2009/06/27

同窓会でビッグイシューを配る(1)

趣旨文が間に合わないので、とりあえずリンク一覧を載せておきます。

公式情報

有限会社ビッグイシュー日本(発行元) http://www.bigissue.jp/latest/index.html

NPO法人ビッグイシュー基金
http://www.bigissue.or.jp/

メール販売
http://www.bigissue.or.jp/order/

IT研修について
http://www.bigissue.or.jp/activity/info_090125.html
http://blog.4en.jp/bigissue/1/article/55/ (細川執筆)
http://blog.4en.jp/bigissue/1/article/74/ (細川執筆)

非公式情報

非公式情報の中に、メール販売のショートカットへの入り口があるとかないとか。

ビッグイシューについて
http://www.geocities.jp/kushidasite/the_big_issue/big_issue.htm

IT研修について
http://ashes.way-nifty.com/bcad/2009/02/it-b772.html (細川執筆)

メール販売について
http://d.hatena.ne.jp/konekoshyoji-kanariya/20090303/p1
http://ashes.way-nifty.com/bcad/2009/03/post-b6b3.html (細川執筆)

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2009/06/23

用語解説:唐茄子屋政談とビッグイシュー

路上脱出ガイドに対して、「ルビを振れば良いってもんじゃねーぞ」と批判しておきながら、我が文を振り返ると、読みや意味が難しい言い回しが結構ある。反省して解説を用意した。まずは唐茄子屋政談とビッグイシューの分。

大店
おおだな
大きな商家。
叔父
おじ
父または母の弟。
お天道様
おてんとうさま
太陽をありがたがって呼ぶ言葉。
割烹
かっぽう
日本料理店。
過渡的
かとてき
変化の途中の一時的な状態。
勘当
かんどう
親子の縁を切ること(親から)。具体的には相続人でなくすこと。
閑話休題
かんわきゅうだい
話を本題に戻す時の決まり文句。「それはさておき」
義人
ぎじん
自分の利害を離れて正義を重んじる人。
侠気
きょうき/おとこぎ
弱いものを助ける心意気。
独楽
こま
コマ。
諭す
さとす
言い聞かす。
市井
しせい
町中(まちなか)。
上出来
じょうでき
できが良いこと。
政談
せいだん
この場合は裁判という意味。大岡政談も同じ。
席亭
せきてい
寄席の主人。この場合は落語会の主催者。
逐電
ちくでん
すばやく姿をくらますこと。逃亡。
天秤棒
てんびんぼう
両端に荷物(を入れるかご)をさげ、肩にかつぐ棒。
唐茄子
とうなす
カボチャのこと。
呑気
のんき
のんびりしている性格。深刻さに気付かない鈍感の意味にも使う。
販売者
はんばいしゃ
ビッグイシュー日本の公式用語では「販売員」ではなくて「販売者」とのこと。
顰蹙
ひんしゅく
眉をひそめること。「顰蹙をかう」は他人から嫌がられること。
褒美
ほうび
悋気
りんき
嫉妬、焼きもちのこと。

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2009/06/22

唐茄子屋政談とビッグイシュー

土曜日は神田の割烹「なにわ」で落語を聴いて来た。演目は「子ほめ」「青菜」「悋気の独楽」「唐茄子屋」。

最後の「唐茄子屋」、正確には「唐茄子屋政談」なのだが、長い話で政談(裁判)まで演らないから「政談」を省くらしい。

道楽が過ぎて勘当された大店の若旦那(正確には「元若旦那」だが「若旦那」で通す)。「米の飯とお天道様は付いて来る」と呑気に構えていたが、金の切れ目が縁の切れ目、頼りにしていた遊び仲間から見放され、あっという間に路上生活。空腹と絶望感から身投げを図ったところを通りがかった男に止められる。それが偶然にも叔父さんで、「お前と分かっていたら止めなかった。早く飛び込め」と突き放されるが泣きついて、という話。wikipediaよりは落語逍遊録に載っている紹介の方が分かりやすい。

