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2006/06/05

エコカーワールド2006


横浜で開かれたエコカーワールド2006(公式サイト:ボリュームを絞ってからアクセス)に行ってきた。

電気バイク


まず電動二輪車に試乗。ヤマハのEC-02Passol-L

驚くほど静か。エンジンではなくモーター駆動だから当然か。暖機運転はおそらく不要だし、早朝の出発でもご近所に気兼ねは不要だろう。加速は、競走なんてしようとしない限り十分に思えた。原動機付自転車扱いなのでヘルメットは必須だし、飲酒運転は不可だけど、安全のことを思えばそれはやむを得まい。

ただ課題もある。公表されている写真ではわかりにくいけれど、あのペンタゴン部分はえらくスリムなのだ。ニーグリップを効かせにくい。あそこを横から見たイメージ通りにたくましくしてバッテリを大容量にしてくれれば良いのに、と思った(Passol-Lと共通部品にしたせいか!)。また出先で気楽に充電できるなら遠乗りにも心配がなくなる(地図にヤマハショップを書き入れていく?)。

あと、これはEC-02固有の問題ではないが、オートバイの経験しかないので、リアブレーキが左レバーというのがなんとも。試乗の際はかなり慌てた。緊急操作だから、身体をよく慣らす必要がある。

ハイブリッドカー


ハイブリッドカーには2種類あるという。エンジンで発電して駆動はすべてモーターで行うもの(シリーズ式)と、駆動にエンジンとモーターを併用するもの(パラレル式)と。ちなみにディーゼル機関車も同じように複数方式があるという。そうだよね、運転席でクラッチ踏んでるようには見えないものね(昔はあったらしい)。

シリーズ式は構造がシンプル。エンジンを効率よく運転できるので燃費は良いし排ガスの制御も容易の筈。航続距離が長いほかは電気自動車と走行性能は同じだろう。

パラレル式は電気系統に異常が生じてもガソリン車(またはディーゼル車)として走行できるという。おお、それはそうだ。この方式は普通の内燃機関自動車と逆で、高速道路を巡航すると燃費が落ちる(モーターアシストなしで走行するため)。

電気自動車


通常の蓄電池でモーターを回して走るもの。普通自動車タイプではまだ実用化されているとは言いがたい感じ。ほとんどが販売価格未提示の参考出品だし、数少ない価格提示ものは400万円超もするくせに、一充電で150kmしか走れないのではね。また、運転席を覗いた限りでは、エアコンのついているものはなかった。あんなものつけたらアッと言う間にバッテリ上がってしまうだろう。ガソリンストーブ抱えて走るよりはましだけど、風だけというのは。

それと走行時に静かすぎるのも問題。先日テレビで、盲人はすぐそばに来るまで気づかないという実験をしていたが、晴眼者でも後ろから走って来られたらわからないと思う。前側に指向性スピーカーを載せて存在をアピールする音を出す等の工夫が必要だろう。でないと引ったくりに使う悪ガキも出る予感(電動バイクも同じ)。

燃料電池自動車


型式が統一されていないから燃料補給が一本化できない感じ。水素ガスの高圧注入は恐いな。吸着体を使えば低圧でも充填できるかもしれないが、高低両方を用意するのは容易じゃあるまい(間違えたら事故る)。メタノール改質も有力だし。

ガス自動車


LPG(液化石油ガス)車とCNG車(圧縮天然ガス)が出展されていた。LPGは古くからタクシーに普及している。天然ガス車を新たに普及させるメリットは何? 東京ガスの営業車には良いのかな。

DME車


ジメチルエーテルを燃料とする自動車。SOx(亜硫酸ガス等のイオウ酸化物)や煤をまったく出さないといい、NOx(窒素酸化物)の発生も少ないという。ディーゼルエンジンをそのまま使える(燃料供給系等には改造が必要)のも利点。


以上の他に低排出ガス車というものも出展されていた。従来のエンジンや排ガス処理装置の改良の延長と言って良いだろう。目新しさはないが、まだ自動車開発の王道?

総じて問題はインフラをどうするか。まず走行地域の限られた業務用車からの導入となるだろう。それから既存インフラの改良で対応しやすいものが有利かと(その点ではバイオディーゼル燃料は有望だと思う)。

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