみる。一向に平気。

今度は着信させてみる。この際だからとSkypeOutを使うことに(万一留守録が起動しても課金を最小限に抑える用心を兼ねて)。

面白いことに着信時に何やら番号が表示された。あれ、SkypeInサービスはまだのはずだが、と思いつつ折り返しかけてみると

「おかけになった番号はただ今使われておりません」

へー。正規でない使い方ができそうね。非通知や公衆電話からには出ない電話に身許を明かさずにかけるとか。

それはともかく、バッテリは一目盛りでまだがんばっている。そうか、パソコンのと違って根性があるのね。今まで「かけたらすぐ消耗するだろう」と注意していたが、これならそう神経質にならずとも良さそうだ。

さて、放電しながら調べてみると、継ぎ足し充電そのものは悪影響はなく、むしろ深放電の方がいけないと書かれているのを発見。そこはまた無慈悲にも、満充電は電池を傷めやすいので極力充電量を少なくしろとも。というわけでさっさと充電開始。

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2006/10/22

読解力がつかない本!?

自分のエントリーのアフィリエイトを見てひっくり返りそうになった。なんだよ、読解力がつかない本って。

読解力がつかない本(当の理由)

正式なサブタイトルは「読解力がつかない本当の理由」。本のタイトルもバナーを考えながらつけないといけない時代ね。

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清瀬金山緑地公園再訪

大雨の翌日(10月7日)、3月に訪れてから気になっていた清瀬金山緑地公園を再訪した。ここは柳瀬川の調整池なので水没していることを期待して。

その前に、足を伸ばして小手指駅そばにある砂川堀の調整池を見る。普段は広大な野っ原なのだが、見事に水没していた。水深はおよそ1m。
砂川堀調整池の水位

砂川堀調整池(西)

砂川堀調整池(東)

砂川堀調整池(東)に泳ぐ水鳥


電車で戻り、秋津駅で下車。柳瀬川はいい具合に増水している。
増水した柳瀬川

しかし公園に水は流れ込まなかったらしく、亀さんが気持ち良さそうに甲羅干し。

金山緑地公園の池

金山緑地公園

金山緑地公園の亀

金山緑地公園の木道

前回見た覚えのある、公園の道路寄り(川と反対側)にある「危ないから入らないで」という看板を写真に収めようとしたが見つからなかった、残念。

ついでなので昔、電車から見え、通るたびに「なんだろう」と不思議に思っていた塔(その後、知識として給水塔とはわかっていたが)のそばまで行ってみる。大きいものですなぁ。

下から見上げるコンクリート製給水塔

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『バカにみえる日本語』

賢い人の目には映らない不思議な日本語、ではなくて、使うとバカだと思われる日本語。主に漢字の誤表記だが、慣用句の間違いもある。

収載例を列記した書籍の帯


もともとは誤字等の館というサイトで収集されていたもの。

収録数はウェブサイトの方が多いので、漫画を加えるなどの工夫がされている。しかし最初の漫画、4コマ目はやはり「落ち込んでる〜」でなければ(それも平がな表記で)。なんと言っても漫画界では最大級の知名度を持つ誤植だそうだから。

著者は冷静な分析を加えていて、決して大衆を高みから嘲笑している訳ではないのだが、人を笑わば穴二つなのだろうか、とんでもない間違いをしでかしている(上に載せた帯参照)。帯の差し替えは容易だから、これってプレミア付きになる?

それにしても誤植(誤記・誤変換)の指摘は恐ろしい。「誤植の話」と銘打った力作でさえ「パソコンが普及したおかげで,同音意義の変換ミスは増えた」などとやってしまうのだ。同音異義ですね。

「同音意義」と誤っている

話戻って、著者はおかしな表記を見つけると、その蔓延度をグーグル検索で調べている。私は一歩進めてサイトを限定し、つまり企業のサイト、学校のサイト、政府機関のサイトではどうかを調べてみた。方法はグーグルでsite:co.jp、site:ac.jp、site:go.jpとドメイン指定をかける。

役所関係でOCRに起因する(と考えられる)魯魚の誤りが多発していることは容易に想像できたので、典型的な同音異義語である「偏在(遍在の誤り)」を調べると..たとえば「どこにでも偏在する site:go.jp」の結果はこう。orz e-japan もうダメポ。あるいは「ユキビタス site:go.jp」だと56件。(ユーザの勘違いを吸収するために誤ったキーワード検索でもヒットするようにしている例もあると思われるが、「例外に漏れず」とか「精神誠意」になると言い訳にならない。)

