岸信介はA級戦犯 ではなかった
お屠蘇で緩んだ頭を引き締めるため少し堅めの雑誌を手にとった。月刊「論座」(2月号)。
巻頭記事が「渡辺恒雄氏が朝日と「共闘」宣言」と刺激的なタイトル。これなら読めそうだ。
読売新聞は昨年6月の社説で、「A級戦犯が合祀されている靖国神社に(首相は)参拝すべきでない」と主張した(p.28)...知らなかった。(少しネットを調べると梯子を外されたといわんばかりの発言が発見できた)
岸信介はA級戦犯ではない(p.35)...エッと思って調べると、確かに戦犯容疑者として拘束はされているが、訴追はされていない。しかしニキサンスケと呼ばれた男に責任がない筈はないし、日本人として戦争責任を追及すれば東京裁判に訴追されていないからといって見逃すわけにはいかないというのだから、あまり重要視する事では無いだろう。ただ不用心に「岸は」とやれば突かれるだろう。用心用心
吉田茂は自衛隊を「戦力なき軍隊」と言っていた(p.36)...これまたエッ。そっか、憲法九条二項が否定するのは「戦力」と「国の交戦権」だから、戦力なき軍隊なら問題ない(ワケネーダロ)。某自衛隊基地のウェブサイトがair base(空軍基地)と書いているのは勇み足でもなんでもなく、政府の公式見解に沿っての事だったのね。
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