で、仕事をして来いと渡されたのがカゴと天秤棒と唐茄子(カボチャ)。稼ぐことの大変さとありがたみを実感させて性根を直そうという叔父心。ところが生まれてこの方箸より重たいものを持ったことがない若旦那、唐茄子の重さと炎暑でふらふらになり、途中で転んで「人殺しぃ」なんて泣き叫ぶ。それを聞いて駆け寄って来た男が侠気のある人で、事情を聞くと近所の連中を呼び集めてカボチャを売ってくれる。

その頼み方がいい。「荷が重くて可哀想だから少し軽くしてやってくれ」。斜に構えた男が「そいつから唐茄子を買う義理なんかない」と言えば、「こいつ(=若旦那)に義理はないだろうが、間に入った俺が頼んでいるんだ」と凄む。男が渋々金を出し「唐茄子はいらない」と行こうとすると「誰が恵んでくれって頼んだ」とカボチャを持たせる。(ここで「いらないと言ってたくせに、大きいのを選ってやがる」とくるから客は笑って緊張がほぐれる)

時間の都合で、礼を言う若旦那が「本気で怒ってくれる叔父さんの言うことを聞けよ」と諭されたところで終わりとなった。顧みれば、他人のために本気で怒ることなど絶えて久しい。「後は本人次第」と突き放してしまうのだ。体のいい責任回避かなぁ。そのくせ、まるっきり無関心という訳ではなく、中途半端に怒るから始末に悪い>自分

この日は午前中に聖橋へ行ってビッグイシュー日本版を買って来た。最新号の表紙が笑福亭鶴瓶なので落語の後の懇親会で使えるかなと思って(結局、福引きの景品にはせず、席亭に「現代の唐茄子です」と差し上げて来た)。聖橋の販売者、小西さんはTokyo FMに出演したこともあり、IT研修の修了生でメール販売をやっている。買った雑誌に挟もうと思って「メール販売宣伝用の名刺もちょうだい」というと「持っていない」という(ぉぃ、制作費が割高な名刺をもらうつもりだから2冊買ったんだぞ)。さらに話している最中にお客さんが現れ、言葉を交わした後に名前を聞かれていたので「じゃあ、普通の名刺をお渡しして」と勧めると「コインロッカーに入れたまま」だと。営業ツールを販売現場に持って来ないでどうする! 思わず説教モードに切り替わり。しかし彼はプレッシャーに弱いタイプ。おそらくパニック10秒前といった状態で、私の言ったことの半分は頭上を通過して行ってしまったことだろう。ただただ怒られたということしか残らなかったかもしれない。可哀想なことをした。

ここを読むかもしれないので再掲しておくと、普通のチラシであれば100枚配って注文が1件あれば上出来中の上出来、ビッグイシューを買ってくれた人の場合はもう少し高い関心を期待できるが、買いに来られる人はメールで注文はしない。だからメール販売の売り上げを増やすにはとにかく説明名刺を配って配って配るしかない。いまから配っておけば夏休みにも帰省先から注文してもらえるかもしれないし、故郷で「こういう雑誌があって、メールで注文できる」と広めてもらえば販売者のいない地域の人から注文が来るかもしれない。(もちろん説教はお客様が帰られてから)

閑話休題。若旦那に代わって唐茄子を売ってくれた男、決して甘やかしているのではない。恵んでやってくれと言ってるんじゃない、買ってやってくれと頼んでいるんだというところなど、ビッグイシューを応援している気持ちとぴったり重なる。もちろんビッグイシューの販売者は道楽が過ぎて勘当された人(ばかり)ではないし、高度経済成長を支えた産業戦士も多数いる。だから単純に重ねて論じれば顰蹙をかうだろう。大事なのは、この世話焼きの兄い(20年前にやはり勘当同然で逐電したことがあるというので厄そこそこ←用法が少々おかしいが、これは先に聴いた「子ほめ」の影響か?)の侠気。困ったらまた来いといい、若旦那が「明日来ます」というと、それは早いと慌てる辺りがリアリティ。余裕があっての援助ではないのだ。余裕があっても毎日毎日唐茄子を食うわけにはいかない(ビッグイシュー読者の間でも「同じ号を複数冊買うことの是非」は結論の出ない問題)。まして勘当された若旦那が二人三人と続けて唐茄子を担いで来たら堪らない。ただ、逆にいえば地域で一人くらいなら面倒を見られる。そういう人がいたらいいなぁという願望の結晶かもしれないが、到達可能な理想像と定めてこの侠気を実践してみるのも悪くない。なにより名前がなく、後に若旦那が奉行から褒美をもらう段になっても再登場はしない(らしい)というところが市井の義人らしくて良い。