こういう誤りは「画竜点睛を欠く」どころか、「一斑を見て全豹を卜す」で全体の信憑性さえ疑わしく思われかねない。サイト開設者は誤用ご用心あれ。

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2006/10/16

『わかったつもり』(光文社新書)

『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』 西林 克彦 (著) (光文社新書)

先に取り上げた『なぜ伝わらない、その日本語』は筆者の側を問題にした。本書は読者を問題にしている。

で、言わんとするところは…とまとめてしまうと「それは君の“わかったつもり”ではないのかね」と突っ込まれるので深読みを披露しよう。

本書には2つの前提がある。
1)文章には通り一遍では読み取れない深い意味がある
2)それは読み取る価値がある

だが、いつもいつもそれが成り立つとは限らない。著者も気づいてはいるようで、p.177に「残念なことに、書き手の責任としかいいようのない場合も存在します」とある。これは「わかったつもり」が壊れて表出した矛盾や無関連が克服され、「よりよくわかる」状態に進む点について述べられたもので、1)に該当する。

2)の問題にはお気づきではないようだ。しっかりと読解した結果わかったことが「実はどーでも良いこと」だったらがっかりだ。時間の無駄。文学研究の皮肉な定義に、「大昔の、今ではほとんどの人が知らない大したことのない作家が、少し後の、これまた忘れ去られた同時代においてさえどうでも良い作家に与えた影響を調べること」というのがある。それがまったく無意味であるとは言わないが、たいていの場合、そんな事がわかったところで「それで?」となる。少なくとも工学部の人ならそう言っても不思議ではない。

だいたい深読みも度を過ぎればインテル・ペンティアムCPUアーキテクチャ・レファレンスマニュアルから脱構築文芸批評的手法を用いてケネディがゲイであったことを論証することだってできちゃうらしい。それはそれで面白いとも言えるけれど。

なお、上記の例が載っている『新教養主義宣言』(山形浩生)にはまた、「手っ取り早い結論は諸悪の根源である」という素敵な論考が載っている。

『なぜ伝わらない、その日本語』は、「読み手に苦労をさせるな」が主張だ。これは大体の場合において正しい。伝えたければ伝わるように書けと言うこと。ただ、書き手は読み手を選ぶ権利もある。ろくでなしが偉ぶってする「読者の選別」なんざ無視しても構わないが、秘密の鍵を手にすることで役に立ったり楽しかったりすることはあるから、あまり世の中を甘く見ない方が良い。

まぁ、ネットに限れば書き手は稚拙、読み手の目は節穴で、気違い帽子屋のお茶会もかくやというのが悲しい現実か。

本書は誤読の陥穽をいくつか例示している。これを逆用すれば、誤解され難い文章、わかりやすい文章が書ける。そしてまた相手を騙す文章もまたやすやすと書けてしまうのだ。人は自分の読みたいものを読み取る。


蛇足。第四章で挙げられている著者の「ふしぎに思う」の定義には違和感がある。

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2006/10/15

ダリ回顧展

解雇状態から脱却できるから、と言う訳でもないが、10日に上野の森美術館で開かれている「ダリ回顧展」に行ってきた。


500円余分に払って音声ガイドの機器を借りる。平日の昼間だと言うのに人人人…。やたら時間をかけて見る人がいるので列が滞る。仕方がないのでガイドを二度聞くと、これは理解が深まる。

今回の発見は、
ダリは蟻に死のイメージを持っている
チェロは野蛮に蹂躙される繊細な文化の象徴
ミレーの「晩鐘」のモチーフを多用

解説のない絵に同じ発見をすると思わず微笑みが(たとえば「9月末の3匹の焼いた鰮のある皿の中の電話」の次に展示されていた「愛情を表す2切れのパン」にも同じく晩鐘の二人が見られる)。

そしてダリと蟻と言えば「アンダルシアの犬」。なんと上映していました。まさにシュールレアリスム。

ちなみに「アンダルシアの犬」でグーグル画像検索をしても、映画のシーンは例の目(の直前)くらいしかヒットしない。そこで検索フレーズを「Un chien andalou」にするとアリのシーンも見られます。

「アンダルシアの犬」の乳揉みシーンもそうだが、「無題 花」も子供と見るのはちと憚られる。まぁ小学生以下にゃわからないだろけど、修学旅行らしい女学生と並んで見るのは、おぢさん照れちゃったぞ。

