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2006/06/07

閣下、映画をご覧になってのご批判ですか?

CNNに「映画「ホテル・ルワンダ」は誤り、ルワンダ大統領が指摘」という記事があった。

 どこか問題なのかと読んでみると

ホテルが襲撃を受けなかったのは、国連軍がホテルに滞在していたことと、武装勢力側が打ち合わせをしたり、ビールを飲むための場所として確保したかったからだ、と説明

それは映画でも描かれていますね。だれもルセサバギナが武器をもって英雄的に立てこもったなんて言ってない筈ですが。

ホテルに滞在していた人々が助かった理由として、武力勢力側と暫定政府側で話し合いが進んで、ホテル内の人々と、拘束中のフツ族兵士を交換する合意に達していたことを挙げた。

これも映画中で言及されていた筈。だからこそ前線に向けてバスで出発した訳で。

「(1200人以上が助かったのは)ルセサバギナと関係ない」「彼は、偶然にもあの時に、ホテルに居合わせただけで、生き残ったのは虐殺の対象になっていなかったからだ」

まさに「おいおい」です。閣下は映画をご覧になっているのでしょうか? ルセサバギナがホテルの安全をより確保したければツチの避難民を排除したでしょう。「ミル・コリン・ホテルに手を出すな」というビジムング将軍の命令をフツの民兵は目障りに思っていた訳で、家族(妻はツチ)を守るために難民を民兵に差し出してもおかしくない。実際そう要求されていた。でも、彼はそれをしなかった。それが感動を呼んでいる訳なのに、なんという的外れ。

8月にDVDが出るそうなので、映画を見られなかった人はぜひご覧あれ。上映情報は公式サイト参照。

もしかすると「虐殺を止めたのは我がRPFなのに、一民間人ごときがその栄誉を独り占めとはけしからん」と御立腹なのかもしれません。しかし前の記事に書いた通り、映画のRPF(当時の反政府軍)はあたかも正義の味方のように颯爽と現れてフツ民兵を蹴散らしていくんですよ。

(あんたもポール・カガメ大統領の声明を直接確認した訳じゃないだろ、という突っ込みは御容赦。)

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