問題は、若旦那の場合は勘当が解けるという救済が用意されているが、ビッグイシュー販売者にはそんなものはないこと。これも時おり議論に上がる。ビッグイシュー販売者と言うのは過渡的な存在であるべきであり、一生の仕事にしてはいけないという人がいる一方で、現実にはこれが終の仕事になる可能性の高い人がいる。「卒業」を全員の共通目標にすべきなのか、それともパーマネントジョブの一つとして確立させても良いのだろうか。

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2009/06/14

NPO職員はボランティアじゃない

(毎度思うことだが、ココログのカテゴリーって実に偏っていて、こういう話題は新規に立てるかその他的に扱うかになる。)

とあるNPOの総会に出席した。

あまり乗り気はしなかったけれど、こういう時くらいしか顔を出すことはないし、年会費の徴収もあるので土曜の午後を提供。

順調に議案は可決されて、やれやれというところで一波乱。出席していた職員が、総会参加が業務ならば賃金を支払ってと正論を述べると、古参会員が「職員といえども団体の趣旨に賛同してほしい」と暗に(明に、か)ボランティア参加を要求し、一部理事までが同調する始末。

古くから苦労を重ねて来た人たちの気持ちも分からないではない。でも手弁当どころか持ち出しで草創期を支えて来た人たちの高齢化が進み、次世代への引き継ぎが急務な時期に「あなたたちも私たちのように苦労しなさい」はすべてをブチ壊しにしかねない...

それにああいうヌエ的な状況はよろしくない。万一総会中に、あるいはその行き帰りに事故にあったらどうなるか。職員の業務としての参加であれば労災として補償されるが、ボランティア活動と認定されると労災保険は適用されない。一方、ボランティアにはボランティア保険というものがあるが、これは業務中の職員には適用されない。下手をすると、労基署からはボランティア認定、保険会社からは業務認定されて、どっちももらえないなんてことにならないだろうか。しかも不服を申し立てる場合、「どっちでも良いから通して」は通用しないだろう。労災なら労災をとる方針で臨み、最高裁まで争って負けて、なら最高裁判断に従ってボランティア保険でと思ったら時効成立、なんて泣くに泣けない。いずれにしても解決には時間がかかる。


総会後の交流会では、職員が自己紹介をしながら次々とアンチボランティア論を開陳していた。 呼応する形でこちらは「よそではチャランポランティアやってます」と名乗り上げ。

しかし、懇親会に残って旧知の理事に意見すべきと思いつつも、次の予定があって逃亡。肝心な時に役に立たない私。

で、次の予定ってのが大学院に社会人入学して修士号をとった人の報告会。とてもここでは書くのを憚られるようなアブナイ話を小一時間聞いて、そうそうに懇親会へ流し込む(NPOの方は前年も、その前の年も深夜までぐだぐだ話になっていたので正直なところ敬遠したのだが、こっちのお酒は実に美味しい)。

自走式アルコール燃焼機と化して、いつの間にか帰宅していた。

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2009/05/21

地方都市こそメール販売?

