業績を上げた個人を高く評価する事は
日経のbpspecial「こんなとき、あなたならどうする?」社員のモチベーション向上の方法にコメントしようと思ったが、もたもたしているうちに閉め切られてしまった。orz
お題は、社員のモチベーションを高めるために業績を上げた者を個人として大きく評価することの是非。
A社長方針は、チームの和を乱すから個人を大きく評価はしない。対するB社長方針は業績を上げた者を評価するのは当然のことである。
(毎度思うけれど一つの会社と考えたら社長が二人いるのって変じゃない? 方針Aと方針Bで十分なような。)
これについての私の考えは
A社長方針では、業績向上の果実が社員に行かないではありませんか!? チーム全体に一律ボーナス? 間接部門がやる気を無くしますよ。もっとも「経営者だけが美味しい目」が一番モチベーションを下げますが。という訳で基本はB社長方針。ただし、その個人が「自分一人の功績」「部署の他の連中は寄生虫」といった勘違いをすればチームは崩壊しかねない。
そこで、表に出ない働きっぷりは人事や上層部よりもチームメンバーやリーダーの方がわかっている筈なので、「使い方は任せるから、メンバー全員に感謝して還元するように」と言い添えれば、より公正な報酬となる。それに現金で一万円もらうより、一万円の食事に招待されて「あなたのおかげ」と言われる方がモチベーションは高まるでしょう(特に地味なプレイヤーの場合。ローンを抱えていれば話は別)。
派閥形成の危険性はあるが、チーム内でいがみ合っていてはチーム全体の生産性が落ちる事は、会社全体の云々よりは感覚的に理解しやすいので、そう極端な事にはならないであろう。いざとなれば
「いざとなれば」の続きがでないままタイムアウトでした。会社の規模とか業種によって様々ですからね、具体的処方は。
| 固定リンク
コメント