ローレンス・オリビエの肖像からは「A horse! a horse! my kingdom for a horse! 」が聞こえてきそうだった。

「新人類の誕生を見つめる地政学の子供」はブルーバックスの表紙に使われていたなぁ。アメリカに希望を見いだしていたらしいダリは、今のリトル・ブッシュを見たらどう思うだろう。チェンバレンの宥和政策の失敗を絵にしているからと言って、ネオコンのいけいけどんどんを支持するとも思えない。

立体視できる絵も展示されていたが、交差法だったので断念(目の前に指を立ててみたが、うまく重ならない)。

「記憶の固執の崩壊」がジクレ版画(デジタルリマスター?)で販売されていた。ちょっと心が動いたが、財布と相談して断念。

帰りに上野の森のホームレス青テント村を見学した。『ホームレス入門—上野の森の紳士録』を読んで想像していたより少ない。当時より減ったのだろうか。

話は戻って。「ゆるゆるフェミニン」を見ると、ダリの絵を一言で例えるなら…異空間。しかし異空間でも天と地はしっかり描かれている絵が多いという解説。む、気づかなかったが、言われてみれば確かに。

知人は土曜日に行って行列したらしい。できる限り平日がお薦め(荒天ならなお可)。

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2006/10/09

パソコンをなめるな

いえ、有害物質が出てるとか、不衛生だとか、まして感電するとかいうのではなくて。つまり「甘く見るな」と。

例によって「阿」師匠、夜中にSkypeメッセージで「お聞きしたいことがあります」と来た。何事かと尋ねると、面倒を見ていた院生(在中国)から「パソコンを使っていると二時間くらいで動かなくなる」という相談が来ているらしい。そして「このような症状はどういうことなのでしょうか」。

そんなおしえて下さいみたいに、PCの名称もOSの種類もバージョンもなんもなしに聞かれてもねぇ。思わず「私は占い師ではありません」と返そうと思うも、かろうじて抑えて「まー、いろいろ考えられます」。と打ち込みつつ、そういえばWindowsUpdateでおかしくなるという話があったなと記憶を手繰る。

私「でも、情報不足で判断できません」
と時間稼ぎをしながらググっていると

阿「カーソルで全然動かなくなるということのようです、操作不能」
理解不能 (-"-)

阿「それでスイッチを切ると翌日又使えるが二時間くらいで同じこと、それが何ヶ月か」
なんだよ、最近の出来事じゃないんだ。それならWindowsUpdateの線は消える(そもそもやってなさそうだし)。

OSはなに? 直前の操作に共通性は? おかしくなり始める前に何かしていない? と定型質問を繰り出しているうちに何かが内部でプチっと切れた。

私「この辺がわからないと占い師を呼ぶしかありません。」

メーカーサポートに連絡したら10万円ほどかかると言われたらしい。原因が分からないから相手も高めに言っているのだろう。安くなる分には文句をいう人は少ないから。

で、元の相談者は買換えに傾いているようだ。しかしうっかり「考えられるのは WindowsUpdateの副作用、ウイルス感染、熱暴走、アプリケーションのコンフリクト」と述べたら食いついてきた。熱暴走らしいと。ところがその後がすごい。

阿「本人は、あなたのいう熱暴走というか、冷却が働かないのではといっています
扇風機がだめになって熱が上がるため、自動的に停止になるというのですが」
なんだよ、扇風機って。部屋の扇風機が停まって室温が上がっていると言う事?

私「扇風機? もしかして内蔵の冷却ファンの事?」

阿「ヒーターというのですか、冷却装置です」
こっちの頭が熱暴走しそう。中学英語をやり直せー。

私「ヒーターと言うのは加温装置です。冷却の逆。」

しばしコンニャク問答を繰り返し
私「冷却装置は動いているのか、いないのか。憶測不要。事実のみを。」

結局、冷却ファンの状況はわからないらしい。ファンが全く回らなければ、しばらく使用したら熱暴走するだろう。これはファンの不具合。ファンが回りっ放しになってマシンが動作しなくなるなら、異常な発熱とか吸気口の目詰まりとか別の原因が考えられる。ここでとうとう抑えていた一言。

私「私は占い師ではないのですけれど。」

するとあちらも逆切れしたのか、そーですかわかりませんか、てな捨て台詞。

ムッとはしたものの、書きかけた「これだから素人は困る」は消して、「OSもわからないのでは推測のしようもありません。」

続けて
私「OS(名称とバージョン)
セキュリティアップデート(WindowsUpdate)の状況
異常の発生する状況
おかしくなりだした直前にした事(ソフトのインストールなど)
ウイルスチェックの有無
ハードウェア構成」
質問をする時はこれくらい用意しておいて。