ビッグイシューのメール販売を取り上げたエントリーにコメントをいただいた。

私は基本的にコメントにコメントでは応答しない。誤りの指摘や価値ある情報の付加であればエントリーに反映させてお礼をするけれど、spamコメントであれば通報のうえ削除し、そうでなければ価値を認めないコメントも手つかずで残している。

そして誰が見ても愚劣なものなら晒しものにして他山の石に、叩く必要があるものは別途エントリーを建てて、というのが基本方針。とはいえ、修練中なので口汚い痛罵を並べるエントリーは自制している。それでここで取り上げるコメントがついたエントリーには、もう一つ、これは不快なコメントが付いているが、ヤブ蚊を潰すにロケット弾は使わず、で放置していた。良い機会だから片付けておこう。ビッグイシューの購入は寄付じゃねーぞ、○○○○(←お好みの四文字言葉をどうぞ)。

いかんいかん、単なる黙殺ではなく軽蔑をもって黙殺することを身につけなければ。

閑話休題。

件のエントリーは、電子メールで注文を受けて雑誌ビッグイシューを販売する「メール販売」の仕組みを紹介したもの。後日「補足」で説明したように、公式サイトの説明では不十分だという不満から執筆したものなので、公に書けることは書き尽くしている。それに対して経緯を知っていたら教えてと言われても、これ以上、何をお知りになりたいの?としか返せない。

もっともこういう場合、得てして「敵は本能寺にあり」であることが多い。

「倒れる時も前向きに」を座右の銘候補にしている身としては、良い方向へ話を進めたい。そう思いながら、とりあえず基金にメールを送り、地方の協力者と意思疎通をもっと良くすることを進言してからカップ麺に湯を注ぎ、しばし黙考。

そうだ、この人は広島でもメール販売をしたいのではないだろうか? 考えてみれば、メール販売は機会損失の三重奏が響き渡る地方都市でこそ有効な方法だ。


  1. 販売者が少ない
  2. 人口密度が低い
  3. 交通手段として自家用車がよく使われる

一人の販売者に500人の購読者が付けばアパート入居が可能になる(手取り16万円は、無保険無年金かつ税金未納であることを差し引いても、まず人並みの所得)。広島市は100万都市であり、周辺市町村を含めれば潜在購読者は多数いて、路上脱出支援力はかなりある。しかし何度も書くが雑誌ビッグイシューは路上で販売者と遭遇できなければ買えないのだ。メール販売はその隙間を埋められる。前世紀であればアクセスポイントの少ない地方都市では電子メールを使うのは大変だった。いまでは携帯電話というものがある。

また東京でやっている大掛かりなシステムは戦艦大和の観を呈している。もっと簡便なシステムも可能だと思う。

パソコンを用意できない...携帯電話を使う
顧客個人情報の管理が難しい...営業所止置きサービスを利用すれば住所を知る必要がなくなる
専従の管理者をおくのが難しい...ボランティアグループが協同で管理

もちろん細かいところは実際に即して詰めなければならない。解決する意欲のないものは障害を数限りなく枚挙するけれど、意欲と能力のあるものが臨めば解決は難しくない。東京のメール販売が安定したら(出向くのは無理としても)実現に向けた協力は可能、と表明しておこう。広島以外であっても。

あと、路上生活者=デジタルデバイド/教育からの疎外、と思い込んでいる人も多いと思うが、たしかにそういう例は多いものの、明らかに該当しない人もいるし、派遣切りのあおりを受けた人たちは(社会教育からは疎外されていてサラ金の恐ろしさを知らないなど危うさがあるけれども)携帯電話くらいはなんとか使える。この辺の変化を見落としているのではないだろうか。私が例外的存在しか知らない、という面はあるにしても。

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2009/05/16

企業で自炊は許されるか

自炊と言っても、自分で食事を作ることではない。

池田信夫blog(のコメント)を読んでいて(遅まきながら?)知ったのだが、書籍や雑誌をばらしてスキャニングし、電子ブックを自作することが自炊と称されているらしい。念のためググってみるとwikipediaで取り上げられているだけでなく、まとめサイトすらできていた。由来は2ちゃんねるらしい。

個人で可能になったのはパソコンやスキャナ、ストレージなどの高性能化低価格化の結果であろう。以前、30万画素のデジカメで撮影し、VGA画面で再生してがっかりしたことがある。A4判の雑誌1ページを1画面に収めることができなかったから(収めると字がつぶれる)。そのくせ当時のHDDにとっては侮れないファイルサイズ。

法律的な面で考えると、これは私的使用のための複製に該当するから、「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用する」限りにおいては合法的だ。

