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2006/08/12

今どき表組でレイアウトとは

特技の一つはHTMLの手入力である。だが、職を得るのにそれだけでは学校出のツール使いと勝負にならない。デザインのセンスもないし。

そこでアクセシビリティに目を付けた。若造がシニア向けサイトを作るのは金持ちが天国に入るより難しい。閲覧環境を変えてチェックするという発想もない(人が多い)。

一方こちとら、ブラウザの違いが表示に与える影響については長らく気を遣っていた。前職のクライアントはシニアが多いのでサイト製作にもそれなりに気を遣い、アクセシビリティを意識していた。

そこでアクセシビリティをキーワードに求人をチェックすると、ありました。なんと仕事内容はウェブのチェック。すぐに応募するが例によって音沙汰がない。

待っている間にバイオインパクトという会社のサイトをチェックしてみた。面白そうな会社で求人もしているので内容調査がてらに。

いくつか問題(表組レイアウト、リンク切れ、表記不統一、誤字脱字など)を発見したのでmixi経由でメッセージを送る。それにしてもこういう仕事は性に合っている。

で、先の会社にこのレポートを送ってアピールしようと考えた。が、思い直して当の会社のサイトチェックをする事に。

すると、なんとこちらも表組でレイアウトをしていた。(-"-;

三井英樹によれば表組(table)レイアウトは過去のものだという。


HTMLコーディング界では,「tableレイアウト(tableタグを用いたレイアウト)派」と「CSSレイアウト(CSSを用いたレイアウト)派」とに二分されてしまいました。最近の若い技術者は後者しかわからないというほどで,あたかも旧世代と新世代という様相を呈しています。
Webデザイン エンジニアリング 第19回 リッチなUIにおけるアクセシビリティ

それなのに、できたての会社とウェブのプロと、そろいもそろってtableレイアウトとは。流行りのブログでサイドバーがどう作られているか確認しなされ。

リンク切れやリンク先誤指定など看過できないミスもあったので二度目の状況お伺い(催促)メールに詳細なレポートを添える。もっともJISで表組の要素をレイアウトのために使わない事が望ましいと定められてはいるが、直ちに致命的な障害になるとは限らないので、居丈高な「JIS違反!」は避け、穏便な表現に。全部を作り直すのも大変だろうし。過去の例では担当に伝わらない事もあるので念のため別アドレスにも同報。

すると翌朝、人事担当から「ますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げ」というメール。あらら、薮を突いて蛇を出してしまったか。ちゃんと先に誉めたし、刺激的な文言は推敲で削ったんだけど。まぁ、会社選びも恋人選びもノーと言われたら諦めが肝心。f(^^)

(と、次の会社選定に入っていたら、急転直下「面接においで」という連絡が。恩赦の可否に結論が出るまで処刑は延期せよ、という事か?)



追記


「Webデザイン エンジニアリング」へのリンクを修正しました。

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コメント

Webデザイン エンジニアリング 第19回 リッチなUIにおけるアクセシビリティ

言ってる側からリンク切れですよ(笑)

投稿: ははは | 2006/08/25 00:11

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» 論述試験だった(ウェブの品質管理) [Before C/Anno D]
某社の面接。時間がかかるというので噂にあったSPI( synthetic per [続きを読む]

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