私「熱暴走であれば、稼働時間よりは負荷のかかり方に影響を受けます。がんがん使っていようがただつけているだけだろうが2時間で停まるなら、それは熱暴走ではないでしょう。ちなみに熱暴走の場合は、ファンが回りっ放しになってから起こります。」

私「停まる時に使っているアプリケーションや操作に共通性があるかないかも重要な情報。」

私「中国だと、ボットネットも可能性高し。」
全然信用していない。

私「CPUの稼働率も要チェック。」
パフォーマンスの調べ方はどうだったっけかな。XPから離れてはや半年。9x系列で[Ctrl][Alt][Del]は別の結果をもたらすしなぁ。

私「周辺機器を全部外すだけで改善する例もあり。」

私「実はハードディスクの空き容量が不足しているだけだったりして。」
どんなアプリケーションを使って何をしているかわからないけど、作業領域が足りないとか、Meだったらリソース不足とか、とにかく可能性はいろいろ考えられるのよ。

これが午前2時。そのまま放っておいたら、朝9時にメッセージ。

阿「朝、あなたからのチャットを見て驚きました。あなたが最後に書いた、「実はハードディスク空き容量が不足しているだけだったりして」というところ。それそれ、それかも知れません。」
こうやって目先の結論に飛びつくのが素人の悪いところ。むろん勘が的中ということもあるにはあるが、行き当りばったりに思いつきを試していると設定を戻せなくなって行き倒ればったりになる危険がある。可能性を一つずつ潰して行くのが結局は早道なのよ。義経の糊作りと一緒。

既にこの時の私の心理は月をなめるなと言った清水勇希さんに近い状態。ところが

阿「それともう一つ、パソコンが固まる直前に必ずカチッカチッという音がするそうです」

おーまいが。「ピッ」と鳴ったらご用心(これはMacの話だが)が脳裏に浮かぶ。

私「非常に危険な兆候です。ディスク交換がすぐにできないなら、重要なデータだけでもバックアップするようお伝えください。」

たぶん、ことの深刻さは微塵も伝わっていないだろうが、失われるのは私のデータじゃないしぃ。:-p (私も「半径3mの親切な人」なのだろうか)

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2006/10/05

『なぜ伝わらない、その日本語』

日本語と格闘する仕事につきそうなので「電脳日本語論」と併せて購入。

天下の岩波書店刊である。ゆったりとした横組で読みやすい。目次を見ればわかるように事例が具体的で豊富。手軽に参照できるよう要約代わりに書き写しておこう、と思ったら目次は本家に載っていた(アマゾンには目次情報がないので手打ちしたのに...くやしいのはこちらに入力ミスが3つもあったこと)。なお、ここでは省略するが、各項は文例、その問題点、改善例、書き手の心理、類似例という構成で統一されている。

よくまとめられてはいるが、最終章で「大事なのは思いやり」としてしまったのには違和感がある。「心」より「頭」と注釈をつけてはいるものの、誤解を招きやすいと思う。著者が繰り返し分析しているように、わかりにくくなるのは書き手が自己中心的だからだ。そのため往々にして目的を見失ってしまう。それがわかり難さの原因。対する処方箋は相手に伝えるという意志を持ての方が適切だろう。

たとえば禁煙の貼紙に必要なのは、「喫煙者も中毒だから簡単には止められなくて可哀想だね」という思いやりではなく、「お前らは人間のクズだと思っている。現場を押さえたら消火器を噴射するから覚悟しておけ。掃除の費用も請求するからそのつもりでいろ。払わないなら両腎臓を差し押さえるぞ」という、脳が縮んだ喫煙者にも「ここで吸うのはマズい」と思わせる強い強い怒りの表明だ。もちろんテクニカルには喫煙場所を指示した方が守られやすい(「喫煙は地獄の三丁目でどうぞ」)。

ストレートな怒りの表明は格好悪いから、と「煙草を吸っても構いませんが、煙は吐かないでください」なんて書いたところで一酸化炭素で脳がすかすかになった喫煙者に通じるだろうか? そういう自己陶酔を捨てるのが「伝わる日本語」の第一歩であろう。著者もわかっている筈なのに、「思いやり」なんて口にして画竜点睛を欠く感じがしたので敢えて苦言。

相手を中心に書くとは、相手を照準の中心に据えて書くと言うこと。

なお、「なぜ伝わらないのか?」は上記本家にて立ち読み可能(PDF提供)。

***
なぜ伝わらないのか?
伝わらない日本語とは?
伝わらない原因は?
伝わるように書かないのは?

第1章 相手がどんな情報を求めているか?
レストランの開店3周年のあいさつ状
取引先への担当者交代のお知らせ
旅館のアンケートに書く苦情

第2章 相手が何を知っているか?
個人レッスンをお願いするメール
分岐駅のホームの時刻表
分別ゴミ箱の表示

第3章 相手がどんな人であるか?
メールの引用が好きか嫌いか?
専門家か専門家でないか?
日本語がわかるかわからないか?