また公共図書館(「公衆の利用に供することを目的とする図書館その他の施設で政令で定めるもの」)であれば、非営利の事業として蔵書の電子化を行える(昔からマイクロフィルム化は進められていた)。

問題は企業。ソフトウェアならばバックアップが認められているから、購入物など正当な所有物であればオリジナルを保管することを前提にコピーは可能だ。しかし書籍や雑誌にはバックアップコピーを可とする条文は存在しない。企業内の資料室(図書室)は政令に定める図書館等には該当しないことがほとんどだろう。ましてや総務課の棚においておや。たとえ購入した書籍であっても、それを自炊、つまり自分で電子化することは複製権の侵害、早い話が犯罪になるといわざるを得ない。

書籍だとまだ完全電子化にためらいを覚える人は多いだろう。だが、雑誌や新聞の切り抜きは? オリジナルの切り貼りならば著作権法上なんの問題もない。しかし台紙に貼り付ければ、単純にいって厚さは2倍。ファイリングの基本である「1ファイル1記事」を守れば、たちまち膨大な量になってしまう。しかも検索性は低いから死蔵必至。

余談になるが、時間が経って糊が変色したり劣化したりしたスクラップ(残骸)をみて愕然とした経験を持つ人は結構いると思う。どうもオーソドックスなデンプン糊が一番安定らしい...少なくともゴム糊は激しく劣化した。

気のきいた企業ならば乾式複写(今どき湿式複写なんて役所でも使わないんじゃないだろうか?)、さらには電子化を考えるだろう。場所を取らないから保険を兼ねた社内失業対策としても役に立つ。多くの企業で自炊はされているだろう。

ここでタイトルから離れる。

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「各区」はなんと読む?

先月から疑問に思っていたこと。

各区 (意味はそれぞれの区、たとえば東京都下なら荒川区、板橋区、大田区...)

なんと読むのが「正式」であろうか?

候補は2つ。

かくく
かっく

類語を見ると
 各国 「かっこく」としか読まない
 各人 「かっじん」とは読まない
 各村 「かっそん」とは読まない
 各省 「かっしょう」とは読まない
 各党 「かっとう」とは読まない(もう少し葛藤があっても罰は当たらないぞ>ノーテンキな政党人)
 各方面 「かっほうめん」とは読まない

2字目の読みがKで始まる場合は「っ」になるかと思ったが、そう簡単でもない。
 各県 「かくけん」が主?
 各局 「かっきょく」が主? でも「かくきょく」とも言いそうな。

口語と言うか話し言葉では「っ」の方が言いやすいから「各県」も事実上「かっけん」と発音しているにしても、文字にする場合は「かくけん」が妥当だろう。

各科、各課、各期、各機、各個、各戸...悩ましい例はまだある。

一部で不評ではあるが便利なIM判定法(日本語変換で出てきたら正しい、あるいは広く通用すると判断)を使うと各区は「かっく」有利となる。

とはいえ、IMがまだFEPと呼ばれていた頃、大衆受けを狙って「えっか」で液化と変換しますみたいなのを売りにした製品があった(記憶に間違いがなければその後買収されて、いまはIMEと名前を変えている)から当てにはならない。

何を悩んでいるかと言うと、各区に「かっく」とルビを振ってあるのを見たから。そもそもルビ自体が「むづかしい漢字をやたら使ったために、そこからわき出たボーフラ」(山本有三)的な面を持つのに、気取って使った言葉の読みが誤っていたら目も当てられない。粛々を「せいせい」、脆弱を「きじゃく」、既出を「がいしゅつ」、巣窟を「すくつ」...と読むようなもの。いや、別に各区は難しい言葉ではないけれど。

読みの難しい語にだけルビふるのなら(その語を使う必然性がある限り)合理的だ。「写しん」「せん動」「き業」といった交ぜ書きは正気の沙汰とは思えない。

しかし、さして必要があるとも思えない「各区」にわざわざルビをふる理由があるのだろうか? しかも意味理解のための振仮名だ。「かくく」とすべきではなかっただろうか。

別にポリシーがあって「かっく」と振った訳ではなく、ワープロを使って振仮名をつけた結果だろうとは思う。だが、その無定見さが別のところで恥をさらしているのを見ると、だから総ルビはやめなさいと言ったでしょうとぼやきたくなるのです。