第4章 相手がどんな返答をするか?
同窓会の相談をするメール
メールの返信先の指定
レストランのお客さまアンケート

第5章 相手がどんな行動をするか?
バザーへの出品を頼むメール
レストランのメニューの名前
講演会会場への交通案内

第6章 相手がどんな気持ちになるか?
出張手続き改善の提案
新規開店のカフェの割引クーポン
地域交流会メーリングリストの口論

第7章 相手に読んでもらう工夫
用件が複数のメール
スポーツクラブの注意書き
文集に載せる文章

第8章 相手に見つけてもらう工夫
メールの件名
ホームページの構成
マニュアルの索引

第9章 相手に誤解を与えない工夫
きちんと読まなくてもわかる工夫
相手の誤解を防ぐ工夫
相手の常識に頼らない工夫

伝わる日本語にするために
大事なのは「思いやり」
会議を知らせるメール
コミュニケーションの時代

あとがき
***

プロのための文章技術ではなく、市井の人が日常的に作成する文章をわかりやすくするための工夫がまとめられている。逆に言えば著者(大学教員)が日常でいかにわかりにくい文章に苦しめられているかがうかがえる(その辺の事情は「幻のあとがき」にも抽象的に書かれている)。

ところで本書の例文には時々やけに具体的なものが登場する。p.13の開店3周年のレストランの所在地は「東京都目黒区自由が丘2-15-29」とある。改良された文例ではURLや電話番号、さらには地図まで。もっともそのURLをブラウザに打ち込んでも「見つかりません」と弾かれる(そもそもwhoisで見ると現段階では未使用)。タウンページで店名を検索しても見つからない。所在地をgoogle mapsで調べたところ、そういう地番は存在しない模様(「2丁目15−10」が表示された)。地図に描かれている場所はどうやら駐車場らしい。しかし電話番号はどうなのだろう。好奇心でかける人もいるだろうに。現在使われていない番号ならば良いけれど(将来使われたら問題にならないか?)。

それと章タイトルの「?」は不要と思う。天下の岩波に逆らうのは勇気がいるが。

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2006/10/02

テーブルの中の見出し

応募した会社の評判を調べていたら批判的な記述を見つけた。ある日記の2005年6月中の「こんな辞令を受けてみたい」。前半は誉めているのだが、最後になってきつい一言。

ところでこの会社ミツエーリンクスの概要を見ると、W3Cの会員なんだね。だけどth要素はご存知ないという・・・。

実際、会社概要のソースを見ると次のようになっている。

<table id="companyInfoTable" cellspacing="0" summary="会社概要">
<tr>
<td class="companyInfoTitle"><h2>商号</h2></td>
<td class="companyInfoDetails">株式会社 ミツエーリンクス</td>
</tr>

確かに商号の所はth要素を使うべき。セルの中に見出しが単独でと言うのも異様に思える。

もっともAnother HTML-lint gatewayにかけると85点で「よくできました」。えっと思って調べると、表組(th,td)は見出しの親要素なのね。

HTMLを厳密にチェックするならW3Cのvalidationサービス。結果は「This Page Is Valid XHTML 1.0 Transitional!」お見事。

ところで、会社概要の右下にWCAG1.0のバナーが貼ってあるけれど、これをクリックしたらvalidationするのかと思いきや...

それは良いけど早く連絡くれないか、と思っていたらメールが届いた。さてさて

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おざなりな交通検問

9月30日まで全国交通安全週間だった。東京都(警視庁)の重点目標は二輪車の交通事故防止。そのせいだろう、先週新宿で二輪を対象にした検問をやっていた。ふと見ると原付の兄さん、半ヘル(保護効果があまり期待できない)ではなくジェットへルなのは感心だが、顎ひもをかけていない。当然指導、と思いきや、警官は免許証を確認しただけで「お通りください」。

おいおい、いくらヘルメットをかぶっていても、事故の際に脱げてしまったら意味ないのよ。顎ひもはきちんと締めましょう。

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