(正確には、先にそのブッ飛びの恥ルビに気付き、ルビ総点検をして「各区」にも引っかかった次第。少なくとも恥ルビだけは増刷分で修正されていることを願う。本物の堤防がアリの穴から崩れることがないことは承知の上で。)

ま、提案通り簡単な言葉に書き換えて、なおかつ総ルビもありえるから、どのみち「かっく」は残ったかもしれない。その場合はこれほど気にはならなかっただろうな。

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2009/05/14

5月の肝機能値

献血の血液検査項目にグリコアルブミンが加わった。これは持続的な血糖値を反映するというので(たぶん)HbA1cと同じ。血糖値が高いと糖分がタンパク質に結合してしまうとかなんとか。

幸いにも標準値16.5%を下回り、要注意とされる15.6%をもクリア。

で、肝心の肝機能値だが、これも標準値以下(γ-GTPはすれすれ)。もっとも肝細胞が壊れきってしまうと ALTなんかは下がると聞いた気もする。あれ、ASTが検査項目からなくなってる。

ALTは27、γ-GTPは62、グリコアルブミンは14.7

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2009/05/13

Excel→PDFの謎

職場で職員(私の立場は二つ下の臨職)から相談を受けた。Excelで画像入りの原稿を作りPDF変換したところ、画像の周りに罫線が出てしまう、と。

オブジェクトのプロパティをいろいろいじってみるが解決できない。「急ぎますか?」と聞くと「午前中に送りたい」と(そのとき10時)。

普段なら「西を向いて念仏を唱えなさい」というところだが、その憂いを含んだ顔にほだされて頑張る気になる。

末席を汚したとはいえ、実験生化学者の端くれ、問題の切り分けに取りかかる。
1)見えている罫線はオブジェクトの囲い線なのか?
 線に色をつけてPDF変換したところ、どうも別の線らしいと分かる。
2)ひょっとして変換ソフトの不具合?
 ググってみたが確証は得られない。

問題のPDFは某社の変換ソフトを使っている。念のため、M社純正のアドインを使ってPDFに変換したところ...罫線は消えていた。というわけでひとまず解決。


しかし末席を汚したとはいえ、実験生化学者の端くれ、これでは満足しない。いろいろと試してみると次のことが分かった。
・M社のアドインを使う場合は罫線は出ない。
・S社の変換ソフトを使う場合、画像をpingやjpgのような形式で貼り付けていれば罫線は出ない(Officeオフジェクトでは罫線が出る)。

したがって解決策も2つ。
・M社のアドインを使ってPDFにする
・画像を貼り付ける際はpingやjpgにする

管理者の了承を得て、共有マシンにM社のアドインをダウンロードしてインストールした(自分のマシンの時は了解なしかよ)。ただ、2つの異なる解決策を提示したことは混乱を招いたようだ。geekは網羅的に知りたがるけれど、その感覚を押し付けてはいけない。

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2009/05/06

検索3位なのに

「ビッグイシュー日本版」に載っている「ビッグイシュー基金通信」(広告扱い)でメール販売が3回にわたって紹介されている。そこに、詳細は「ビッグイシュー メール販売」で検索、とあるのでやってみた。

google で1位はボランティアのブログ。2位が本家で、3位が当ブログの記事。

しかしながら当ブログは3位なのに、検索ワードを調べても「ビッグイシュー」こそ17位に入っているが、「メール販売」は35位。如何に検索されていないかがうかがわれる。

改めてテクノラティなどで調べても、「ビッグイシュー "メール販売"」でヒットするエントリーはきわめて少ない。

検索にヒットしないということは、ネット上では存在しないも同然なのだ。

あろうことか本家は「まず販売者から名刺を受け取って」という、今時どーよ的な展開を図っており、支援者の間には少数ながら疑問の声があがっている。(該当する販売者は都内に6人しかいない)

未販売地域は路上の販売者と競合しない大きくて有望な市場なのだから開拓しない手はない。

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